楠本 英則(呼吸器外科医長)メッセージ
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更新日:2026年1月22日
当院の呼吸器外科について
近年、外科医が不足するというニュースをよく目にします。呼吸器外科領域でも専門医がわずか約1600名である一方、手術症例数はCOVID-19感染症が蔓延した2020年頃は手術症例数が減少したものの、その後は増加の一途を辿っており、2023年には91,087件もの手術が行われています。対象疾患は肺癌、転移性肺腫瘍、気胸、膿胸、縦隔腫瘍、胸部外傷など多岐にわたります。
当院では諸事情により約1年の間、呼吸器外科の診療を休止していましたが、2025年4月より再稼働し、4月から11月の間に54件の全身麻酔下手術を行い、9割を胸腔鏡下に施行しました。
ご存じの通り、外科専門医を取得する際には、呼吸器手術10例の経験が必要です。
資格取得に必要という義務感もありますが、消化器癌や乳癌が肺転移を起こすことは珍しいことではなく、切除適応となることもあります。呼吸器外科を専攻する先生でなくても、転移性肺腫瘍の術式や術後経過を知っておくことは決してマイナスにはならず、原疾患の診療と転移の診療の両方を経験できるのは総合病院ならではの利点であると考えます。
また高齢化に伴い様々な合併症を有する患者さんも増えており、それぞれの専門家に直接相談し指導を仰げることも大きなメリットです。
外科医にとって知識はもちろん必要ですが、やはり経験は大切です。そのため多くの症例を診療することが必要であり、症例数が多いということは、当然それだけ忙しいということにはなります。人がいないのに仕事だけが多くては負担が過度なものとなりますが、幸い、当院は症例数が多い一方レジデントの人員も充実しており、領域毎にローテートし仕事の分担が可能な環境です。
当院で多くの仲間と切磋琢磨し外科医としてステップアップをして下さい。
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