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豆知識【皮膚科】:スキンケアのお話

ページ番号:471777870

更新日:2023年2月6日

 乾燥する季節にちょっと役に立つかもしれないお話です。

 私たちが実践しているスキンケアは、全身の皮膚の生理機能を正常に保つために行うケアで、予防的スキンケアと言います。皮膚の清潔を保つことや皮膚の保護をすることが原則的なケアです。
 まず「皮膚の清潔」は、消毒して皮膚に付いている常在菌を殺菌したり、ごしごし擦りとることではありません。擦ったり、洗った後はさっぱりとした爽快感があると思いますが、それは必要な皮脂も取り除かれてしまった状態を示しています。
 「皮膚の清潔」は、石けんなどの洗浄剤を十分に泡立てて、皮膚に付着した汚れを泡で包み込んで除去することを言います。最近、洗顔料を中心に泡の洗浄剤が増えていますよね。

 「泡で洗う」がなぜいいの?
 石けんなどの洗浄剤には洗浄効果を最も発揮する濃度があります。泡立った状態がその状態にあることを示しています。また、泡がクッションになって皮膚への摩擦を軽減して洗うことができます。泡立てネットを使うと便利ですね。
 そして洗浄剤が皮膚に残らないようにしっかりすすぎます。
 洗った後はよく押さえ拭きをして保湿クリームやローションを塗りましょう。それ以外でもまめに塗るのがポイントです。

 当院では入院された患者さんのご家族に自宅で使用している保湿クリームを持って来てもらうようお願いすることがあります。よく「何がいいですか?」と聞かれることがありますが、患者さん自身の肌に合ったものがいいと思います。全身の広い範囲に塗ることを考えれば、クリームや乳液状のものが塗りやすいと思います。ちなみに肌の保湿因子セラミドが含まれるものも保湿効果があります。

 皮膚は加齢・冷暖房・紫外線・環境・疾患・治療などでダメージを受けています。いつも守ってくれている自分の皮膚を泡でやさしく洗い、保湿クリームを塗っていたわってあげましょう。

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