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大石塚古墳出土埴輪

ページ番号:549516451

更新日:2023年5月11日

写真

市指定文化財
大石塚古墳出土埴輪
(おおいしづかこふん・しゅつどはにわ)
所在地:大石塚古墳(豊中市岡町北)
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日

 昭和54年(1979年)、大石塚・小石塚古墳の史跡整備事業に先立って、古墳範囲確認調査が実施れました。この調査により、3段築成である大石塚古墳の1段目と2段目のテラス(墳丘の平坦部)には円筒埴輪(えんとうはにわ)が配されていることが明らかになりました。本資料はその2段目テラスに3本セットでめぐらされていたうちの一組です。
 このセットは朝顔形埴輪(あさがおがたはにわ)1点と円筒埴輪2点からなります。朝顔形埴輪は、残存高117cm、底径44.8cm、最大径53.4cmを測り、約16cm間隔で突帯を5段設けています。この突帯間の2段目と4段目には逆三角形の透孔が、さらに壺の上半部を表現している肩部には正置した三角形の透孔を配しています。また、3段目にはヘラ描きの線刻文様がみられます。円筒埴輪は透孔が三角形のものと鍵形のものの2種があり、前者は、推定高約79cm、底径約37cm、口径37.7cmで、6段5突帯となります。後者は推定高約80cm、底径約35cm、口径約35.7cmで、形状は前者とほぼ同じです。
 本資料は大形のもので、埴輪の中でも古相を示し、大石塚古墳の築造年代、いいかえれば桜塚古墳群の初源を考えるうえで重要な遺物といえます。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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