豆知識【整形外科】:人工股関節・膝関節とは
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更新日:2025年1月20日
人工股関節・膝関節
変形性関節症や関節リウマチなどの病気は、関節の表面を覆いクッションとなる関節軟骨がすり減ることによって関節に痛みが生じてきます。関節軟骨は一度消失すると再生しない組織で、たとえ軟骨の成分であるコンドロイチンやグルコサミンを服用しても軟骨はもとに戻りませんし、痛みが取れることもありません。
このように股関節や膝の痛みがある場合は、関節を人工関節に置換する「人工関節置換術」という手術を行います。この手術によって痛みは楽になり、しっかり歩けるようになります。手術の所要時間は1~2時間、入院期間は歩行訓練などのリハビリテーションを含め2~3週間です。
市立豊中病院では2023年度は157例の股関節と膝関節の人工関節置換手術を行っております。症状の改善に効果のある優れた手術でも、患者さまにとっては手術自体に恐怖心があり、最初は躊躇(ちゅうちょ)することが多いようです。
しかし、この手術を受けた多くの人が「もっと早く手術を受ければ良かった」と言われます。
股関節や膝の痛みでお困りの人は、かかりつけの整形外科でご相談ください。
ナビゲーション手術
人工関節置換術では、正確なインプラントの設置が良好な術後経過につながります。ナビゲーションシステムを使用することにより、手術中にインプラントの位置や角度などの設置状態を正確に把握することが可能で、安全性の高い手術が可能です。
ナビゲーションシステムには大きく分けて、簡易ナビゲーションとCT based Navigationの2つがありますが、どちらを使用するかは手術部位に応じて選択しています。
市立豊中病院では、2016年から人工膝関節全置換術に簡易ナビゲーションを、2017年から人工股関節全置換術で簡易ナビゲーションとCT based Navigationを導入しました。
2020年からは人工股関節全置換術の全例に、精度の高いCT based Navigationを使用することが可能となり、より正確で安全な手術を提供しています。
ナビゲーション手術についてご質問のある患者さまは、担当医にご相談ください。
CT based Navigation
手術中にリアルタイムでインプラントの設置状態を正確に把握することが可能
