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豆知識【精神科】:物忘れ?それとも認知症?

ページ番号:442331555

更新日:2023年2月13日

 年をとれば誰でも物忘れをします。
 老化による物忘れは、出来事の詳細は忘れても、出来事自体は覚えているものです。例えば、献立は思い出せないが食事をしたことは覚えているというように。そして、ヒントをあたえられれば思い出せますし、多くの場合、物忘れに対して自覚があるものです。

 一方、認知症の記憶障害は脳が変性していく「病気」によるものです。原因となる病気はさまざまですが、アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型が大半を占めます。また、まれに血腫や髄液が脳を圧迫して発症する場合や、ビタミン不足による脳症が原因となることもあります。それぞれ治療法が異なるため、まずは病型の診断が必要です。

 市立豊中病院の「物忘れ外来」ではMRI(CT)や心理検査の他、必要に応じて血液や脳の血流を調べる検査などを用いて認知症の診断を行っています。現代の医学でも認知症の治療は難しい場合が多いです。しかしながら、根本的な治療法がある一部の認知症を見逃さない事が大切です。また、アルツハイマー型やレビー小体型認知症には進行を遅らせる薬があります。脳血管性認知症は糖尿病、高血圧、高脂血症といった基礎疾患の治療が重要です。いずれも早期に対処するほど効果が期待できます。
 物忘れが気になったら、まずはかかりつけ医に相談を。

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