資料9は、バリアフリーチェックシステム実績報告についてです。 安全で利用しやすい障害者用施設を設置するため、ガイドラインなどの基準にない細部の仕様を決定する必要がある場合、 事業者が障害のある人のチェックを受け、その意見を参考として工事を実施することを目的としたシステムであり、 子育てバリアフリーの視点でも利用者の意見を聞くことができるようバリアフリーチェックシステムの拡充について昨年度から検討を開始しています。 令和4年度では、バリアフリーマップ(素案)のチェック及びテキスト版作成に関する意見聴取についてチェックシステムを活用し、調査・検討を行いました。 主な意見として、細い道、広い道、危険な道路、利用しやすいスーパーマーケットや商店街、トイレ、公園、災害避難場所、医院等生活に欠かすことが出来ない場所を記載してください。 全世帯に配布してください。無理な場合、関係団体、関係機関、希望者に配布してください。 マークの色味やデザインなどページ毎や地区毎に異なることがないよう統一されたい。 二次元バーコードは、切り欠き加工など視覚障害のある人がわかりやすくなると良い。 地域外の情報発信が課題であり、デジタル版では、レイヤーで連携するなど検討されたい。 乗合タクシーはセダンタイプのため、車椅子は乗ることができないという掲載がいる。 地区毎に特徴が違うため、統一感は残しつつ、その地区の利用者や事業所の意見を聞く。全体的に字が小さく見えにくく、1ページに情報が多すぎる。 テキスト版で作成されることは良い。 字が読めない方の為に音声版やアプリ読み上げもあると外国の方にも判りやすい。 実際にマップを使用してみてどうだったかという検証をしてみてもいいのかなと思います。といった意見があがりました。 経路情報について、坂道や勾配の情報は気になるので掲載してもらえるとありがたい。 勾配の何%のイメージがつきにくい。知識もないので、写真などがあるとわかりやすい。 バリアフリーだけなく、不便な場所や危険な道路なども一部情報があるとよい。 当事者の方に、危険な箇所のほか『おすすめの道』なども聞けばいいと思いました。 視覚障害のある人は、足裏または白杖の先で点字ブロックや路面を頼りに、周囲の小さな音や風の薫りを感じながら目的地を目指します。誘導音や点字ブロックなど聴覚・触覚の感覚を生かせる誘導をお願いします。 施設情報について、案内所やガイドなどの情報を精神障害のある人にも向けた文章にしてほしい。 手話対応や筆談対応のピクトを表紙や中身でも追加してください。 聴覚障害のある人向けの情報である光警報設備や字幕表示ありなどの情報がほしい。 実際の建物やトイレの写真が載ってあったのでとても分かりやすかった。 避難施設情報について、垂直避難の情報も必要である。FAX番号、あるところは全て記載してほしい。といった意見があがりました。 トイレ情報について、バリアフリートイレ内に多目的シート(ベッド)が置いてあるのか、分かると良い。 マップに載っているトイレは貸してもらえるどうか分かりやすく掲載されたい。 ジェンダーレストイレが今後出てくることを考え、掲載方法を検討しておく必要がある。といった意見があがりました。