この計画は、国民健康保険被保険者の生活習慣病の発症予防、重症化予防を中心とした健康維持増進、及び医療費適正化を図り、保険制度の持続可能性を高めるため、今後の保健事業の具体的な重点実施項目や目標等を定めるものです。
　「国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針」において、PDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るため、保険者は健康・医療情報を活用して健康を維持増進するための課題を明確にし、その対策を講じた実施計画を策定し、保健事業を展開することとされています。本市においても、被保険者の高齢化に伴い、1人当たりの医療費が上昇を続けており、持続可能な国民健康保険とするためにも、被保険者の健康増進による医療費適正化が喫緊の課題となっているため、その対策の検討を進めてきました。
　これらの諸課題に対応するため、豊中市では「国民健康保険保健事業実施計画（データヘルス計画）」を策定し、課題を解決するための具体的な方策とスケジュールを明らかにするとともに、目標の達成に努めています。