身体拘束最小化に向けた取り組みチーム
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更新日:2025年10月3日
市立豊中病院(以下当院)の病院理念のもと「患者さんの権利」において人権が公平に尊重される権利を保障しています。
そのため、身体的・精神的・社会的に弊害をもたらすおそれのある身体拘束は、原則実施しません。
患者さんの「尊厳を保持」した療養生活を支えるケアを念頭に、関係者は一致協力して身体拘束最小化に向けた取り組みに、主体的に取り組み5つの基本的ケアを実施しています。
5つの基本的ケア
5つの基本的ケアを十分に行い、生活のリズムを整えていきます。
1.起きる
人は座っていると重力を感じ、覚醒が保たれます
目が覚め、音が聞こえ、まわりの状況を理解しやすくなります。座ることで自分の周囲で起こっていることが感じられるようになります。
寝たきりの状態からお手伝いすることは、人らしい生活を取り戻す第一歩となります。
2.食べる
口から食べることは楽しみや生きがいにつながります
脱水や感染の予防にもなり、点滴や経管栄養だけに頼る必要がなくなります。食べることはケアの基本となります。
3. 排泄する
なるべくトイレで排泄してもらうことを基本に考えます
おむつをご利用の方についても、随時交換に努めます。おむつに排泄物がついたままになっていると不快感から、「おむついじり」などの行動につながることがあります。
4.清潔にする
お風呂(シャワー、清拭等)に入っていただくことを基本に考えます
皮膚の不快感はかゆみや不眠の原因になり、大声を出す・落ち着かないといった行動にもつながります。皮膚を清潔に保つことで気持ちが落ち着き、周囲とのコミュニケーションもとりやすくなります。
5.行動する
その方の状態や生活歴に合わせて、適切な刺激や活動を提供します
心地よい刺激を受けることは、その人らしい生活を支えるうえで欠かせないことです。
身体拘束最小化のための指針(2025年9月29日部分改定) (PDF:589KB)
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