令和元年度 市立豊中病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1692 403 411 728 877 1157 2077 4129 2988 473
当院は地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センターに指定されています。大阪北摂地域の中核病院として、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の医療ニーズにお答えできるよう努めております。当院の特徴としましては、小児病棟・NICU病棟・GCU病棟を有していることから、0~9歳の患者さんが多く入院しております。また、がん・大腸ポリープ・狭心症・脳梗塞などで入院される患者さんが多いことから、70~79歳に患者数のピークがあります。高齢人口の増加に伴い、80歳以上の患者さんも増えてきています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 95 20.46 20.84 36.84 83.66
0400800499x00x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 36 15.28 18.69 30.56 84.44
0400801299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア0 33 6.61 8.53 0.00 45.82
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 9.71 6.64 7.14 52.82
0400800499x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり 26 21.85 21.84 30.77 85.62
最も多かった誤嚥性肺炎について解説いたします。
口腔内の食べ物、飲料、唾液を正しく食道に飲み込む運動を嚥下と呼びます。誤嚥とは、これら口腔内の物を誤って気管に飲み込んでしまうことを指します。誤嚥性肺炎は、誤嚥(物)が原因で起こる肺炎です。高齢者(特に寝たきり)や脳梗塞後遺症などで嚥下障害があり、咳反射の弱い人が、日常的に誤嚥をして発症することが多い病気です。入院後は、まず食事を一旦中止して、抗菌薬、水分、塩分、糖分を点滴で投与して治療します。病状が改善すれば、言語聴覚士や耳鼻科専門医が嚥下機能を評価します。嚥下機能の低下があれば、リハビリを開始して再発を予防します。
内分泌代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 114 13.16 14.74 1.75 68.63
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 副傷病なし 46 4.20 6.24 0.00 57.50
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 13.83 13.41 0.00 57.67
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり85歳未満 20 12.15 12.02 5.00 66.95
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病なし85歳未満 17 12.82 13.72 0.00 54.18
最も多い2型糖尿病について解説いたします。
2型糖尿病は、糖尿病の大部分を占める病型です。年令、罹病期間、肥満度、合併症の有無など、個々の患者さんの病状に応じて治療薬は異なります。入院当初はインスリンを用いて糖毒性(長期の高血糖状態によるインスリン分泌能やインスリン感受性の低下)の解除に努めます。次に、その後もインスリン治療が必要かどうかを検討します。最近、糖尿病の新たな内服薬、注射薬が次々に開発されており、治療選択肢は飛躍的に広がっています。個々の患者さんに応じて柔軟な治療計画を立て、1~2週間の短期入院で糖尿病教育および血糖コントロールを目指します。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 107 4.45 3.34 0.93 74.69
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 40 11.43 9.59 5.00 69.38
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 39 18.23 18.84 12.82 74.95
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 31 9.94 9.11 3.23 39.58
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 24 16.42 14.62 25.00 77.38
呼吸器内科で1番多い入院は肺癌に対し生検を実施する検査入院です。当院では気管支鏡、CTガイド下経皮肺生検を積極的に行っています。2番目に多いのは肺癌に対する化学療法のための入院です。3番目は間質性肺炎で、多くは呼吸不全の状態で入院されます。4番目は自然気胸です。呼吸器外科と連携し、なるべく短期間の入院となるよう心がけています。次いで肺癌末期の緩和目的の入院が続きます。肺癌患者の在院日数はやや長めになっていますが、化学療法レジメンを再検討し前年度より入院期間が短縮しました。肺癌は毎年のように治療法が進歩しています。新しい治療法、ガイドラインに合わせ、その都度化学療法レジメンの変更を行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 128 16.59 15.79 0.00 76.01
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 38 38.55 39.36 5.26 73.68
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 36 40.81 31.30 0.00 69.17
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 35 24.43 20.30 0.00 74.00
130030xx99x00x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 25 11.16 9.76 4.00 79.04
当科は豊中市内において、無菌室8床を備える唯一の施設であり、北摂地区における血液疾患の基幹病院の1つとして多数の症例に対応しています。悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫が多い)には初回化学療法は入院にて施行し、可能な症例では、以後は外来化学療法に移行しています。また再発例にも、新たに化学療法を施行し、再度の完全寛解を目指しています。急性白血病には、無菌室にて強力な多剤併用化学療法を施行しています。また悪性リンパ腫、多発性骨髄腫の適応症例には自家末梢血幹細胞移植を施行しています。骨髄異形成症候群には、ビダーザによる治療を施行しています。
さらに、血液内科の分野では分子標的薬・免疫調節薬などの新薬が次々と開発されていますが、当科でもすみやかに使用できるように対応しています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 97 9.19 11.67 2.06 69.92
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 85 13.19 12.58 14.12 76.82
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 31 12.87 14.23 12.90 71.42
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 30 22.37 20.93 3.33 63.17
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 19 5.37 7.00 0.00 48.63
DPCコードの上から1番目は慢性腎臓病に対する教育・内科的治療の入院で、将来の透析を減らすために積極的に行っている分野です。2番目は名称どおり、腎盂炎や膀胱炎等を内科的に治療したものです。3番目は慢性腎不全に対し透析療法を導入するための入院で例年30-40人ほどおられます。4番目は名称どおりネフローゼ症候群の治療のための入院で、難治性の方が多く、平均在院日数は長くなりがちです。5番目は主に慢性腎炎等に対する腎生検(検査入院)で、当院では火曜に入院して土日に退院することが多いです(検査から引き続き入院治療となった方は除いています)。引き続き、患者さんのニーズに合った医療の提供に努めて参ります。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 77 13.12 16.13 33.77 69.84
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 70 8.31 7.10 1.43 58.74
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 50 16.24 16.16 30.00 74.78
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2なし 40 6.78 6.22 2.50 70.85
010080xx99x001 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし15歳以上 23 12.65 12.00 17.39 49.22
神経内科では24時間体制で脳卒中を初めとする神経救急疾患を受け入れています。
平成30年度同様、脳梗塞が上位を占めています。適応例にはt-PAによる血栓溶解療法や経皮的血栓除去術を行います。脳保護薬(エダラボン)を用いて脳機能障害の改善を図り、早期よりリハビリテーションを行います。急性期治療後も片麻痺等の症状が残っている場合、地域連携パスを利用して回復期リハビリテーション病院へ転院されます。てんかんでの入院はけいれん発作を起こして救急受診されることが多く、症状が安定すれば退院されます。そのため在院日数は比較的短期間となっています。パーキンソン病、多発性硬化症などの神経難病関連の疾患も多く入院されています。病状に応じた薬物治療やリハビリテーションを行い、近隣の専門施設とも連携し、きめ細やかな医療を心がけています。
消化器内科(消化管)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 505 3.13 2.63 0.20 69.95
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 101 7.49 8.27 0.00 73.73
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 98 7.89 7.65 1.02 64.87
060100xx01xx1x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病あり 50 3.22 3.57 0.00 77.84
060035xx99x00x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 49 4.18 7.46 6.12 76.41
当科では、日本消化器内視鏡学会の指導医・専門医および内視鏡技師、看護師によるチーム体制のもと、緊急の内視鏡治療や、消化管腫瘍に対する内視鏡治療を積極的に行っております。前年度と同様に、良性疾患の大腸ポリープに対する治療入院がもっとも多く、その次に、早期胃癌および早期大腸癌といった消化管悪性腫瘍に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜下層剥離術)が2番目と5番目に多い疾患となっています。また、高齢化に伴い、大腸憩室炎や大腸憩室出血といった大腸憩室関連疾患も増加してきており、これら憩室性疾患による入院が3番目に多い疾患となっております。
消化器内科(肝胆膵)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 192 8.86 9.79 0.52 76.64
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 55 11.22 10.25 0.00 74.24
060300xx97100x 肝硬変(胆汁性肝硬変を含む。) その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 11.60 12.74 0.00 67.38
060340xx99x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 48 8.13 9.68 2.08 74.58
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 47 8.15 9.27 4.26 72.89
ほぼすべての肝胆道膵疾患への対応が可能で、地域の急性期中核病院としての役割を担っています。総胆管結石による急性胆管炎に対して、緊急内視鏡下での除石術を多数実施しています。肝胆道膵領域のがんに対しては、消化器内科・外科・放射線科による合同症例検討会を行ない、個々の患者さんに対する最良の治療方針を診療ガイドラインに則して決定しています。消化器内科では肝がんに対する肝動脈塞栓療法・ラジオ波焼灼療法を数多い症例で実施しています。また、肝がん・胆道がん・膵がんに対する抗がん剤治療や内視鏡的ステント留置術にも積極的に取り組んでいます。ウイルス肝炎・肝硬変に対するインターフェロンフリー治療などの抗ウイルス療法の分野でも数多い症例数を積み重ねています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 117 3.27 3.01 5.98 68.10
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 111 20.50 17.71 13.51 83.00
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 110 4.61 4.40 0.91 69.47
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 86 12.64 12.37 4.65 67.74
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 67 3.51 3.15 1.49 69.91
当院は地域の基幹病院として循環器疾患全般に広く対応しています。元々狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患症例が多かったのですが、昨年度は急性心筋梗塞の患者数が例年より増加していました。急性心筋梗塞や不安定狭心症は生命にかかわる疾患であり素早い診断と治療が必要です。当院では24時間体制で循環器疾患の救急患者を受け入れており、昼夜の別なく緊急のカテーテル治療、集中治療を行っています。
最近では高齢化に伴い、心不全の悪化による入院患者が増加しており、昨年度は患者数3位だった「心不全」が本年度は2位にランクされています。心不全症例は平均年齢が高く、他の臓器の障害を合併しておられる方が多いため入院日数が長くなる傾向があります。当院では心不全患者さんに対して多職種による退院前カンファレンスを行い、地域の医療機関や介護施設との綿密な連携を行っています。また、再発を防ぐための外来継続指導や心臓リハビリテーションも充実しており、将来増加すると思われる「心疾患を持った高齢者」を全人的にサポートする仕組みを提供しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 164 4.51 6.19 1.22 1.18
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 128 4.23 6.64 1.56 3.09
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 106 4.24 5.73 1.89 2.86
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 92 4.50 5.69 0.00 3.33
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 91 2.57 3.81 0.00 1.86
全国の他の小児科と同様、入院症例の多くは気道感染症や喘息などの呼吸器疾患です。
当院では少児の入院に際して、患者さんや付き添われるご家族の負担を減らすため、出来るだけ入院期間を短くするよう努めています。
退院後は地元のかかりつけの小児科医と連携して診療を行っていきます。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 137 4.77 4.85 0.00 70.72
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 60 4.60 5.45 0.00 33.22
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 36 1.03 2.81 0.00 3.06
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 33 7.15 9.79 0.00 45.97
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 8.54 8.89 3.85 66.65
成人の鼠径ヘルニアは腹壁構造(筋肉など)が弱っていることが原因であるため、弱った腹壁を人工の組織補強材を用いて補強します。主に全身麻酔下に腹腔鏡手術を行っています。小児の鼠径ヘルニアは日帰り手術で、全身麻酔下に腹腔鏡で観察しながらヘルニア門(穴)の閉鎖をおこなっています。
急性虫垂炎が疑われた場合、軽度の症例は抗生剤による治療を行いますが、それ以外はできるだけ受診当日に手術をおこなう方針としており在院日数も短めです。炎症程度により術後経過が異なり、虫垂周囲膿瘍を伴う重症度が高い症例は入院期間も長くなる傾向があります。腸閉塞の原因は様々ですが、複雑なケースも含まれるため平均在院日数はやや長くなっています。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 71 8.31 10.34 0.00 69.93
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 36 6.50 6.10 0.00 64.28
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 6.48 - -
090010xx99x00x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 8.43 - -
090010xx99x01x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり - - 12.92 - -
術前検査は外来で済まし、大部分の患者さんが手術の前日に入院となります。乳癌のしこりが小さい場合は乳房部部分切除(温存術)に努め、また乳癌の手術時、腋窩リンパ節転移がなさそうな方にはセンチネル(見張り)リンパ節生検を施行し、術中に転移の有無を調べ、転移がない場合は腋窩リンパ節郭清を省略しています。リンパ節郭清を省略できれば創部に留置される(排液チューブ)が早くに抜去でき、腕のむくみなどの後遺症が少なくなります。さらに慎重な術中、術後管理により合併症の発生の抑制を目指しています。以上により術後早期の退院が可能となり、前年と同様、全国平均より短い平均在院日数の短縮を目指しています。乳癌で緩和となった場合はホスピスなどへの転院を勧めています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等21あり 副傷病なし 41 9.83 18.95 2.44 75.22
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 11.13 10.18 0.00 35.70
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 21 6.67 11.51 0.00 70.14
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - 14.98 - -
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成 手術なし 手術・処置等2なし - - 23.38 - -
肺の悪性腫瘍には原発性肺癌と他臓器癌からの転移性肺癌があります。原発性肺癌の多くは処置ありに、転移性肺癌の多くは処置なしにそれぞれ当院では分類されています。当院ではこれらの手術の多くを胸腔鏡を用いておこなっており在院日数も短めです。手術数は合わせて年間60~70件で推移しています。
気胸の手術は、ほぼ全例に胸腔鏡を用いておこなっています。気胸の原因となる嚢胞(ブラ)を切除するだけではなく、医療用組織補強材で肺を被覆することで再発をできるだけ防ぐ工夫をしています。手術適応症例にはできるだけ早期におこなう様にしており、術後は3日前後で退院していただけることが多いです。手術数は、すべての気胸を含むと年間25例前後で推移しています。
胃・食道外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx02x10x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等21あり 副傷病なし 64 17.20 31.48 3.13 73.52
060020xx01x1xx 胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等21あり 11 18.64 36.48 0.00 72.91
060020xx99x6xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり - - 5.86 - -
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし - - 9.34 - -
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし - - 6.39 - -
胃と食道の悪性腫瘍の手術やがん薬物療法の実績が豊富です。胃がんは日本内視鏡外科学会技術認定医による腹腔鏡手術を積極的に導入し、また、昨年度より最新モデルのダビンチXiを用いたロボット支援手術も保険診療で行っています。胃がん手術の約75%が腹腔鏡・ロボット支援手術です。食道がんも胸腔鏡手術で3領域リンパ節郭清を行っています。難治性の胃・食道がんには、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医が在籍し、がん薬物療法と手術とを組み合わせた集学的治療で優れた生存率を達成しています。JCOG胃がんグループなど先進的治療開発組織の班員、メンバーでもあり、先進医療や未承認薬の治験、医師主導臨床試験などの実績も豊富で、標準治療のみならず、最先端の試験治療の選択肢も豊富です。
大腸外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 62 12.21 15.02 1.61 70.23
060035xx0101xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 23 21.13 30.29 13.04 79.87
060040xx02000x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 11.95 15.48 0.00 66.00
060035xx01001x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病あり 15 21.07 22.75 0.00 73.80
060040xx0211xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり 12 30.50 41.00 8.33 73.58
上位5位のDPCには、結腸癌、直腸癌に対する手術が含まれています。当院の大腸外科は専属のスタッフ3名が在籍しており、全員日本内視鏡外科学会の技術認定医(大腸)を取得しています。腹腔鏡手術を積極的に導入しており、安全な手術を心がけて全国平均と比べて短い平均在院日数です。また、退院まで責任を持って治療に当たりますので、転院率は低くなっております。昨年度よりロボット手術を導入しており、スタッフ3名全員が術者の資格を有しており症例を検討した上で安全な手術を心がけています。
肝胆膵外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 123 5.59 7.13 0.81 63.03
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 81 5.14 6.37 0.00 60.62
060050xx02x10x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 手術・処置等21あり 副傷病なし 23 14.30 16.53 4.35 72.70
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 8.19 10.25 0.00 72.38
060340xx99x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 18 8.11 9.68 5.56 75.83
これら上位5位のDPCには、胆石症・胆嚢炎、肝癌(肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌など)、膵頭部領域癌(膵癌、膵嚢胞性疾患、胆管癌、乳頭部癌、十二指腸癌など)に対する手術や処置の際に適応されるDPCが含まれています。すべての術式において全国平均より短い平均在院日数であり、患者さんに安心して手術を受けていただける体制と考えております。我々は術後合併症を減らすことなどにより入院期間のさらなる短縮をめざしております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 94 3.84 5.54 2.13 51.56
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 77 29.13 21.53 75.32 73.19
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 59 31.78 23.56 27.12 75.37
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 55 35.31 25.94 81.82 81.33
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 53 21.62 17.74 0.00 64.55
整形外科では主として外傷と変性疾患を扱っています。人工関節、脊椎手術、骨折の手術では3次元CTを用いた術前計画を行うことにより、正確、安全な手術を目指しています。さらに人工股関節置換術ではナビゲーションシステムを用いることにより、精度の高い手術が可能となっています。また、手関節手術や肩関節手術では積極的に関節鏡を使用し、手術を低侵襲で行うことにより早期の機能回復と入院期間の短縮を目指しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 69 16.26 18.81 69.57 71.19
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 43 9.23 9.67 6.98 76.86
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 6.77 7.34 25.64 73.87
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 34 9.65 11.86 2.94 75.65
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 18.97 20.96 44.83 82.24
SCU病床開設し、脳卒中患者が増加していることから脳出血患者が増加しています。また、高齢化に伴い慢性硬膜下血腫になる方も増えています。高齢者の頭部外傷については、わずかな頭蓋内出血や脳損傷であっても、大きく生活機能が悪化してすぐ回復しないことがあり転院率が25%と比較的高くなっています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 106 3.13 2.78 0.00 71.41
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 8.82 5.34 0.00 77.75
050170xx99100x 閉塞性動脈疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 3.50 3.42 0.00 76.93
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 13 18.62 11.75 7.69 77.69
050163xx9910xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 12 3.00 4.36 0.00 78.33
心臓血管外科領域のうち末梢血管外科領域を専門とする診療科である。主に扱っている疾患としては、下肢静脈瘤、閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤である。低侵襲の血管内治療をスタンダードとすることにより合併症率は低く、ほぼ全例で自宅退院となっている。下肢静脈瘤治療に関しては、より低侵襲な血管内塞栓術(スーパーグルー治療)および若年者に対する日帰り治療を開始した。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 65 11.34 12.55 4.62 70.14
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 36 8.19 7.90 0.00 75.31
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 19 4.79 4.01 0.00 47.16
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 12 8.50 9.00 0.00 59.33
080190xxxxxxxx 脱毛症 10 4.00 3.44 0.00 33.90
当院は急性期およびがん指定病院のため、急性の感染症および手術症例が多いです。また、皮膚科領域の悪性腫瘍手術件数は大阪府下でも上位に位置します。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 225 2.05 2.49 0.00 71.76
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 84 6.15 7.07 1.19 75.20
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 副傷病なし 72 4.86 5.61 0.00 62.72
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援手術) 66 11.88 12.18 0.00 69.03
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 64 5.77 7.25 0.00 73.39
男性の癌のうち罹患率が最も高い前立腺癌は組織針生検で確定診断を行います。当科では1泊2日の入院で安全に実施しています。前立腺限局癌では手術支援ロボットダビンチXiを用いた前立腺全摘除術をほとんどのケースで輸血なしに行っています。膀胱癌に対しては早期なら経尿道的手術で根治可能ですが、進行したケースでは抗がん剤治療を行った後に膀胱を全摘して生命予後の改善を目指します。
腎・尿管結石の中には衝撃波治療で困難なケースが多く、それらについては全身または腰椎麻酔下に尿道、尿管を経由して結石を内視鏡下に確認し、レーザーで砕石しています。
産科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 87 8.94 9.66 0.00 35.10
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 54 18.91 19.06 3.70 32.33
120170xx01x0xx 早産、切迫早産 子宮破裂手術等 手術・処置等2なし 51 23.51 29.08 0.00 32.80
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 46 9.28 9.53 0.00 34.30
120160xx01xxxx 妊娠高血圧症候群関連疾患 子宮破裂手術等 28 10.75 13.87 0.00 35.75
産科は、地域周産期母子医療センターでNICUが併設されているため、周産期管理が必要とされるハイリスク妊娠(早産、切迫早産、妊娠高血圧症候群、前置胎盤などの産科合併症)、子宮内胎児発育遅延、内科疾患の合併症妊娠、多胎妊娠、前回妊娠時に異常のあった方を、近隣の分娩施設より積極的に受け入れております。受け入れた患者様は、入院安静や子宮収縮抑制剤を投与し経過観察を行うことが多くなっています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 74 3.27 4.39 0.00 60.95
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 58 7.28 6.21 0.00 45.12
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 51 9.51 9.71 0.00 49.69
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 46 2.98 3.13 0.00 43.43
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 38 3.47 4.58 0.00 54.79
良性の卵巣腫瘍に対しては、早期社会復帰や美容面からも優れた腹腔鏡手術を積極的に取り入れております。良性の子宮腫瘍とは子宮筋腫や子宮腺筋症の事で、貧血や月経困難症(生理痛)が強く日常生活に支障を来す場合には、まず薬物療法を行います。薬物療法が無効症例や巨大子宮筋腫では手術を行います。当院には、日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医が在籍しており、内視鏡学会の認定研修施設でもあり、症例によって腹腔鏡での子宮全摘術も積極的に行っています。子宮頸・体部の悪性腫瘍とは、主に子宮頸癌・子宮体癌のことで、卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍とは、主に卵巣癌のことです。手術療法以外に化学療法が必要なことがあり、外来化学療法が難しい場合は、入院の上で化学療法を行っています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 212 2.45 2.78 0.00 75.46
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 - - 5.09 - -
白内障手術は、約半数を一泊二日で残り半数を二泊三日で行っております。
全国的には二泊三日で行っている病院が多いですが、当院では近隣の患者さんを中心に一泊二日で行っております。
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 124 7.14 7.80 0.00 17.74
030428xxxxxxxx 突発性難聴 95 7.89 8.93 0.00 60.77
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 68 7.00 6.80 0.00 55.96
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 48 6.40 7.24 0.00 56.10
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞 手術あり 47 1.21 3.16 0.00 3.98
当院耳鼻いんこう科では、入院による手術治療、緊急性のある急性期疾患を中心に行っています。小児の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患児に対し、積極的に口蓋扁桃摘出術およびアデノイド切除術を行っています。アデノイド切除は内視鏡下にマイクロデブリッダーを用いることにより安全で正確に行っています。突発性難聴難治例にはステロイド治療に加え脱線維素原療法も行っています。慢性副鼻腔炎や頭頸部良性腫瘍の手術は約1週間の短期入院で行っています。滲出性中耳炎、反復性中耳炎に対する鼓膜換気チューブ挿入術は、日帰り全身麻酔による手術を行っており、患児家族の負担軽減に努めています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 133 22 32 86 23 20 1 8
大腸癌 40 49 87 45 82 17 1 8
乳癌 49 43 11 4 6 8 1 8
肺癌 43 13 34 129 124 27 1 8
肝癌 18 15 15 7 13 100 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本人は生涯で2人に1人が癌がんに罹患し、3人に1人が癌で命を失います。つまり、癌はとても身近な病気です。特に頻度が高い癌として、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の5つを五大癌とよびます。当院は、阪大病院とともに、豊能二次医療圏(豊中市、吹田市、箕面市、池田市、豊能町、能勢町)において厚生労働省が指定するがん診療連携拠点病院であり、五大癌以外も含めて年間約2,000人の新規癌患者さんの診療を行っています。手術、抗がん剤治療、放射線治療、緩和ケア、がん相談支援センターなど癌診療に関わる専門スタッフの配置、高度専門医療機器の配備や診療体制、診療実績などに関して、厚生労働省指定がん診療連携拠点病院に求められている厳しい指定要件をクリアし続けています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 52 7.79 51.50
中等症 101 11.54 76.70
重症 19 23.68 82.95
超重症 - - -
不明 - - -
成人市中肺炎は普段の生活の中で発症した肺炎です。飲食物等の誤嚥による肺炎は集計の対象外となります。内科疾患の中でも入院患者数が多い疾患です。患者数は当院では中等症が一番多く、重症度が高くなるほど、平均年齢・在院日数は上昇します。入院時に積極的に原因検索(喀痰検査、血清学的検査、尿中抗原検査等)を行い、早期にリハビリを導入することで治療効果の向上、入院期間の短縮を目指しています。抗菌薬適正使用支援チームが発足し、抗菌薬の適正使用を推進しています。また、他の病院と提携し、肺炎は改善したが自宅に戻るためにはもう少しリハビリを続けた方がいい場合には、直接自宅に帰るのではなく、転院した上でリハビリを継続し自宅退院を目指すルートも用意しております。前年度に比べ軽症・中等症の在院日数は減少しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 399 21.73 77.11 46.67
その他 51 16.65 74.43 5.33
脳卒中センターでは、脳神経外科・神経内科医が24時間体制で診療にあたっており、超急性期脳梗塞に対するt-PAによる血栓溶解療法、経皮的血栓除去術は年々増加しています。2019年7月からは脳卒中患者の受入体制・診療体制を強化するために、脳卒中専門病床(SCU)が開設され、さらに救急外来および入院患者数は増加しております。看護やリハビリも充実し、再発予防、回復をめざしています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 155 0.92 2.30 0.00 54.50
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 60 0.30 3.62 0.00 33.83
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 33 0.48 6.48 0.00 43.73
K6335 鼠径ヘルニア手術 23 0.91 3.22 0.00 74.39
K7161 小腸切除術(悪性腫瘍手術以外の切除術) 15 2.87 27.53 6.67 75.27
成人の鼠径ヘルニアは腹壁構造(筋肉など)が弱っていることが原因であるため、その弱った腹壁を人工の組織補強材を用いて補強します。ほとんどは全身麻酔下に腹腔鏡手術を行っています。両側という名称に分類されていますが、症状のある片側のみの手術がほとんどです。前日に入院していただき、手術後3日前後で退院されています。
急性虫垂炎はできるだけ受診当日に手術をおこなう方針としています。手術は重症度により術式や術後経過が異なり、虫垂周囲膿瘍を伴わない比較的軽症の症例には全身麻酔下での腹腔鏡手術を行う事が多くなっています。膿瘍を伴う重症度が高い症例は、腸切除などに備えて全身麻酔下で開腹することもあり、創部感染などで入院期間も長くなる傾向があります。
小腸切除を行うに至る病状は様々で、複雑な場合も含まれますので平均術後日数は長くなっています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 37 1.00 5.41 0.00 72.24
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 36 1.00 4.50 0.00 64.28
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 22 1.00 7.55 0.00 70.50
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
K4766 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する) - - - - -
可能な限り術前検査は外来で済まし、大部分の患者さんが手術の前日に入院になりました。乳癌のしこりが小さい場合は乳房部部分切除(温存術)に努め、また乳癌の手術時、腋窩リンパ節転移がなさそうな方にはセンチネル(見張り)リンパ節生検を施行し、術中に転移の有無を調べ、転移がない場合は腋窩リンパ節郭清を省略しています。リンパ節郭清を省略できれば創部に留置される(排液チューブ)が早くに抜去でき、腕のむくみなどの後遺症が少なくなります。さらに慎重な術中、術後管理により合併症の発生の抑制を目指しています。以上により術後早期の退院が可能となりますが、腋窩リンパ節郭清を伴う場合は術後日数が長くなる傾向がありますので、術後入院日数の短縮に向け術後リハビリの工夫に取り組んでいます。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 29 1.14 7.76 3.45 73.55
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 27 6.52 3.70 0.00 34.70
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 20 1.10 5.50 0.00 71.00
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) - - - - -
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 - - - - -
肺の悪性腫瘍には原発性肺癌と他臓器癌からの転移性肺癌があります。原発性肺癌の標準手術は肺葉切除ですが、癌の進行度や残存肺機能を考慮して区域切除や部分切除をといった肺温存手術もおこなっています。転移性肺癌の標準手術は部分切除です。当院ではこれらの手術の多くは胸腔鏡を用いておこなっています。多くの患者様には手術前日に入院していただき、肺葉切除、区域切除では術後約1週間、部分切除では術後3〜4日で退院していただくことが多いです。手術数は合わせて年間60~70件で推移しています。
自然気胸の手術は、ほぼ全例胸腔鏡を用いておこなっています。気胸の原因となる嚢胞(ブラ)を切除するだけではなく、医療用組織補強材で肺を被覆することで再発をできるだけ防ぐ工夫をしています。手術適応症例にはできるだけ早期におこなう様にしており、術後は3日前後で退院していただけることが多いです。手術数は、すべての気胸を含むと年間25例前後で推移しています。
胃・食道外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K655-22 腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) 54 2.50 13.96 5.56 75.43
K655-52 腹腔鏡下噴門側胃切除術(悪性腫瘍切除術) - - - - -
K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術) - - - - -
K6572 胃全摘術(悪性腫瘍手術) - - - - -
K654-31 腹腔鏡下胃局所切除術(内視鏡処置を併施) - - - - -
4名のスタッフで担当し日本内視鏡学会技術認定医(胃)、日本臨床腫瘍学会専門医が在籍していますので、質の高い胃がん、食道がんの手術、がん薬物療法、あるいは、その両方を組み合わせた集学的治療を行っています。胃がん手術に関しては、2019年度より、最新モデルのダビンチXiシステムを用いたロボット支援手術を開始しました。腹腔鏡手術やロボット支援手術は創(キズ)が小さく、術後の回復が早いというメリットがあります。その結果、全国平均と比較して、かなり、術後の入院期間が短くなっています。質の高い手術の技術力やがん薬物療法との組み合わせにより緻密な治療計画を立て、わかりやすい説明を心がけ、患者さんの十分なご理解とご納得をいただくことを大切にしています。
大腸外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 97 4.03 10.84 3.09 71.92
K740-21 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) 34 3.85 13.12 5.88 71.79
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 26 2.73 17.15 3.85 72.65
K719-21 腹腔鏡下結腸切除術(小範囲切除、結腸半側切除) 19 5.00 11.68 10.53 68.11
K7322 人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴う) 15 1.47 9.27 0.00 68.87
当院は、大腸外科専属のスタッフ3名で手術を担当し責任を持って入院患者さんを管理しています。患者さんの平均年齢は高くなっていますが重篤な合併症を未然に防ぐことにより、平均在院日数に関して、全国平均と比べて短い日数となっています。腹腔鏡下手術を積極的に導入しており、低侵襲化を心がけています。昨年度からは単孔式手術やロボット手術の導入などにより、さらなる入院期間の短縮に取り組みたいと思っています。当院の問題点としては、術前在院日数が長いことです。これに関しては、看護部等とも相談の上、出来るだけ短縮できるよう検討しています。
肝胆膵外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 233 1.90 3.94 2.15 63.90
K695-21 腹腔鏡下肝切除術(部分切除) 16 2.25 8.88 6.25 70.50
K7032 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合) - - - - -
K6951 肝切除術(部分切除) - - - - -
K6955 肝切除術(2区域切除) - - - - -
これら上位5位の手術には胆石症・胆嚢炎、肝癌(肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌など)、膵頭部領域癌(膵癌、膵嚢胞性疾患、胆管癌、乳頭部癌、十二指腸癌など)に対する手術が含まれています。当院では、今回上位5位には含まれなかった手術(肝内結石症、総胆管結石症、膵・胆管合流異常症、脾臓疾患)も行っています。いずれの手術においても、術前・術後の入院期間を短縮させるよう、術前検査の効率化や術後合併症の低減に取り組んでいます。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 151 2.85 27.46 49.01 74.28
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 105 1.83 8.32 3.81 57.45
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 78 4.27 21.60 41.03 68.46
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 41 1.15 20.44 0.00 64.80
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 41 4.22 17.34 19.51 72.83
整形外科では主として外傷と変性疾患を扱っています。人工関節、脊椎手術、骨折の手術では3次元CTを用いた術前計画を行うことにより、正確、安全な手術を目指しています。さらに人工股関節置換術ではナビゲーションシステムを用いることにより、精度の高い手術が可能となっています。また、手関節手術や肩関節手術では積極的に関節鏡を使用し、手術を低侵襲で行うことにより早期の機能回復と入院期間の短縮を目指しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 76 0.80 10.68 10.53 76.51
K1781 脳血管内手術(1箇所) 23 2.22 25.83 47.83 66.91
K1742 水頭症手術(シャント手術) 18 5.28 23.17 38.89 73.56
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 17 5.59 28.71 11.76 67.88
K164-5 内視鏡下脳内血腫除去術 15 2.47 27.53 93.33 70.73
高齢化に伴い慢性硬膜下血腫となり手術が必要な方が増えています。
脳血管内手術は主に脳動脈瘤や脳動静脈奇形の塞栓術ですが、当院でのSCU病床開設にともなって、増加しています。水頭症手術は、正常圧水頭症の診療に力を入れており、手術数が多くなっています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 100 1.00 1.14 0.00 71.26
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 30 2.43 5.43 6.67 76.57
K5612ロ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(腹部大動脈) 18 5.11 14.17 11.11 78.22
K6082 動脈塞栓除去術(その他のもの(観血的なもの)) - - - - -
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -
最先端のカテーテルを用いた血管内治療に主眼をおいており、下肢静脈瘤についてはラジオ波治療、閉塞性動脈硬化症についてはカテーテル治療、腹部大動脈瘤についてはステントグラフト治療がメインとなっています。本年度より下肢静脈瘤に対するより低侵襲な血管内塞栓術(スーパーグルー治療)を開始しました。若年で合併症のない下肢静脈瘤の患者さんに対しては日帰り手術もおこなっています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 33 1.03 4.97 0.00 74.42
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 14 1.86 6.79 0.00 56.79
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) 11 1.00 2.36 0.00 38.18
K0152 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25〜100cm2未満) 11 1.00 8.45 0.00 70.91
K013-22 全層植皮術(25cm2以上100cm2未満) - - - - -
がん指定病院のため悪性腫瘍の手術症例数が多いです。入院症例と同様に皮膚科領域の悪性腫瘍手術件数は大阪府下でも上位に位置します。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 151 1.47 3.97 1.32 74.63
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 71 1.04 2.66 0.00 62.34
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ロボット支援手術) 67 1.03 9.96 0.00 69.00
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 55 1.27 5.80 0.00 75.05
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 50 3.92 10.68 8.00 74.14
膀胱癌手術には生理食塩水を使用したバイポーラー経尿道的手術を採用し、合併症の軽減を図りながら毎年150-180例に実施しています。レーザーによる尿路結石治療には先端4mm程度の極細軟性または硬性尿管鏡を用いて尿管・腎への負担を軽減しています。前立腺がんのダビンチ手術は導入後250例を超えましたが、輸血症例は1例のみで、尿失禁も開腹手術に比べより早期に改善します。当科での前立腺肥大症手術のほとんどはレーザー使用の前立腺核出手術で、出血は極めて少なく、早期の尿道カテーテル抜去が可能です。結石の落下や癌の浸潤などで尿管が閉塞し腎不全や腎盂腎炎となったケースでは内視鏡を用いて尿管内腔にステントとよばれる直径2㎜程度のチューブを留置して尿の排出を促します。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 140 6.06 7.86 1.43 34.06
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 103 2.84 7.03 0.00 34.78
K9091ロ 流産手術(妊娠11週までの場合)(その他のもの) 25 0.68 1.04 0.00 35.96
K907 胎児外回転術 - - - - -
K909-2 子宮内容除去術(不全流産) - - - - -
帝王切開術は、予定で行われる選択帝王切開と、状態の急変により緊急で行われる緊急帝王切開があります。当院は、地域周産期母子医療センターであり、産科医、小児科医、麻酔科医が24時間常駐し、いつでも緊急事態に対応できる体制を整えております。前年度は262例でしたが、今年度は243例でした。流産手術は、安全に留意し術前日入院し頸管拡張後、静脈麻酔下で行い術翌日退院となっております。骨盤位に対しては患者様の同意を得た上で、外回転術を行っております。流早産の原因となる子宮頚管無力症に対して子宮頚管縫縮術を施行しております。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 68 1.25 6.84 1.47 44.18
K877 子宮全摘術 61 1.26 8.28 1.64 50.62
K861 子宮内膜掻爬術 49 0.94 1.53 0.00 49.90
K867 子宮頸部(腟部)切除術 49 0.96 1.02 0.00 43.53
K872-3 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 36 1.08 1.00 0.00 46.33
子宮附属器腫瘍すなわち卵巣腫瘍では、まず画像診断や血液検査で良性悪性を鑑別します。良性腫瘍と判断される場合には、主に腹腔鏡を取り入れた手術を行っています。開腹に比べ腹腔鏡での手術は入院日数が短く早期社会復帰が可能です。前年度の73例、今年度68例でした。
子宮癌には子宮頸癌と子宮体癌があり、ともに外来で細胞診や組織診を行います。外来検査で初期子宮頸癌や子宮頸部前癌病変を疑うとき、子宮体癌を疑う時には、精密検査として子宮頸部(腟部)切除術や子宮内膜掻爬術を行います。良性の子宮腫瘍に対しては子宮全摘術を行いますが、子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープには子宮鏡下切除術を積極的に行っています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 215 0.45 1.02 0.00 75.51
白内障手術は、正式には水晶体再建術と呼ばれます。術翌日には無事退院となります。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 140 0.94 5.47 0.00 17.77
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 52 0.54 0.40 0.00 5.69
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 46 1.00 5.00 0.00 52.17
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 21 1.00 5.00 0.00 57.14
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 19 1.00 5.16 0.00 58.95
当院では主に耳鼻咽喉科領域の良性疾患の手術を行っています。口蓋扁桃摘出術、内視鏡下鼻・副鼻腔手術、耳下腺腫瘍などの頭頚部良性腫瘍の手術は全身麻酔で行っており、約1週間の入院が必要です。滲出性中耳炎、反復性中耳炎に対する鼓膜換気チューブ挿入術は、日帰り全身麻酔による手術を行っており、患児家族の負担軽減に努めています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 18 28.83 28.44 0.00 75.61
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植の場合) - - - - -
K516 気管支瘻閉鎖術 - - - - -
抗悪性腫瘍剤動注、静注又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置について解説します。
血液内科では、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの症例に、抗癌剤を投与する機会が多くあります。また、これらの疾患や骨髄異形成症候群の症例には、よく輸血療法も必要になります。通常は、末梢の静脈から施行するのですが、血管が細くて脆弱な症例では、確実な投与が困難です。抗癌剤は、血管外に漏出すると、組織障害を引き起こしますので、安全な投与経路が必要になります。そこで、末梢静脈からの経路が困難な場合には、鎖骨下静脈や内頚静脈などからカテーテルを留置しておいて、必要時に抗癌剤投与や輸血を安全に施行しています。
消化器内科(消化管)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 583 1.69 1.64 0.34 71.41
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 105 1.03 5.50 0.00 73.77
K654 内視鏡的消化管止血術 67 1.73 10.73 8.96 74.37
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 62 1.06 1.29 0.00 68.76
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 33 3.73 8.24 3.03 66.94
当科では、良性および悪性の消化管腫瘍に対して、積極的に内視鏡治療を行なっております。このなかでも、前年度と同様に、大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ粘膜切除術がもっとも多く(2cm以上の大腸ポリープに対する内視鏡手術は4番目に多い)、早期胃癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が、その次に多い内視鏡治療となっております。さらに、消化器疾患の救急患者さんの受け入れても積極的に行っているため、消化管出血に対する内視鏡的消化管止血術が3番目に多い手術件数となっております。また、多くの肝疾患患者さんも紹介をいただいており、肝疾患診療にも力をいれております。このため肝疾患に合併する食道・胃静脈瘤に対しても内視鏡治療を積極的に取り組んでおり、内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術が5番目に多い内視鏡手術となっております。
消化器内科(肝胆膵)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 157 4.59 9.57 3.82 76.92
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 66 1.58 9.00 0.00 74.32
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 54 3.22 7.19 9.26 71.28
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 51 4.10 14.35 0.00 73.80
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 36 1.56 4.72 0.00 76.50
内視鏡的胆道・膵管ステント留置術は、悪性腫瘍などによる胆道・膵管閉塞や狭窄に対して施行される黄疸を軽減させる処置で、これを施行した上で、悪性腫瘍などに対する抗がん剤治療などがなされます。乳頭切開術は総胆管結石の排石を目的に行なわれ、症例によってはワイヤーで結石を砕くことも行ないます。いずれも緊急性を要する事が多く、当院では原則24時間体制で対応しています。肝臓がんに対する選択的動脈化学塞栓術(TACE)は、がんを栄養している血管を塞いでしまう物質と抗癌剤を注入して行なう治療法で、当院では数多い症例を経験しております。また肝硬変による、胃静脈瘤や肝性脳症に対して適応のある患者さんでは血管閉塞術(BRTO)を実施しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 102 2.16 3.67 2.94 69.73
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 55 0.00 14.22 10.91 68.00
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 49 5.94 9.92 8.16 81.73
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 41 0.12 8.61 2.44 68.24
K597-3 植込型心電図記録計移植術 17 3.12 1.35 0.00 74.47
循環器内科の手術は狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患に対するPCI治療(経皮的冠動脈ステント留置術)が主体となります。当院ではこのステント留置術を年間200件前後施行しています。PCI治療はカテーテルと呼ばれる細い管を主として手首の動脈から挿入し、心臓の血管(冠動脈)と直結させます。この管を通じてステントと呼ばれる金属製のコイルを冠動脈内の詰まったところへ置き広げ、血液の良好な流れを回復します。急性心筋梗塞では閉塞した血管を広げて血液の流れを再開するまでの時間が短いほど予後が良好とされるため、来院されてから治療終了まで90分以内を目標としています。当院では24時間体制で緊急のカテーテル検査治療が可能で、7割以上の方がこの時間内に血液の流れを回復することに成功しています。またカテーテル治療に際しては血管内超音波検査(IVUS)や、光干渉断層法検査(OFDI)と呼ばれる最新の画像診断を駆使し、安全で質の高い手術を行っています。
また、最近は徐脈性心疾患に対する新規ペースメーカー植え込み件数が増加しています。(今年度3位)ペースメーカーは脈が遅くなり、止まってしまう不整脈に対して機械で補助を行う治療法ですが、意識消失など重篤な症状がみられる場合は緊急的な植え込み処置が必要となります。このような症例に対しても当院は24時間対応しています。
この他、動悸や意識消失の症状がありながら、原因がわからない方には「植え込み型心電図記録計移植術」が行われるようになりました。前胸部の皮下に小さな機械を植え込み、あたかもドライブレコーダーの様に心臓の拍動の様子を常時記録して不整脈を検出する新兵器で治療方針を決定するのに役立つ検査法です。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 14 0.00 41.93 14.29 0.00
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 12 0.00 28.67 33.33 0.00
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
K403-23 嚥下機能手術(喉頭気管分離術) - - - - -
帝王切開、経腟分娩とも、ハイリスク分娩の際には必ず小児科医が立ち会うことにしています。立ち会う小児科医、助産師は新生児蘇生法講習会を受講することで、蘇生の質を担保しています。
気管切開で誤嚥の多い小児患者さまに対しては、当院耳鼻咽喉科のスタッフの協力のもとで喉頭気管分離術を行うなど、小児在宅患者さまの健康や生活の質の向上に努めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 1 0.01
異なる 18 0.12
180010 敗血症 同一 10 0.07
異なる 30 0.20
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.01
異なる 4 0.03
180040 手術・処置等の合併症 同一 43 0.29
異なる 13 0.09
播種性血管内症候群、敗血症、真菌感染症は症状の重症化に伴い発症します。手術・処置等による合併症も含め、これらの傷病の発生率を低く抑えることに努めています。
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、様々な基礎疾患に合併して全身の血管内に微小血栓が多発して臓器障害が起こる病態です。基礎疾患には、敗血症、悪性腫瘍、急性白血病、妊娠・出産時などがあります。DICは命にかかわる疾患であり、早期の診断加療が必要です。DICの治療は基礎疾患の治療を最優先とし、併せて抗凝固薬による治療を行います。
敗血症とは、血液に細菌が入り、感染によって重篤な組織障害や臓器障害が引き起こされる全身性炎症反応症候群のことです。敗血症は、早急な診断加療が必要で、抗生剤の投与や、場合によっては外科的治療も必要です。
手術・処置に際しては、術後出血や術後感染症などの合併症が起こることがあります。
入院契機と「同一」とは、当該傷病名の治療を目的として入院したこと示しています。また、「異なる」とは、当該傷病名とは異なる傷病の治療を目的として入院したことを示しています。
更新履歴
令和2年9月30日
令和元年度の病院指標に更新
令和元年9月26日
平成30年度の病院指標に更新
平成30年9月27日
平成29年度の病院指標に更新
平成29年9月27日
平成28年度の病院指標に更新
平成28年9月28日
平成27年度の病院指標ページを公開