リハビリテーション部概要
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更新日:2025年4月17日
施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション料(1)、運動器リハビリテーション料(1)、呼吸器リハビリテーション料(1)、心大血管疾患リハビリテーション料(1)、廃用症候群リハビリテーション料(1)、がん患者リハビリテーション料
スタッフ数
- リハビリテーション科医師 1名
- 理学療法士(Physical Therapist:PT) 16名
- 作業療法士(Occupational Therapist:OT) 6名
- 言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST) 4名(会計年度任用職員1名含む)
業務内容
理学療法とは
理学療法士とは、身体に障害のある者に対し、基本動作能力(寝返る、座る、立つ、歩くなど)の回復や維持および低下予防を目的に、運動療法や動作訓練、物理療法(温熱療法、寒冷療法、電気刺激)などの手段を行う専門職です。
当院は、高度急性期医療を中心とした病院です。集中治療室(ICU)や脳卒中集中治療室(SCU)に入室している段階において、医師や看護師と協力して早期から積極的な理学療法を行っています。また、対象疾患は多岐にわたり、整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、循環器疾患(心臓リハビリテーションを含む)、がん、小児慢性疾患、新生児集中治療室(NICU)に入室している早産児等に対して理学療法を実施しています。
作業療法とは
作業療法士とは身体又は精神の障害のある者に対し、目的や価値をもった作業が遂行できるよう、機能回復、ADL・IADL(日常生活動作・手段的日常生活動作)の改善をめざし支援していく専門職です。
当院では、せん妄予防として早期から精神科と連携し、院内デイケアでの集団療法や個別療法で患者様がその人らしさを取り戻せるよう関わっています。手の外科では、必要に応じてスプリント作成(アウトリガー、カックアップ、ジョイントジャック、リングスプリントなど)や補助具の選定も主治医と相談しながら行っています。
言語聴覚療法とは
言語聴覚士とは言語や聴覚、音声、呼吸、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職です。
当院では、脳卒中・脳外傷後の失語症を主とした高次脳機能障害や様々な疾患に伴う摂食嚥下障害などに対して、多職種で連携して改善を図るべく介入しています。
主な対象疾患
整形外科疾患 | 骨折(四肢、脊椎)、脱臼、関節リウマチ、変形性関節症、脊髄疾患、腱損傷、腱板断裂、末梢神経損傷、これらの各種整形外科的術後 |
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脳神経外科・脳神経内科疾患 | 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、水頭症、頭部外傷、てんかん、パーキンソン病、ギランバレー症候群、筋萎縮性側索硬化症 |
循環器疾患 | 心筋梗塞、心不全、心臓弁膜症、狭心症、不整脈、閉塞性動脈硬化症 |
呼吸器疾患 | 肺炎、誤嚥性肺炎、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、ARDS、各種人工呼吸器管理 |
がん | 胃がん、大腸がん、食道がん、肺がん、頭頚部がん、膵がん、乳がん、血液がん |
その他 | 小児先天性疾患、脳室周囲角質軟化症、糖尿病、腎障害、肝障害、嚥下障害、廃用症候群 |
院内業務
- 褥瘡対策委員会
- せん妄認知症予防委員会
- サービス向上委員会
- 労働安全衛生委員会
- 集中治療委員会
- 医療の質向上委員会
- がん診療連携拠点病院委員会
- 糖尿病センター
- 心臓病センター(心臓リハビリテーション、ハート会)
- 脳卒中センター(SCU)
- 呼吸ケアサポートチーム
- 栄養サポートチーム
- 嚥下訓練チーム
- がんのリハビリテーションチーム
- 緩和ケアチーム
- 各種カンファレンス(リハビリテーション科、整形、肩、SCU、がんリハリハビリテーション、NICUラウンド、心臓リハビリテーション)
設備、物品紹介
運動療法・評価機器
BIODEX、重心動揺計、ハンドヘルドダイナモメーター、免荷表示装置付電動歩行訓練機、モーター付き歩行器、起立訓練用多目的スタンド、ティルトテーブル、体組成計(IN-BODY)、各種エルゴメーター、各種歩行補助具、各種下肢装具、各種上肢装具、SW知覚テスター、舌圧測定器、簡易聴力検査機器、鼻息鏡
物理療法機器
低周波治療器、直流微弱電流治療器、定電流治療器、超音波治療器、牽引治療器、過流浴、各種温熱療法用具、各種寒冷療法用具
高次脳機能検査道具
SLTA、SALA、BIT、CAT、CAS、BADS、VPTA、SPTA、コース立方体組み合わせテスト
リハビリテーション室紹介
理学療法室
作業療法室
言語聴覚室
ADL室(和室)
ADL室(浴室)
