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体罰等によらない子育てを広げよう!

ページ番号:463993273

更新日:2023年12月6日

ーみんなで育児を支える社会にー                                                                                       

令和元年6月児童福祉法等改正法が成立し、親権者等は児童のしつけに際して、体罰を加えてはならないことが法令化され令和2年4月から施行されました。
 法律の施行を踏まえ、子どもの権利が守られる体罰のない社会を実現していくためには、一人一人が意識を変えていくとともに、子育て中の保護者に対する支援も含めて取り組んでいく必要があります。

日本においては、「しつけのために子どもを叩くことはやむを得ない」という意識が根強く存在します。しかし、社会文化の発展とともに、体罰等が、子どもの成長発達に悪影響を与えることが科学的に明らかになっています。

子どもが思った通りに行動してくれず、イライラしたときに、「子どものしつけのためだから仕方ない」として思わず叩いてしまうことはありませんか?「何度言っても言うことを聞かない」「痛みを伴う方が理解する」「自分もそうして育てられた」など体罰を容認する意見はいまだに存在しますが、しつけと体罰には大きな違いが存在します。体罰によって子どもの行動が変わったとしても、それは叩かれた恐怖心等によって行動した姿で、自分で考えて行動したわけでは決してありません。

しつけと体罰の違い

しつけとは、子どもの人格や才能等を伸ばし、社会において自律した生活を送れるようにすることを目的とし、子どもをサポートして社会性を育む行為です。子どもと向き合い、社会生活をしていく上で必要なことを、しっかり教え伝えていくことも必要です。子どもにしつけをする時は、子どもの発達しつつある能力に合う方法で行う必要があり、体罰で押さえつけるしつけは、この目的に合うものではなく、効果がありません。

こんな場面はありませんか?

・言葉で3回注意したけど言うことを聞かないので、顔を叩いた。
・悪戯をしたので長時間正座させた。
・友達に怪我をさせたので、同じように子どもを殴った。
・宿題をしなかったので、夕食を与えなかった。
 →これらは全て体罰にあたります。

体罰が子どもに与える影響

親から体罰を受けていた子どもは、全く受けていない子どもに比べ、
"落ち着いて話を聞けない"
"約束を守れない"
"一つのことに集中できない"
"我慢ができない"
"感情をうまく表せない"
"集団で行動できない"
”脳が萎縮する”
”子ども自身も暴力で解決することを学ぶ”
”暴力が親に向かう”
という行動・問題のリスクが高まることが明らかになっています。

体罰によらない子育てのために

(1)子どもとの関わりの工夫
・子どもの気持ちや考えに耳を傾けてみましょう。
相手に自分の気持ちや考えを受け止めてもらえたという体験によって、子どもの気持ちが落ち着いたり、大切にされていると感じたりします。これは子どもも大人と同じです。意見が異なっても、まずは子どもの気持ちを聞いてみることが重要になります。
・"言うことを聞かない"にもいろいろあります。
子どもの”言うことを聞かない”にもいろいろな理由が考えられます。”いやだ”というのは子どもの気持ちです。こういった感情を持つこと自体はいけないことではありません。それに対して、保護者の対応もいろいろな方法が考えれます。まずは一度冷静に子どもの”いやだ”という気持ちの理由を考えることも大切です。

(2)子育てはいろんな人の力と共に
子育てを頑張るのはとても大変なことです。子どもを育てる上では、支援を受けることも必要であり、一時保育所やショートステイなど子育て支援サービスを積極的に活用しましょう。子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、豊中市こども総合相談窓口06-6852-5172(365日24時間相談可能)までご連絡ください。

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こども未来部 こども安心課
〒560-0023 豊中市岡上の町2丁目1番8号 とよなかハートパレット2階
電話:06-6852-8448
ファクス:06-6846-6080

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