上下水道親子施設見学バスツアー~実施レポートを掲載
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更新日:2024年8月21日
上下水道親子施設見学バスツアー ~水のフシギを解き明かそう~
「水道水はどうやって作られるの?」、「使った後の汚れた水はどうなるの?」などの疑問について施設を見学しながら学びませんか。
毎年、市民の皆さんを対象にした施設見学会(無料)を開催しています。
令和6年度(2024年度)実施レポート
親子上下水道施設見学バスツアー ~水のフシギを解き明かそう~
(1)猪名川流域下水道原田処理場
実施詳細
開催日時:令和6年(2024年)7月29日(月曜日)午後1時から午後4時50分まで
参加人数:親子9組20名(保護者9名、小学生11名)
募集期間:令和6年(2024年)7月1日(月曜日)から7月10日(水曜日)まで
猪名川流域下水道原田処理場の見学には、強い日差しが照りつける暑い中、20名の親子にご参加いただきました。
同処理場は、国内で唯一、府県をまたがる流域下水道で、豊中市をはじめとする猪名川周辺の6市2町の下水をきれいにして川に戻している施設です。
まず職員が、水をきれいにする仕組みやエネルギーの有効利用などについて説明しました。職員が質問を投げかけると、子どもたちは積極的に手を挙げて答えていました。
その後、理化学試験室では、顕微鏡がとらえた微生物の様子をモニターに映し出し、観察。第2系列水処理施設では、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池でそれぞれ、処理途中の水を汲み上げ、水の色やにおいの変化を体験しました。反応タンクでは、微生物が汚れを食べて沈み、水がきれいになる様子を間近で観察しました。
最初沈殿池 流れ着いた汚水の色に注目
反応タンク 微生物が汚れを食べて沈みます
最終沈殿池 水の色はほぼ透明に
顕微鏡で微生物を観察
次に、トイレットペーパーとティッシュペーパーをそれぞれ、水の入ったペットボトルに入れて振り、溶け比べの実験をしました。職員が、非水溶性の紙を流すと排水管に詰まる可能性があることを説明し、下水道を正しく使ってほしいと伝えました。
また、処理水中の微生物を顕微鏡で観察するグループと、パソコンを使って微生物などの動画を観るグループに分かれて、交代で観察しました。大人も子どもも夢中になって顕微鏡を覗き、微生物を見つけると「おー」、「いるいる」と声を上げて喜んでいました。
最後は、第3系列水処理施設の屋上にある公園「スカイランドHARADA」へ。遊具で遊んだり、大阪国際空港に離着陸する飛行機を眺めたりして過ごしました。
参加者アンケートでは、「なかなか見られない所を見る貴重な体験ができて嬉しかった」、「普段の生活で水の流し方や捨てていいものダメなもの等を知る良いきっかけになった」などのご感想をいただき、子どもたちからも「顕微鏡で微生物を見たのが楽しかった」、「水の色が変わって面白かった」などの感想が寄せられました。
(2)柴原浄水場
実施詳細
開催日時:令和6年(2024年)8月2日(金曜日)午後1時から午後4時25分まで
参加人数:親子7組17名(保護者7名、小学生10名)
募集期間:令和6年(2024年)7月1日(月曜日)から7月10日(水曜日)まで
浄水実験に挑戦
柴原浄水場の見学の日も、猛烈な暑さとなりましたが、17名の親子をバスに乗せて出発しました。
同浄水場は、猪名川から取り入れた水を水道水に作りかえている施設です。
水源である猪名川の水から水道水を作り、家庭に送られるまでの過程について学んだ後、小学校の水道出前教室で使用している小型実験器材を使って、浄水処理を体験しました。沈殿実験では、水の入ったペットボトルに粉末粘土を入れて濁水を作り、そこに凝集剤を入れました。子どもたちは、ペットボトルを嬉しそうに振り、水の中の汚れが固まって沈み始めると、その不思議な様子に声を上げていました。さらにろ過実験では、沈殿水の上澄みをろ過装置に通し、透明できれいな水になることを確認しました。残留塩素実験では、DPD試薬を入れた途端、水の色がピンク色になったことに驚いていました。
続いて、施設を見学。水質試験室や中央管理室を見学した後、水道の水質管理のために飼っているフィッシュモニターへの餌やりを楽しみました。その後、取水場から送られてきた水が最初に入る着水井を興味深く見学し、ろ過池の洗浄の様子を間近で観察しました。
柴原配水場に移動し、猛暑の外より涼しさを感じる地下管路室を冒険気分で見学した後、非常用の給水栓から応急給水を体験。子どもたちは、給水袋へ水を入れることに苦戦しながらも楽しんでいる様子でした。給水袋を実際に背負って、水の重みも感じていました。
参加者からは、「実験により浄水過程を実体験として学べたので、理解につながりやすくとても良かったです」、「学びの多い催しをしていただきありがとうございました」といったご感想をいただき、子どもたちからも、ろ過実験や給水体験、フィッシュモニターへの餌やりが面白かったとの声をいただきました。
着水井を見学
ろ過池で「逆洗」の様子を見学
非常用給水栓から応急給水を体験
令和6年度(2024年度)上下水道施設親子見学バスツアーのご案内
※今年度の募集は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
(1)猪名川流域下水道原田処理場
日時:令和6年(2024年)7月29日(月曜日)午後1時から午後4時30分まで
上下水道局(豊中市北桜塚4丁目11番18号)集合・解散
場所:猪名川流域下水道原田処理場(豊中市原田西町1番1号)
内容:微生物の観察や実験などを通じて、水がきれいになるまでを学習ほか。
(2)柴原浄水場
日時:令和6年(2024年)8月2日(金曜日)午後1時から午後4時30分まで
上下水道局(豊中市北桜塚4丁目11番18号)集合・解散
場所:柴原浄水場(豊中市宮山町3丁目20番1号)
内容:実験や施設見学を通じて、飲み水が出来るまでを学習ほか。
対象・定員
対象:小学生と保護者
定員:各日20名
※参加されるお子様は小学生限定となります。
※他世帯の親子を含むグループでの申し込みはできません。
※申込者多数の場合、抽選となります。
お申込み方法
電子申込システムQRコード
豊中市電子申込システムか、下記のお問い合わせ先までご連絡いただきお申し込みください。
電子申込システムからお申込みされた場合、フォームに入力されたメールアドレス宛に申込完了通知メールが届きます。
申込締切
令和6年(2024年)7月10日(水曜日)まで
お問い合わせ先
経営企画課 TEL:06-6858-2921(平日の午前8時45分~午後5時15分)
抽選結果のご連絡について
7月18日(木曜日)以降に、郵送・電話・メールのいずれかで、応募された方全員に、抽選結果をご連絡します。7月23日(火曜日)までに連絡がない場合は、お手数をおかけしますが、下記までご連絡ください。
お問い合わせ先 経営企画課 TEL:06-6858-2921(平日の午前8時45分~午後5時15分)
ご注意:迷惑メールフィルターなどセキュリティの設定により、メールが届かない場合がありますので、電子申込システムからご応募された方は、「@suidou.city.toyonaka.osaka.jp」からのメールを指定受信する設定を事前に行ってください。
操作および設定方法については、各プロバイダー、携帯電話会社等へお問い合わせください。
令和5年度(2023年度)実施レポート
親子施設見学バスツアー ~作って、使って、川へ戻すまで~
(1)大阪市下水道科学館 下水道の?が!になる
実施詳細
開催日時:令和5年(2023年)7月31日(月曜日)午後1時から午後4時30分まで
参加人数:親子8組17名(保護者8名・小学生9名)
募集期間:令和5年(2023年)7月3日(月曜日)から7月10日(月曜日)まで
下水道科学館スタンプラリー
今回は猪名川流域下水道原田処理場が工事中のため、大阪市下水道科学館に行きました。バスの中では下水道クイズに大盛り上がり、下水道科学館入口のだまし絵では記念撮影を楽しみました。初めに下水道の歴史やシステムに関する映像を鑑賞し、施設職員から簡単な説明を受けました。さあ館内の見学に出発!
6階のサンルームからの眺めは最高で、フォトスポットでは記念撮影されていました。5階では少し難しい技術開発や海外協力のことが詳しく書かれていました。
4階では体を使ってゲームをしたり画面に映るばい菌を攻撃したりと、いろいろ楽しめ、定時になると壁面を使ったプロジェクションマッピングに歓声が上がっていました。3階では大きなスクリーンに「ゲスイドウのキレイとハテナシアター」の映像がながれ、楽しく学習できました。地下1階ではキン肉マンのマンホールなど大阪市のデザインマンホールが展示されていてカメラに収められていました。最後に1階で大阪市のマンホールカードをもらいました。
館内のスタンプラリーは珍しい「型押し式」で、本物のマンホールふたのような仕上がりになります。協力して9種類のスタンプを探し、台紙に力いっぱい押しました。
帰りのバスの中ではみなさんで下水道の大切さを話して、無事局に到着しました。
みなさんお疲れさまでした。
壁面に写しだされる美しいプロジェクションマッピング
いろいろな体験型設備を楽しみました
館内のスタンプラリー。参加者みんなで探しました
(2)柴原浄水場 川の水を飲み水に変えます
実施詳細
開催日時:令和5年(2023年)8月4日(金曜日)午後1時から午後4時30分まで
参加人数:親子7組14名(保護者7名・小学生7名)
募集期間:令和5年(2023年)7月3日(月曜日)から7月10日(月曜日)まで
水をきれいにする実験
局に集合しアクッピー缶バッジ、アクッピー柄のノートなどがプレゼントされ出発。バスの中では水道に関するクイズで盛り上がりました。
柴原浄水場到着後、局作成の動画「とよなか水物語」を鑑賞。浄水課職員がパワーポイントを使って、豊中の水源である猪名川の水から水道水を作り、家庭に送られるまでの説明を聞きました。
続いて小学校の水道出前教室で使用している器材を使って、沈殿実験・ろ過実験と、DPD試薬による残留塩素の確認実験を行いました。実験では水の入ったペットボトルを嬉しそうに振り、水の中の汚れが固まって沈み始めると「おー」と声を上げて喜んでいました。さらに沈殿水の上澄みをろ過装置に通し、きれいな水になることを確認しました。
施設見学では、まず水質試験室と中央管理室へ。24時間監視している中央管理室では、職員が「一番水道が使われる時間は?」と問いかけ、テレビモニターに映し出されたグラフで答え合わせをしました。その後、着水井や沈殿池など浄水の工程順に見学し、ろ過池の洗浄の様子を見ていただきました。
配水場に移動し、配水池の地下を見学。金属製の点検歩廊と青い配水管が複雑に張り巡らされた地下管路室など、普段見ることのできない内部を堪能できて、好評でした。
最後に応急給水で使われる給水袋の使い方の説明を受け、早速非常用の給水栓から給水を体験。子どもたちは給水袋に水を入れることに苦戦しながらも、楽しみながら6リットルの水の重みを感じていました。
帰りのバス内では節水について質問があり、みなさんと意見交換をしました。
みなさんお疲れさまでした。
24時間監視している中央管理室を見学しました
配水池の地下管路室
給水袋を使って応急給水体験をしました
お問合せ
上下水道局 経営部 経営企画課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局3階
電話:06-6858-2921
ファクス:06-6858-4883