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日向椎葉の民家(旧椎葉家住宅)

ページ番号:960587916

更新日:2023年5月11日

写真1

国指定重要文化財
日向椎葉の民家(旧椎葉家住宅)
(ひゅうがしいばのみんか・きゅうしいばけじゅうたく)
所在地:日本民家集落博物館(豊中市服部緑地1-2(旧宮崎県東臼杵郡椎葉村高尾))
指定年月日:昭和48年(1973年)2月23日
 宮崎県日向の椎葉村は、飛騨白川村や阿波祖谷村と共に、わが国三大秘境として知られています。昭和34年(1959年)に移築されたこの民家は、急峻な山の斜面に建てられるため、「竿家造り(さおやづくり)」と呼ばれる併列間取りの細長いつくりをしています。奥行きが狭く、「ドジ(土間)」・「ウチネ(茶の間)」・「デイ(下座敷)」・「コザ(上座敷)」の各部屋が一列に並んでいる、山村特有の間取りをしています。一番の上座であるコザには神棚・床があり、肥を手にした者はその日この部屋に入ることができなかったと言われています。デイとウチネにはいろりが切ってあり、家族の者はここで寝ます。これらの各部屋の前面3分の1くらいのところに中仕切をしたウチエンがあり、その外にホカエンが続きます。背後は山腹に接しているため窓のない板壁となり、物入戸棚・神棚などが並べてあります。屋根は下地に筵(むしろ)をかぶせ、この上から茅(かや)で葺(ふ)いています。寄棟(よせむね)の屋根にはウシと呼ぶ自然木の置千木をのせて、棟押えとしています。大家族でもないのにこのような大きな家が建てられたのは、12月の夜、神楽を催すためで、数日前より忌み清められたデイで演じられます。コザは楽人、世話人たちの控室になり、ウチエン、ホカエンには村人が家格の順に座って神楽を楽しみました。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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