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No.54「地域の医療的ケア児を支える取組み」〔令和3年(2021年)11月発行〕

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更新日:2021年11月10日

地域の医療的ケア児を支える取組み

豊中市は、昭和53年(1978年)から障害のある児も障害のない児も『ともに学び、ともに育つ』教育に力を注いでいます。地域の小・中学校に就学している医療的ケアの必要な子どもたちに切れ目ないケアを行うため、市立豊中病院では学校現場に看護師を派遣するとともに、ケア技術向上の院内研修などを行っています。今回は医療的ケア児支援事業についてご紹介します。

1.医療的ケア児をご存じですか?

日常生活及び社会生活を営むために恒常的に医療的ケア(人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為)を受けることが不可欠な児童生徒を言います。医療技術の進歩に伴い、全国的に増加しています。
令和3年(2021年)9月に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」は、医療的ケア児の健やかな成長を支え、その家族の離職防止や安心して子どもを生み、育てることができる社会の実現を目的としています。

2.病院から学校へ看護師を派遣

学校現場では、医療的ケア看護職員の確保が全国的に課題となっています。市立豊中病院では市教育委員会と協定を結び、令和3年4月から医療的ケア児支援事業を開始しました。
これまで市教育委員会に所属していた医療的ケア看護職員を当院の所属にし、学校現場へ安定的に看護師を派遣することで、医療的ケア児の安心・安全な就学を支援します。

3.医療的ケア看護職員の業務

豊中市内の公立小・中学校に通う、医療的ケアの必要な児童生徒に対し、喀痰吸引や経管栄養、自己導尿の見守り指導などのケアを、学校に訪問して実施します。現在中学校2校・小学校6校で、計12名の児童生徒を対象に、当院の看護師17名(定数22名)が各学校を巡回訪問し、医療的ケアを実施しています。
また、校外学習(林間・修学旅行・遠足など)にも同行することで、切れ目のないケアの提供に取り組んでいます。

三期休業中(夏・冬・春休み)の取組み

夏休みなどの三期休業中は当院での実践を通じて、その知識と技術の向上に努めています。
今年度は、周産期領域でどのような医療が提供されているか、医療機器の取扱い、実際に行われているケアなどを集中的に学ぶため、小児病棟、NICU(新生児集中治療室)、小児科外来に従事しています。

4.指示医の役割

医療的ケアを必要とする児童生徒は病状が変化することもありますので、成長・発達、病状、学校の環境にあわせてケアの内容や頻度などを細かく調整していく必要があります。
指示医は、学校の勉学・活動の妨げにならないように配慮して必要なケアの指示書を作成します。また、現場の学校職員や看護師からのフィードバックを受けて、ケアの内容を再検討し、必要であれば指示の内容を変更します。
学校でのケアの様子を実際に見に行くこともあります。

5.医療的ケア看護職員の存在

医療的ケア看護職員の認知度は低く、看護師確保は非常に難しい現状にあります。看護師としてやりがいを持って、生涯現役で働いてもらうためにも、職場環境の整備や、職域の幅を広げていく工夫が必要です。
個々の看護師の思いを尊重しながら、子育て支援、キャリア形成支援などを行いつつ、看護の質の向上をめざしていきます。

私たちと共に働いてみませんか

募集要項については、病院ホームページをご覧ください。

がんゲノム医療連携病院の指定を取得

当院は、令和3年4月1日に、がんゲノム医療連携病院の指定を受け、がん遺伝子パネル検査が実施できるようになりました。がんゲノム医療中核拠点病院である大阪大学医学部附属病院と連携し、遺伝子検査結果に基づくがんゲノム医療を実施していきます。がんゲノム医療に関する情報提供や相談対応、遺伝カウンセリングの体制も整えています。

がん医療市民公開講座を開催します

令和3年11月27日(土曜)に千里ライフサイエンスセンターにおいて、がん医療に関する市民公開講座を開催します。また、講座の内容は、後日YouTubeでも視聴することができます。

「がんになっても自分らしい生活を送るために」

開催日時令和3年11月27日(土曜)14:00 ~ 16:00(13:30 開場)
開催場所 千里ライフサイエンスセンター
定員70人(先着順)
参加方法

事前申込制(申し込みページへリンク)
電話、ハガキなどで参加希望者の住所、氏名、電話番号を記入の上、11月17日(水曜)必着で「がん相談支援センター」まで申込み
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によって中止になる場合があります。

参加される方へのお願い会場では、ウイルス感染症への対応として、不織布マスクの着用・手指消毒の徹底・間隔を開けての着席にご協力をお願いします。
問い合わせがん相談支援センター TEL(06)6843-0101

UV消毒ロボットを導入しました

新型コロナウイルス対策として、紫外線照射で室内のウイルスや細菌を殺菌する完全自律走行型の「UV消毒ロボット」を導入しました。従来からのアルコール消毒に加えて、紫外線照射を行うことでより確実かつ効果的に消毒できることから、患者さまと職員の感染予防に役立てています。

かかりつけ医をお持ちですか?

タッチパネルで医療機関の検索ができるようになりました。地域連携コーナー前に設置しております。病院ホームページからもご覧いただけます。ぜひご活用ください。

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市立豊中病院

〒560-8565 大阪府豊中市柴原町4丁目14番1号
電話番号
06-6843-0101(代表)

受付時間

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休診日

土曜・日曜・祝日および年末年始
(12月29日~1月3日)

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