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豊中市 Toyonaka City
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地域自治フォーラム2018を開催しました

更新日:2018年10月10日

平成30年(2018年)9月9日開催「地域自治フォーラム2018」

地域自治フォーラム会場全景
地域自治フォーラム2018

豊中市では、地域自治推進条例に基づき、地域の課題等について住民同士で話し合い、必要な取組みを市と協力して実施する「地域自治」を進めています。
「地域自治」では、次世代の地域活動を担う若い世代の参加促進に取り組んでいますが、現状では「活動への参加が少ない」状況となっています。こうした原因を探り、現在の地域活動を振り返りながら若い世代が気軽に参加できる地域活動を考えることで、多様な主体が参加し、地域コミュニティを活性化するという地域自治の基本理念や原則への理解を深めることを目的に開催しました。

開会

当日は、77人の参加がありました。山口太一市民協働部長のあいさつ後、「基調講演」、「パネルディスカッション」の2部構成で行いました。当日の様子は以下のとおりです。

基調講演「子育て世代の特徴からみた地域活動への参加と担い手としての可能性」

講師:京都市まちづくりアドバイザー・立命館大学大学院 社会学研究科 博士課程 深川光耀さん

アイスブレイクとして、「子育て世代が地域活動に参加しにくい理由」について、参加者全員が2人1組でペアコミュニケーションをした後、京都市や神戸市の事例を紹介しながら、子育て世代を取り巻く環境や地域に対する思い、地域活動に参加しやすいポイント等についてお話頂きました。

 まず、「なぜ子育て世代の参加は大切なのか」について、近年、少子高齢化、人口減少などの社会的変化により、住民生活そのものに関わる課題が増えており、それらの課題解決に向けた取り組みへの担い手不足に加え、共働きの子育て世代の増加や核家族化等の進行により子育て支援に地域で取組む必要性が出てきているなか、子育て世代が地域活動に主体的に関わることで、課題の解決や改善につながることが期待される点があげられました。
次に、神戸市長田区真野地区の住民(30代)アンケートから、「子育て世代が地域活動に参加しない(出来ない)要因」について、地域活動の大切さは認識しているが、多忙さから関われないという声が多く聞かれたことに併せて、子育て世代が関わりやすい地域活動の形態としては、
1.自身の子どもに関する活動
2.子育て期に直面する課題に関するテーマ
3.目的が明確であるもの
4.短期集中完結型
5.同世代の仲間がいる
があげられました。
 そして、福岡県早良区小田部校区の取組みを事例として、子育て世代が関心あるテーマを取り上げるとともに関わり得る環境を整えることが大切であり、その上で、それらの活動を支える地域の仕組みづくりを行うことで、子育て世代が地域活動に参加したり、担い手となったりする可能性がうまれてくるのではないか、としめくくられました。

パネルディスカッション

  • パネリスト

  辻田慈夫さん(刀根山校区地域自治協議会 副会長)
  山下雄治さん(新千里北町地域自治協議会 会長)
  渡邉美代子さん(上野地域連絡会 会長)

  • コーディネーター

  乾亨さん(立命館大学 産業社会学部 教授)

1.取組み発表

刀根山校区地域自治協議会

子育て世代に「地域活動に参加しませんか」と投げかけると「不安」というリアクションが返ってきます。参加すると、自分の時間や子どもとの時間がなくなるし、余計なしがらみがでてくる等、今のライフスタイルが維持できなくなります。一方で、地域自治組織がなくなってしまうと、災害時の助け合いができなくなったり、非行や犯罪が増えるのではないかという不安もあります。
地域活動に全く関心がないわけではありませんが、子育て世代は、仕事や子育てに時間をとられて、「やっぱり無理」となってしまう。では、そもそも地域活動に子育て世代が参加しないことを心配、危惧する必要はあるのかなと思います。
よく地域では子育て世代が地域活動に参加しないことを心配する声を聞きます。しかし、何年後かには現在活躍されている地域リーダーに代わり、われわれ子育て世代が自然に受け継いで地域活動をする時代が来るのではないかと思います。だから、担い手を探している地域団体のみなさんには「ちょっと待って」と言いたいです。それと同時に将来地域を担う子育て世代の皆さんにも、地域活動をすると、メリット(自信をつけることができる、多くの人たちと知り合いになれる、誰かの役に立っているという実感をもてる)があるので、子育てが終わったら一緒に地域活動しましょうと伝えたいです。

新千里北町地域自治協議会

子育てサークル部会を立ち上げた経緯は、北丘校区地域自治検討会のワークショップで、PTA会長から、「地域で子育て世代の団体が孤立していて、他団体との意見交換や課題の共有などができていない。やりたいことができていないので、ぜひ交流の場がほしい」と提案があったことがきっかけです。
以前、小学校の外壁が古くなり、まちが暗いイメージだったので、地域のみんなでペイントをしようというイベントを実施しました。イベントを行うにあたっては、子ども実行委員を募集し、募金チームとスープチームをつくり、子どもたちがそれぞれの役割を担って、考え行動しました。募金チームはイベントにはお金がかかることを理解して募金箱を持って一生懸命募金を集め、スープチームはイベントに協力、応援してもらっている人たちに気持ちを込めてスープを作り配りました。そんな役割を果たした子どもたちは達成感を感じて、イベントに参加する喜びを感じたのではないかと思います。イベントをすると、年々子どもたちの参加が増えています。子どもたちが参加すると保護者も参加し、中には子どもたちに楽しんでもらうために、とお手伝いをしてくれる保護者が出てきています。子どもが地域のイベントに参加することで、子育て世代が地域活動に参加する大きなきっかけになると思います。

上野地域連絡会

上野校区は子どもの数が非常に多く、イベントをすると子どもに加えて、保護者をはじめ地域の方々が多く参加することが特徴です。
新春上野フェスタは子どもたち、地域の人たちにふるさとを感じてもらいたいということで誕生した行事です。阪神淡路大震災の教訓として炊き出し訓練もしていますが、若いお父さんたちの地域デビューの場にもなっています。地域団体のお母さんたちが豚汁を作っており、その姿を見た若いお母さんたちが子どもたちのために伝統行事を引き継いでいこうとする姿勢が見うけられます。また、手作りのお神輿を子どもと保護者が作って地域を巡行する上野祭りやPTAの若い父母もブースを担当する文化祭、年間50回開催している地域子ども教室など子どもと大人の世代間交流が活発に行われています。
上野地域連絡会では15地域団体の役員が、月に一回地域の課題解決に向けて話し合いをしていますが、PTA出身の父母も連絡会に参加してくれ、若い人たちの意見を聞きながら会議を進めています。昨年、子どもを対象にしたアンケートでは95%が「自分が住んでいる町を好き」と回答があったほか、全戸配布したアンケートでは多くの人たちが「治安が良くて安心している」と回答した一方で、「地域の防災が整っていない」との回答もありました。7月に上野地域連絡会が開催したフォーラムでも「防災の取り組みをしてほしい」との声がありました。年に一回の防災訓練では各種団体にそれぞれの役割を担ってもらい、楽しい内容も取り入れている訓練内容になっており、参加者が年々増えています。

パネルディスカッション様子
パネルディスカッション

2.ディスカッション(抜粋)

Q.子育てで忙しい中、なぜ地域諸団体の中核として活動しているのか。
A.地域活動は異なる世代の人たちがたくさんいて、皆さんから優しく持ち上げてもらえたので、何となくその気になったこともあるが、正直断れなかったという理由もある。


Q.地域内で若い世代の人たちはどのように活動に入っていっているのか。
A.地域活動に興味がある人、あまり関心がない人、いろいろな人がいることは、どこの地域も同じ。一人でも多くの参加者が増えるようにPRを上手くすることを心がけていることに加え、公民分館長として、PTA役員の人たちとの関係も大切にしてきた。楽しい行事はたくさんあるが、「地域の役員を担っているため、子どもと参加できない」という若い人からの意見を聞き、みんなで楽しく参加しやすい雰囲気づくりをすると、地域活動に入ってきてくれる若い人は多い。


Q.地域活動はどのくらいの人数で運営しているのか。皆さんの原動力は?しんどくないのか?
A1.地域自治協議会の役員は11人。しんどくないのかと問われると、子どもと過ごす時間が少なくなったり、予定をキャンセルしないといけないことが出てきたりして、しんどさは感じている。
A2.協議会の役員5人でまわしている。私自身も17団体を兼務しているが、その中で、たくさんの人たちとの出会いを通じて学ぶことが多く、大きな収穫だと思っている。
A3.担い手の人数が多いので、活発な動きができている。豊中まつりの時に、大勢の人がいる中で、「子ども教室のおばちゃんや」と子どもから声をかけられ、保護者から「あら、お世話になっています」と言われた時に喜びを感じた。地域が好き、お世話が好き、子どもとの関わりが好き、こんなことの繰り返しでずっとやってこれた。


Q.今後の地域活動の展望や子育て世代への期待
A1.私自身、今すぐ子育て世代に地域活動に参加してもらいたいとは思っていない。自分が地域で中核的な立場でいることで、将来的には地域活動に興味を持ってもらえたり、参加するときに仲間がいないことにならないようにしたい。自分自身が頑張ることで、子育て世代の皆さんにもいつかお手伝いをしてもらえたらと考えている。
A2.新千里北町では、若い人たちが意見を言いやすい場として「CHI-ENサポーター制度」をつくった。協議会の役員や運営委員ではない人も関われる。地域はトップダウンの組織ではない。若い人が提案しやすい環境をつくり、どんな提案も受け入れることが大事であると思う。
A3.地域活動に参加してもらうためには、若い父母の意見をしっかり取り入れていくことが地域諸団体の会議でもうかがえる。地域活動に長い間携わってきた人たち主導ではなく、次世代を担う人たちの意見を大事にすることで、安心、安全で住みやすい街につなげていきたい。

3.乾先生まとめ

パネルディスカッションのまとめとして、次の5点があげられました。

  1. 人と出会い、関係ができることが刺激になり、それが地域活動の原動力になる
  2. リーダーは、出番やきっかけをつくる一方、言われた側は「しょうがない」と思いながらもやってみる
  3. 子どもや若い人がワクワクする魅力的なイベントを展開する
  4. 主体的に関わってもらえるようにする
  5. リーダーは、30代、40代の人はいずれ地域活動に自然に関わるようになると長い目で見ながら地域に馴染んでもらう場をつくる一方で、参加者は、ただ参加するだけではなく、今のうちに地域住民と顔見知りになっておくことで将来、地域活動に関わりやすくなる

そして、

  • 地域のイベントが、行政サービスのように提供されると思われているが、地域でやっていることは自分も一緒になって負担しない限り続かない
  • 子育て世代は時間が無く、大変だからこそ、地域のしがらみに絡まってみることが一つのセーフティーネットになるのではないか
  • 地域自治組織が、様々な団体と対話できる場となっている
  • 自治会加入率に一喜一憂せず、役に立つことや面白いことを提供しているのが自治会であることが見えてくると加入率は増えてくるのではないか

とコメントされました。

参加者アンケート

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お問合せ

市民協働部 コミュニティ政策課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎5階
電話:06-6858-2727
ファクス:06-6846-6003

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