教育研修センター長あいさつ
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更新日:2024年5月7日
医師としての成長を支える市立豊中病院での挑戦と経験
臨床研修プログラム責任者 西田 勉
市立豊中病院は、2024年4月に創立80周年を迎える、歴史と伝統を誇る市民病院です。地域社会に密着し、高度な医療を提供してきた当院は、2023年4月から内科を細分化し、総合内科を新設しました。また、外科も細分化を進め、形成外科を新たに加えるなど、診療科を30に増やしました。2024年4月からは、563床にダウンサイジングしましたが(うち14床は感染症病棟)、より機能的かつ専門的で質の高い医療提供を目指しています。
大阪府下で最大規模の自治体病院として、豊中市をはじめ豊能二次医療圏の100万人に対し、地域医療支援病院や地域がん診療連携拠点病院として重要な役割を果たしています。当院の診療範囲は、二次救急診療から高度専門診療まで幅広く、60以上の学会から研修指定施設として認定されています。
当院では、初期研修医の自立性を特に重視し、1次・2次救急診療の現場経験を通じて、医師として十分な能力を身につけるための支援を行っています。研修医は、多様な症例に触れ、多くの専門医から直接学ぶ機会があります。このプロセスを通じて、知識と技術を習得し、心の成長を促し、自立した医師としての資質を磨いていきます。
当院独自のシステムには、研修医のメンターとして機能する研修医サポートチームがあります。医師、看護師、その他の医療スタッフと臨床研修医が一丸となって、自立した医師の育成を目指す環境を提供しています。多くの研修医が当院の2年間のプログラムを経験し、多くの修了生が専攻医として当院に残り、新たな初期研修医の指導にあたっています。当院では、毎年『市立豊中病院研修医レジデントマニュアル』を改訂、出版し、研修医の皆様へ配布しており、特に救急診療への指導に力を入れています。また、研修医一人ひとりへの細やかなサポートを大切にし、臨床研修の質の向上に努めています。
医師としての基礎を築くこの重要な時期に、皆様が当院での研修を選んでくださることを心から歓迎します。市立豊中病院で、医師としての自立への旅を共に始めましょう。
