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ヤングケアラーを知っていますか

ページ番号:334578880

更新日:2022年7月15日

市長
 こんにちは。豊中市長の長内です。
 ヤングケアラーという言葉をご存じでしょうか。ヤングケアラーとは、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。それでは、ヤングケアラーは具体的にどんな子どもたちのことをいうのでしょうか。
 担当のこども相談課の北野さん、お願いします。

こども相談課
 はい、ヤングケアラーとは、例えば、料理や掃除などの家事、幼いきょうだいの世話、認知症の祖父母の見守りや介護などを日常的に行い、年齢相応の活動時間を大幅に削っている子どもたちのことをいいます。
 実は、ヤングケアラーは豊中市内の小学校や中学校にもいます。
 家族の手伝いや手助けをするのはいいことだと思います。しかし、その責任や負担があまりにも大きいと、学校生活や友人関係に影響が出たり、心や身体に不調を感じたりしてしまうことがあります。家族の世話や家事のために、学校に遅刻したり、早退をしなければならなかったり、その疲れから授業中に眠くなったり、友だちと話したり遊ぶ時間がなかったりします。
 子どもたちが、SOSを出して誰かに相談するのは少し難しいかもしれません。ぜひ周囲の人、周囲の大人がそのしんどさに気付いて声をかけ、話を聴いたり相談窓口につなげていただければと思います。こども相談課では、子どもと家族の思いや希望を大切にしながら、少しでも負担が軽くなるよう関係機関とともに支援していきます。

市長
 ヤングケアラーは、少子高齢化や地域のつながりの希薄化による地域力の低下など、社会構造全体の課題が生み出すひずみが子どもへの負荷となっているとも言われています。
 過去にヤングケアラーだった人たちからは「他にも方法があったかもしれないけれど、子どもの時は自分と家族の両方を大切にできるということを知るすべがなく、大人になってから気付いた」という話が多く寄せられています。
 子どもたちには「自分のことも家族のことも大切にする方法を一緒に考えたい」と思っている大人がいることを知ってもらいたいと思います。
 市民の皆さんにもヤングケアラーについて知っていただき、地域で子どもたちを支え、子どもも大人も誰もが大切にされる豊中市をつくっていきましょう。

お問合せ

都市経営部 秘書課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎3階
電話:06-6858-2010
ファクス:06-6858-4111

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