治験
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更新日:2024年4月26日
治験とは
現在、病気の治療には、さまざまな「くすり」が使われています。「くすり」の開発や進歩によって人類は大きな恩恵を受けることができるようになりました。
わが国で使用されている「くすり」は、すべて厚生労働省からその使用について承認を受けています。
この承認を受けるためには、「くすりの候補」が『安全に使えるか。』『効き目に効果があるか。』『現在標準的に使用されている「くすり」よりも優れているか。』などについて調べ、試験の結果を厚生労働省に提出し審査を受けなければなりません。
これらの試験のなかで人に対しておこなわれる試験のことを「治験」と言います。
当院で実施中の治験
診療科 | 対象疾患 | 治験薬 | 治験名 |
---|---|---|---|
消化器外科 | 胃がん | ONO-4538 | 小野薬品工業株式会社の依頼による胃がん患者を対象としたONO 4538の第3相試験 |
消化器内科 |
潰瘍性大腸炎 |
ABT-494 | 潰瘍性大腸炎患者を対象としたウパダシチニブ(ABT-494)の安全性及び有効性を評価する第3相多施設共同長期継続投与試験 |
脳神経内科 | パーキンソン病 | セマグルチド | パーキンソン病患者を対象とした経口セマグルチド錠の疾患修飾効果、安全性及び至適用量を探索的に検討する第2相無作為化二重盲検比較試験 |
令和6年4月時点
治験審査委員会について
「治験」は、厚生労働省が定めた「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」(GCP省令)に従って厳格におこなわれます。
「治験」をおこなうにあたっては、医師などの専門家で構成する「治験審査委員会」で、治験の倫理性、安全性、医学的妥当性について審査し、承認を得なければなりません。
当院では現在いくつかの「治験」を実施していますが、これらの条件をすべて満たした上でおこなっています。
治験審査委員会の名称 | 市立豊中病院治験審査委員会 |
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治験審査委員会の所在地 | 豊中市柴原町4丁目14番1号 市立豊中病院内 |
治験審査委員会設置者 | 市立豊中病院院長 岩橋 博見 |
治験審査委員会委員長 | 市立豊中病院副院長 兼 消化器外科主任部長 今村 博司 |
治験審査委員会副委員長 | 市立豊中病院中央診療局長 兼 消化器内科主任部長 西田 勉 |
市立豊中病院医師主導治験における治験審査委員会標準業務手順書(PDF:515KB)
市立豊中病院治験審査委員会標準業務手順書(PDF:643KB)
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