豆知識【泌尿器科】:前立腺がんとPSA検査
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更新日:2023年2月13日
前立腺がんは、2017年の全国がん登録によると、男性のがんの中で罹患数が最も多いがんになっています。
初期には症状がなく、気付かないうちに進行し、骨などへ転移していることや、尿が出にくい、たびたびトイレに行くなどの症状があっても、病気と気付かず発見が遅れることもあるので、50歳を過ぎたら定期的に前立腺がん検診「PSA検査」を受けることをお勧めします。
この検査は、少量の採血をして、前立腺がん以外のがんでは数値が上昇しない血液中のPSA(前立腺特異抗原)というたんぱく質の濃度値を調べるというもので、前立腺がんの早期診断に有効です。PSA検査の結果、数値が高い場合は、泌尿器科で直腸指診やMRI検査などをし、必要な場合には前立腺の組織を採取するために1泊2日の検査入院をして頂き、がん細胞の有無を確認します。
豊中市でも平成23年4月から、50歳以上の男性を対象に市の検診として、PSA検査を用いた前立腺がん検診が受けられるようになりました。
泌尿器科専門医やかかりつけ医でも検査が受けられますのでご相談ください。もちろん、年齢にかかわらず気になる症状があれば、すぐに診察を受けることが大切です。