マチカネワニ化石
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更新日:2022年8月8日
昭和39年(1964)に待兼山町で発見されたマチカネワニの化石。
ほぼ完全な形で見つかったこの化石は学術的にも価値が高く、市のキャラクター・マチカネくんのモデルにもなっています。
マチカネワニ化石の凄いところ
- ワニがいないとされていた日本で、野生のワニが生息していた事実を証明
- ほぼ完全な形で化石が発見されたことにより、古代ワニの生態を知る手掛かりに
- 現在生息するワニを超える大きさ
- 国の登録記念物に登録
マチカネワニの魅力を紹介する動画
広報誌の特集記事
平成26年7月の広報とよなかで紹介した内容はこちら(PDF:6,454KB)
マチカネワニ化石の発見から50年を記念して、平成26年7月には広報誌「広報とよなか」の特集でもマチカネワニ化石を紹介しています。ぜひご覧ください。
マチカネワニ化石の概要
およそ45万年前に日本に生息していたと推定される「マチカネワニ」。
昭和39年(1964年)に大阪大学豊中キャンパス(待兼山町)の工事現場に化石採取に来ていた人が、骨片の化石を見つけ大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)に持ち込み鑑定を依頼しました。
その後の発掘調査の結果、全長7メートルほどのワニの化石であることが判明し、発見現場の地名からマチカネワニと名付けられました。
頭骨の長さが1メートルを優に越え、ワニ類の中でも大型(体長6.9から7.7メートル、(推定)体重1.3トン)です。
これほど巨大なワニの化石がほぼ完全な形で見つかったのは全国でも例がなく、ワニの生態を明らかにするうえで、とても貴重な資料となっています。
空想上の生物である竜のモデルという説もあるマチカネワニ。近年、大阪大学などがX線CT検査などの最新技術を使った研究を行い、その調査成果をまとめた本が同大学総合学術博物館(待兼山町)から出版されるなど現在も注目を集めています。
この化石は、日本で発見されたワニ類の化石第1号であり、最も完全に近い骨格であることが評価され、平成26年(2014年)6月に国の審議会から登録記念物とする答申が出され、10月に国の登録記念物に登録されました。
マチカネワニ化石を見られる場所
昭和39年に行われた発掘調査
発見されたマチカネワニの実物化石は大阪大学総合学術博物館で見学することができます。
大阪大学総合学術博物館
住所:大阪府豊中市待兼山町1番20号
電話:06-6850-6284
開館時間:午前10時30分から午後4時30分まで
休館日:日曜、祝日、年末年始
入館料:無料
復元骨格(レプリカ)の展示場所
マチカネワニ化石は学術的にとても価値が高いものであることから、次の博物館にも復元骨格(レプリカ)が展示されていて、見ることができます。
東京大学総合研究博物館 JPタワー学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」(外部サイト)
マチカネくん(豊中市キャラクター)
豊中市のキャラクター「マチカネくん」は、マチカネワニをモデルとして、昭和61年(1986年)に市制施行50周年のシンボルキャラクターとして誕生しました。
「マチカネくん」について詳しくは、魅力発信サイトをご覧ください。
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お問合せ
都市経営部 広報戦略課
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