このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

貍の砂かけ

ページ番号:729218771

更新日:2014年4月7日

「仏飯をいただいてガタロに勝った子ども」の絵
絵 … 大沼杏子

お話

むかし、むかし

 そうやな、わしが十三、四のころやったろか。野畑の春日神社におまいりしようとしたら皆(みな)が

「やめとけやめとけ、砂(すな)かけばばが出るぞ」

 とおどかしよる。そんなもの恐(こわ)いものかとある晩(ばん)少路から歩いていった。けどそのあたりずうっと竹やぶで、たしかに気味が悪い。風が吹(ふ)くたんびに竹がぞわぞわとささやいてこちらの気配をうかがっているような気になる。

その時、むこうの暗闇(くらやみ)の中でなにかがもぞもぞ動いたようで、はっと見た。ようわからんが犬のようなけものが道の上をころころところがっておった。

 近づくと何もおらん。
竹やぶばかりの中に一本だけ大きな榎(えのき)が 立っておる所やった。

 ざあっと砂がわしめがけてふってきおった。わあっこれが砂かけばばか!なまんだぶとわしが念仏となえたってか?

 あほ 。
わしはちゃあんと見とったで。ありゃ狸(たぬき)や。狸はようダニをわかすから砂でまぶしてダニを落とすんや。榎の枝がちょうど道の上にはりだしとって、そこまで登ってぶるぶるっと体をふるったというわけや。

語り(mp3データ)

語り手 … 豊中おはなしの会
※プレーヤーが表示されない場合は音源へのリンクをクリックしてみてください。

お問合せ

都市経営部 広報戦略課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎3階
電話:06-6858-2028
ファクス:06-6842-2810

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで