部会のご案内
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更新日:2026年8月25日
部会のご案内
がん登録・情報提供部会
平成28年1月に「がん登録等の推進に関する法律(平成25年法律第111号)」が施行され、全国がん登録制度が開始されました。
がん登録とは、がんの診断、治療、経過などに関する情報を集め、保管、整理、解析する仕組みのことです。毎年どのくらいの人ががんで亡くなっているか、どのくらいの人が新たにがんと診断されているか、がんと診断された人がその後どのくらいの割合で生存しているかを調べ、国や地域のがん対策の立案や評価に使用されます。
豊能地域にある国指定「地域がん診療連携拠点病院」、大阪府指定「がん診療拠点病院」では、院内で診療科を問わずに行う「院内がん登録」を実施しています。「院内がん登録」で登録された情報は、全国がん登録に活用されます。
院内がん登録実務者の勉強会等を行い、院内がん登録の精度を高めるとともに、院内がん登録のデータを用いて、豊能地域のがん罹患状況の分析等を行っています。
院内がん登録を通じて、がん患者さんに情報提供を行い、がん医療の分析・評価等を行うことでがん医療の質の向上等に貢献していきたいと思っています。
令和年8年(2026年)8月
部会の活動目標
・豊能地域のがん罹患状況等の情報提供
・院内がん登録の精度管理
各施設の院内がん登録情報
済生会吹田病院 当院のがん診療について がん治療統計(外部サイト)
済生会千里病院 がん総合診療センター 院内がん登録(外部サイト)
国立病院機構大阪刀根山医療センター 病院紹介 院内がん登録(外部サイト)
部会構成団体、及び職種
・大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、
市立吹田市民病院、市立豊中病院
・医師、診療情報管理士、事務職員
緩和ケア部会
国のがん対策基本計画でも「がんと診断された時からの緩和ケアの実施」が目標として掲げられておりますが、最近では緩和ケア=終末期医療ではなく、がんの治療に不可欠なケアであると認識されております。
がんと診断された時から、痛みやその他の身体的苦痛、気持ちの落ち込み、就労の問題、医療費・生活費など経済的問題、家族関係や療養環境の調整など、さまざまな問題が生じてくることがあります。このような問題に継続的に取り組んで、より良い療養生活を送っていただくことが緩和ケアの目標となります。
痛みに対して鎮痛薬を使用したり、患者さんやご家族の不安を軽減するように十分なコミュニケーションを取ることなどはすべての医療従事者が習熟・実践するべき基本的緩和ケア、一般的な対応で対処が難しい難治性の苦痛や複合的な問題に対応する専門的緩和ケア、という風に二段階に分けて理解するのが良いとされています。後者は、主に病院の緩和ケアチーム、地域のホスピス・緩和ケア病棟、在宅支援診療所などが担い手となっています。
緩和ケア部会の活動を通じて、基本的緩和ケアが広く提供されること、専門的緩和ケアへのアクセスが良くなることにより、患者さん・ご家族の療養生活がより良いものとなることが我々の願いです。ぜひご理解・ご支援を賜ります様お願い致します。
令和8年(2026年)8月
緩和ケア部会 メンバー一同
部会の活動目標
地域連携強化
部会構成団体、及び職種
- 豊中市医師会、池田市医師会、箕面市医師会、吹田市医師会、ガラシア病院、千里中央病院、おきしろ在宅クリニック、緑・在宅クリニック、吹田徳洲会病院、大阪府訪問看護ステーション協会、大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、市立吹田市民病院、市立豊中病院
- 医師、看護師、MSW
地域連携情報シート、及び運用規定
(令和7年(2025年)4月更新)
がん相談支援部会
がん診療(連携)拠点病院の指定要件の一つとして、がん相談支援センターの幅広い活動が求められています。
2022年度までは、がん地域連携部会のテーマの一つとして、がん相談支援センターに関する活動を行ってきました。2023年度からは大阪府がん診療連携協議会の方針に従い、がん相談支援部会として独立して活動しています。
豊能医療圏内の地域連携・相談支援体制の整備・質向上を目的に、昨年度は各拠点病院の就労支援の取組み状況や院内外への相談支援センターの周知状況について、それぞれの対応策の共有と相互の連携を検討しました。
今年度は、各施設で独自に取組んでいるがんサロンについて、各施設の運用の状況を相互に共有し、各施設でこれまで以上にがん患者様に対する有用な情報提供、各種支援につなげていきたいと考えています。
令和8年(2026年)8月
部会構成団体、及び職種
- 大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、市立吹田市民病院、市立豊中病院
- 医師、看護師、MSW
がん看護部会
2023年度大阪府がん診療連携協議会に設置されたがん看護部会は、がん予防、がん医療、がんとの共生など、あらゆる場面において看護師が専門性を発揮できるよう、「大阪府のがん看護体制を整備し、がん看護に携わる看護師の資質向上と、がん看護の実践レベルの均てん化を図る」ことを目指して活動しています。
豊能医療圏がん医療ネットワーク協議会がん看護部会においても、施設間の連携強化と実践力向上を目的とした活動を継続しています。ELNEC-J研修や多施設合同研修、施設間での看護部研修相互受入れなどを通して、看護師同士が学び合い、顔の見えるネットワークづくりを進めてきました。
今後は、拠点病院以外の医療機関にも活動の輪を広げ、豊能医療圏全体で質の高いがん看護を提供できる体制づくりを推進していきます。
令和8年(2026年)8月
部会構成団体、及び職種
- 大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、市立吹田市民病院、市立豊中病院
- 看護師
薬物療法・がんゲノム医療部会
当部会は、令和8年度に新設された部会です。これまで「がん地域連携部会」で取り組んできたがんゲノム医療の質向上を図る取り組みに向けた活動と、令和5年度に発足した「薬物療法部会」の活動引き継ぎました。「豊能医療圏におけるがん薬物療法およびがんゲノム医療のさらなる充実を目指します。
質向上を図るため、各医療機関・薬局・多職種間の連携を強化し、患者さんが適切な時期に、適切な治療・検査・支援につながる体制を構築する」ことを活動方針のもととし、地域全体でのがん医療の均てん化と医療水準の向上に向けて取り組み活動を行います。
2026年度は、医療圏内の取り組みの見える化と共通課題の把握を行い、今後の連携体制の構築につなげていきます。
令和8年(2026年)8月
部会構成団体、及び職種
- 大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、市立吹田市民病院、市立豊中病院
- 医師、薬剤師、看護師
がん栄養・リハビリテーション部会
2026年度よりがん栄養リハビリテーション部会が新設されることとなりました。がん治療では、治療そのものだけでなく、低栄養や体重減少、筋力低下、活動性の低下などが患者さんの生活や治療継続に大きく影響します。本部会ではがん患者さんの治療を支え、生活の質を高めることを目標とします。具体的には豊能医療圏の各施設における栄養リハビリテーションの現状と課題を共有し、多職種で(医師、看護師、管理栄養士、リハビリテーション理学療法士など)さまざまな職種が施設の垣根を越えて連携し、豊能医療圏全体でがん患者さんを支える体制づくりにつなげていきます。今後は、勉強会や情報共有、実態調査などを通じて、栄養リハビリテーションの質の向上と地域での均てん化を目指して活動していきたいと考えてます。
大阪府がん診療連携協議会も昨年度から新設された部会でもあり、今後大阪府とも協議して部会を活性化していきたいと思っております。今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
令和8年(2026年)8月
がん栄養・リハビリテーション部会リーダー:箕面市立病院外科 平尾隆文
部会構成団体、及び職種
- 大阪大学医学部附属病院、市立池田病院、箕面市立病院、大阪府済生会吹田病院、大阪府済生会千里病院、大阪刀根山医療センター、市立吹田市民病院、市立豊中病院
- 医師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士
がん研究部会
がん研究部会は、大阪大学医学部附属病院(以下、阪大病院)が担当し、主に以下の5項目について活動を行っています。
1. 小児がん対策:
阪大病院は、厚労省認定小児がん連携病院、大阪府認定小児がん拠点病院とあり、小児がん拠点病院を含む大阪府内の小児がん診療施設と連携し、小児がん患者の質の高い診断・診療に取り組んでいます。また、造血細胞移植も積極的に施行しており、血縁、骨髄バンク、臍帯血のすべてに対応しています。2020年からはキメラ抗原受容体(CAR)-T抗原療法認定施設として、難治性白血病の治療に取り組んでいるところです。加えて、AYA世代のがんに対しても力をいれており、妊孕性温存については、生殖医療センターと連携し、卵巣凍結を含む医療提供を行っています。小児科では、治療後の長期フォローアップ外来を設置し、一生を通じて質の高い生活を送ることができるように多職種による支援を行っております。
2. 造血幹細胞移植の推進:
同種造血幹細胞移植の件数は年間21件(2025年)です。移植の幹細胞ソースとしては血縁(骨髄、末梢血幹細胞)、骨髄バンク(骨髄、末梢血幹細胞) 、臍帯血のすべてに対応しており、昨年は末梢血幹細胞を用いた移植が3/4となっていました。また造血器腫瘍に対する免疫細胞治療としてCAR-T療法を2020年より開始し、2025年は30件施行しています。
3. がん研究の推進:
多施設臨床研究の推進(特定非営利活動法人SCCRE(エスキュール))
がん臨床研究を実施する7つの研究会(消化器がん、乳がん、肺がん、泌尿器系がん、骨髄腫等)を支援しています。
臨床研究中核病院
2015年8月に臨床研究中核病院の認定を受け、未来医療開発部の支援の下、がん薬物療法の治験治療等、質の高い臨床研究を推進しています。
がんゲノム医療中核拠点病院
「がんゲノム医療を総括する部門の設置」として、がんゲノム医療センターを設置し、2018年2月にがんゲノム医療中核拠点病院の指定を厚生労働省から受け、2023年3月には引き続き指定を受けました。2026年度は、がんゲノム医療拠点病院(全国32病院、うち大阪府下2病院)、及びがんゲノム医療連携病院(大阪府下5病院)と協力して、がんゲノム医療の社会実装を推進しています。
2018年10月より先進医療B「マルチプレックス遺伝子パネル検査」を実施、2019年9月中旬より保険診療下でのがん遺伝子パネル検査の受付を開始しました。2026年6月現在、固形腫瘍に対する検査は以下の5種類を実施しています。OncoGuide(TM) NCCオンコパネル システム、FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル、FoundationOne Liquid CDx がんゲノムプロファイル、Guardant360 CDx がん遺伝子パネル、GenMineTOPがんゲノムプロファイリングシステム、加えて造血器腫瘍に対するヘムサイトが、2025年3月に保険適用となり、6月より受付を開始し検査を実施しています。
また、2019年10月より国立がん研究センター中央病院が調整事務局として実施する「遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく複数の分子標的治療に関する患者申出療養(受け皿試験)」が特定臨床研究として開始され、当院も共同医療機関として実施しています。さらに、2022年9月より、AMED全ゲノム研究(患者還元班)に参加し、難治がん・希少がんに対する全ゲノム解析研究に取り組んでいます。
4. 先進医療の推進:
現在、以下の先進医療を実施中です。
1.術後のアスピリン経口投与療法(先進医療B)
2.術前のゲムシタビン静脈内投与及びナブ-パクリタキセル静脈内投与の併用療法 切除可能な膵臓がん(七十歳以上八十歳未満の患者に係るものに限る。)(先進医療B)
3.アナモレリン塩酸塩経口投与 体重減少(食道がんに対する食道亜全摘胃管再建術又は胃がんに対する噴門側胃切除術若しくは胃全摘術を実施したものに限る。)
5. 人材育成:
阪大病院は、がんプロフェッショナル養成基盤推進プランに参画し、種々のがん診療領域の専門医・メディカルスタッフを養成すべく大学院に17コースを設置しています。現在、155名が在学中(薬物療法、放射線治療、外科治療、緩和医療、医学物理、がん病理、細胞診、がん看護、小児がん、ゲノム医療、創薬など)です。
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