教育研修センター長あいさつ
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更新日:2022年5月23日
医師としての第一歩を市立豊中病院で
教育研修センター長あいさつ(臨床研修プログラム責任者) 岩澤 卓
市立豊中病院は、病床数613床で大阪市を除く大阪府下では最大規模の自治体病院です。診療科数は24、常勤、非常勤合わせて約180名の医師が勤務しています。そして、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院などの指定を受けており、豊中市のみならず、人口100万人の豊能二次医療圏においても重要な役割も果たしています。診療内容は、二次救急診療を含むプライマリーケアから、高度な専門診療まで広範囲に及び、60以上の学会の研修指定施設となっています。
臨床研修病院としても市立豊中病院は多彩な症例を経験でき、多数の医師から指導を受けることができるという点で、研修に必要な条件を満たしていると思います。しかし、それだけでは十分ではありません。当院が研修医にめざしてもらっていることは自立性です。研修医は上級医の指導のもと診療を行いますが、自分の判断で診療を進めることを段階的に経験していくことにより、自発的に考え行動するという自立した医師としての素養を磨き上げていくことができると考えています。そのためには、知識、技術を学び、そして心を育むことが必要です。
我々臨床研修管理委員会のメンバーには医師、看護士、その他の医療スタッフも参加しており、常に自立した医師を育てるための研修体制を整える努力をしています。大規模病院でありますが診療科の間の垣根が低く、多くの指導医やスタッフが熱心に指導に当たっています。さらに若手医師が主体の研修医サポートチームも立ち上げ、きめ細かく研修医の指導や相談を行っています。2018年3月には卒後臨床研修評価機構による認定も受け、臨床研修の指導体制に対して高い評価を得ました。もちろん厳しさもありますが、研修医同士は和気あいあいとした雰囲気があり、当院の2年間のプログラムを修了した研修医の7割以上が当院に専攻医として残り専門医研修を行っていることから、働きやすく研修のしがいのある病院と言えるでしょう。
医師としての基礎を形成する非常に重要な最初の2年間を、恵まれた環境の当院で研修されませんか?私たちは、共に努力し、共に高めあう仲間として、皆さんを歓迎いたします。
