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佐藤 正典 メッセージ

ページ番号:864233985

更新日:2020年6月10日

外科と内科両方の魅力を感じられ、他の科でも生かしやすい麻酔科に面白さを見出してほしい。

麻酔科 医長 佐藤 正典 医師

麻酔科は、縁の下の力持ち的な存在で、病院の業務をサポートする仕事ですが、手術にはなくてはならない重要な要素を担っています。

特に麻酔科が集中治療室(ICU)を管理しているので、貴重な経験を積んでいけます。若手の方には、充実した医療現場で成長をしてほしいです。

麻酔科を選んで良かったと実感

小学生の頃からアメリカの海外ドラマ等を通して、「ドクターってかっこいいな、面白いな」と漠然とした憧れを抱いていましたが、中学時代に友人が白血病で亡くなったことが医師になった大きな動機です。しかし、医学部を狙う対策を立てていなかったので、受験で医学部にチャレンジしないまま、大学は理学部生物学科に進学しました。ですが、やはり医師になりたいと思い、大学の1年間で学力に自信を付け、翌年、医大を受験、医学部に入学。再度1年生からやり直しました。今は、目標通り医師になって良かったと思っています。

最初は、友人を白血病で失ったこともあり、血液内科を志望していましたが、初期研修の時麻酔科を経験してみて、非常に面白いと思い麻酔科に強く惹かれました。しかし、後悔しないように、初心であった血液内科についてもよく検討した結果、麻酔科を選びました。麻酔科は、外科系の疾患を対象としながら、内科的アプローチで患者さんの管理に当たることで外科と内科両方の魅力を感じられ、さらに重症症例の管理も習得できます。そういったところに麻酔科の面白さを見出しました。麻酔科を一度経験することは、今後何を専門にするにしても治療に大変役に立ち、勉強になると思います。

麻酔科医と集中治療医の両方の視点に立てる

他の市立病院、大学病院、専門病院などを経て、ここ市立豊中病院に来ましたが、こちらの症例数の多さは特筆すべき点でしょう。近隣市町村の中でも群を抜いて大きな規模を誇ります。当院の麻酔科の特徴として、集中治療室(ICU)の管理を行っていることが挙げられます。大学病院の医局以外で、麻酔科がICUの管理に携われるというのは、そう多くはありません。

麻酔科とICUのどちらにするか悩んでいる人は、どちらも学べる当院での後期研修をおすすめします。多くの症例が見られるという利点に加えて、手術麻酔単独ではなくICUの管理もできるのは、経験を積む上でも大変有益です。麻酔科医と集中治療医の両方の視点に立つ経験は貴重だと思います。なぜなら、ICUで術後管理を経験することで、自分がおこなった麻酔管理がどのように術後に影響を与えるかを学ぶことができますし、内科系の重症症例もありますので、麻酔管理だけでは経験できない症例の治療・管理も学ぶことが可能だと思います。そういった経験は外科であれ内科であれ研鑽を積む上で非常に有益ですので、後期研修医(レジデント)にとっては理想の研修施設だと言えます。

自分で意思決定し管理するところに、達成感を感じる

麻酔科の特徴は、病態の変化が早いことでしょう。たとえば、内科と比較すると、内科は薬を出してから数日経過を見るため、治療に時間を要します。麻酔科は、1~2時間、時には、数分、数秒で治療の結果がわかるので、そこが自分に合っていると思っています。結果が早く出るからこそ、瞬間の状況判断が大切な要素となります。

手術の際には、その都度、自分が責任を持たなければなりません。麻酔科の仕事は、皆で何かを考えるのではなく、自分で意思決定し管理します。最初は不安かもしれませんが、経験を積めば、むしろそこに達成感を感じるはずです。ひとつの手術は、ひとりの麻酔科医が対応するため、責任を伴いますが同時に、役に立っていると実感しやすくモチベーションがあがります。一方、色々な医療関係者と行うチーム医療でもあるので、コメディカルの方たちとのコミュニケーションも活発で発見も多い日々です。

経験を積んだ後、サブスペシャリティを目指せます

独り立ちが早いのも麻酔科の長所です。他の科と比べて麻酔科は早いペースで成長できるので、一人前になった後、何をめざすかは個人の問題となります。慢性疼痛に悩んでいる人をなんとかしたいと思う人は、ペインクリニックへ。ICUを極めたい人、心臓や肺の手術に興味がある人など、興味の細分化を突きつめていき、サブスペシャリティをめざせます。そうなるとまた別の面白さを見出せるのではないでしょうか。

私自身は、手術麻酔にまだまだ興味があるので、手術にずっと関わり続け、もっと深く追求していきたいと考えています。術前から患者さんに関わり、術後、ご家族が来られるまでの時間帯を無事に滞りなく終えることに日々充実感を感じています。忙しい医療界ですが麻酔科は、他の科に比べたら時間に縛られにくくワークライフ・バランスがとりやすいのも利点でしょう。後期研修を迷われている方、医師として既に活躍されている方、当院の麻酔科で、お会いできるのを楽しみにしています。

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豊中市柴原町4丁目14番1号
市立豊中病院 事務局 病院総務課 職員係
06-6843-0101 (内線3474)
E-mail:hjinji@city.toyonaka.osaka.jp

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