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溝中地蔵

ページ番号:835895508

更新日:2014年4月7日

「溝中地蔵」の絵
絵 … 法西朋子

お話

むかしむかし。

 というても明治(めいじ)のころやけど、服部に住む玉川という人が長興寺(ちょうこうじ)の方にでかけたときえらいうまい団子をごちそうになった。

 あんまりうまいもんやから、なんとはなしに
「だんご、だんご、だんご…」
と帰りの道すがら口ずさんでおったんやて。
ところが溝(みぞ)をとびこしたら、なんのこっちゃ
「じぞう、じぞう、じぞう…」
となっとった。

 本人は少しも気ィつかんと
「じぞう、じぞう、じぞう…」
と家に帰って
「ああ、じぞううまかった」
なんていうたもんやから、家のもんから
「あんた、どないしはったん、熱(ねつ)ないか」
すっかり病人あつかいや。

 ふとんしかれて、ねむくもないのにふとんに追いこまれてしもた。
「おかしいなあ、なんでじぞううまかったなんていうたんやろか」

 と考えながらもええ気持ちでそのまんま夢みたいうから世話無いわ。
「玉川、玉川」
だれか呼んではる。
「玉川、玉川」

 そうや、溝(みぞ)の中に一つ大石があって、水がそこでせかれておった。それがただの石やのうて、石地蔵(いしじぞう)のようなと思うて…

 そうやそうや地蔵はんが呼んどるんや。

 この人次の朝あわてて溝までいきよった。

 やっぱり地蔵さんが溝の中の水につかっておったんや。あわててひきあげてお堂(どう)におまつりしたのが溝中地蔵さんで、子どものカンムシによくきいてくださるということや。

語り(mp3データ)

語り手 … 柴藤愛子
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