資料11は、市有施設等の建設時における当事者参画についてです。
当事者参画の背景として、市有施設等がバリアフリー法や
大阪府福祉のまちづくり条例などの法令基準を満たしていても、
実際に当事者の方が利用すると不便な設備や管理運営手法により円滑に利用できないことがあります。
今回の当事者参画では、施設の建設・大規模改修時には事前に当事者の意見を聞き、
「望ましい整備」を設計・施工段階から反映し、市民にとってより利用しやすい整備を進めることを目的としています。
意義としては、基準以上のユニバーサルデザイン化を指向した整備、法令基準と当事者の「使い勝手」の間に生じる乖離を確認、
早い段階からの当事者参画による手戻りが少ない効率的な整備、
参画を通じた地域におけるバリアフリー推進の人材育成、
多様な当事者の異なる意見、対峙する意見を解決する課題を明確化としています。
仕組みづくりのための課題の整理として、当システムの位置付け、対象となる施設及び規模、
意見を聴く対象者と実施時期、意見の反映と蓄積、現行のバリアフリーチェックシステムとの区別などが挙げられます。