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狐先触村々人足出しそろこと

更新日:2014年4月7日

「狐先触村々人足出しそろこと」の絵
絵 … 法西朋子

お話

むかしむかし

 勝部の村に、夕方、暮(く)れ六つ(午後六時)ころたくさんのお侍(さむらい)が御用(ごよう)と書いた提灯(ちょうちん)をいくつも灯(とも)してやってきたんだと。

 「おかみの命令だ。人足(にんそく)を急いであつめろ。これおかみの命令を書いた書き付けはここにある。槍(やり)をもたせよ。長柄(ながえ)をもたせよ。合羽(かっぱ)かごをもたせよ。挟(はさ)み箱(ばこ)をもたせよ。すべて用意して来ておる。百姓(ひゃくしょう)に配れ。

 そして殿(との)のおかごをかつぐのだ。庄屋(しょうや)!村役(むらやく)!急ぐのじゃ!」

 行列はちょっとした大名行列のようになりよった。お侍のいいつけで百姓(ひゃくしょう)どもは

 「やあやあそろそろ

 お城がみえる

 やあやあそろそろ

 お城がみえる」

 とはやしたてながら、おかごをかついで神崎川を渡り、中嶋から川口までくるうちに、そろそろ夜が明けてきた。朝の光がさしてくると、

 「おい、おまえ槍をかついできたはずやろ。なんで唐(とう)きびのからをもっとるんや」
 「そういうおまえも長柄のはずが古ほうきやないか」

 お互いをみまわすと合羽かごは草刈(かり)かご、挟み箱は底(そこ)ぬけのこえびしゃく、みなぼろぼろの百姓道具ばかり。おかごの中の殿さまはとみると丸裸(まるはだか)の男が細帯(ほそおび)をしめ竹二本をさしておったんだと。

 近くのこどもや娘(むすめ)らはそのおかしな行列を、

 「きつねにバカされよった」

 と、手を打ってよろこんで見物しておったそうな。

語り(mp3データ)

語り手 … 豊中おはなしの会
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