院内助産「はぐみ」
ページ番号:717932940
更新日:2024年3月25日
※最新の面会・分娩立ち会い実施については、「面会について」、「分娩の立ち会いについて」をご確認ください。
院内助産とは
出産される方からは、「できるだけ自然に産みたい」「安全なお産がしたい」という声をよく聞きます。
当院では、病院の中でもできるだけ自然なお産ができるようにと、平成21年から院内助産「はぐみ」を開設しました。現在までで約100名の方が院内助産で出産されました。
院内助産は、妊娠経過が正常な方を対象に、妊婦健診から出産後まで助産師が担当します。分娩時は少なくとも2名の助産師が担当し、医師の立ち会いはありません。そのため、薬剤投与や会陰切開は行わず、産婦さん自身の「産む力」を最大限に発揮できるように、助産師がサポートしています。分娩台での分娩ではなく、布団の上で好きな体勢をとり、できるだけ自然にアットホームな分娩ができるようにしています。
しかし、分娩は常に危険と隣り合わせです。正常に経過している方でも、急に異常を来す場合も少なくありません。そのため、助産師が医師と連携をとり、必要な時はすぐに医師の診察を受け、適切な医療を受けられるようにしています。つまり、「自然なお産」と「安全なお産」の両方を出産される方に提供できるように、体制を整えています。
少子化となり、分娩件数が減少している現代社会において、お一人お一人のお産がより快適で納得のいくものであるように、サポートさせていただきます。
院内助産でお産できるかた
- 大きな病気がない方
- 今回の妊娠経過に問題がなく、妊娠34週までに当院の医師の妊婦健診を受け、医師が許可する方
- 初産婦さんの場合、分娩時の年齢が35歳以下である方
- 経産婦さんの場合、前回の妊娠分娩が正常だった方
- 院内助産での妊婦健診、分娩を本人と家族が賛成している方
以上のすべての条件を満たしていることが必要です。
妊娠経過や出産中に問題が生じた場合は、産婦人科医師や小児科医師が迅速に対応いたします。
当院での妊婦健診・分娩システムについて
よくある質問Q&A
Q.妊娠中やお産の時に、異常が起こったらどうなるの?
A.産科医や小児科医が速やかに対応致しますので、ご安心ください。
Q.妊婦健診コースによって費用に差がありますか?
A.どのコースも金額に差はありません。
Q.夫や家族も一緒に立ち会いはできますか?
A.夫のみの立ち会いになります。
Q.会陰切開はするの?
A.会陰切開は行いません。裂傷がある時、必要時医師に縫合を依頼する場合があります。
軽度の表皮の裂傷などは経過を観察していきます。
Q.赤ちゃんは、いつから一緒ですか?
A.産まれてからずっと一緒です。お母さんが疲れている時などは、赤ちゃんを預かりますので気軽に声をかけ下さい。
Q.いつから母乳はあげることができますか?
A.出産後より、お母さん・赤ちゃん共に元気であれば赤ちゃんが欲しがる時から母乳をあげ始めることができます。
Q.院内助産の分娩予約はひと月何件までですか?
A.先着順でひと月5名までとなりますので、お早めにご検討ください。
院内助産で出産されたお母さんのコメント
「いつも笑顔で迎えてくれる助産師が、出産前の不安や緊張を、希望と元気に変えてくれました。ありがとうございました。」(Aさん)
「助産師さんが常に近くにいてくれて、呼吸法のアドバイス、声かけ、分娩スタイルなどタイミングよくしてくれて、おかげで何の心配もなく出産に全力を注げました♪切開せずに分娩できてほんとよかったです!!」(Bさん)
「小さいことも笑顔で対応してくださり、陣痛で必死ではありましたがベストな出産ができました。」(Cさん)
そのほかにも、
「検診の際から色々と助産師さんが相談に乗ってくださり、出産の時もずっとそばにいてくださり、心強かった」
「自分で赤ちゃんを受け取ることができて感動しました」
「始終好きな体勢で過ごすことができ、快適に産むことができました」
など、院内助産で出産されたお母さんたちから嬉しい感想を頂いています。