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新免排水区の浸水対策工事

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更新日:2024年3月4日

令和2年度下水道築造工事(新免幹線・その1)

事業概要

 豊中市では平成11年度より、10年に一度の大雨が排除できるよう、浸水対策に取り組んでいます。
 本工事は、すでに埋設されている下水道管では流下能力が不足している箇所に、新たにもう1本下水道管を埋設し、流下能力が不足している下水道管から下水を新しい管に取り込むことにより、豊中駅前などの浸水を軽減させることを目的とする【新免幹線整備事業】の1期工事(下流部)です。

工事概要

 稲荷山公園のNo.1立坑から千里川手前のNo.3立坑までの約1.0kmの区間に、直径2,000mmの下水道管をシールド工法により埋設します。
 また、大池小学校付近では既設管からの取り込みを、玉井町4丁目のNo.3立坑付近では、既設管への接続を行います。


工事位置図

シールド工法について

 本工事は地中を急曲線で掘削しなければならない事からシールド工法を採用しています。
 シールド工法は一般的に一次覆工と二次覆工の2段階で施工します。

 一次覆工は、セグメントと呼ばれる鋼製のリングを組立て、下水道管の外殻を作っていく工程です。
 施工は以下の手順を繰り返します。
  ・地中の先端をシールドマシンで掘削し、後ろに設置するセグメントにジャッキを当て、ジャッキを
   伸ばすことによりマシンは前へ進んでいきます。
  ・シールドマシンが前に掘り進んだ後方の空間に、新たなセグメントを設置して円形の管(まだ内部は
   鋼材がむき出しででこぼこですので下水は流せません。)を構築していきます。
  ・セグメントと掘削したトンネルには隙間がありますので、そこに裏込め材と呼ばれる、地山と同等以
   上の強度がある物質で隙間を埋めます。


シールド工法(一次覆工)イメージ図

 二次覆工は、一次覆工で構築したセグメントの内部にコンクリートを打設し、下水が流せるように仕上げ
る工程です。
 施工は以下の手順を繰り返します。
  ・セグメント内にセントルと呼ばれる坑内を移動できる円形の型枠を設置。
  ・セグメントとセントルの隙間にコンクリートを打設。
  ・コンクリートが固まったらセントルを次の場所に移動。


シールド工法(二次覆工)イメージ図

工事進捗状況

令和6年2月1日
約1年の期間を経て、令和6年1月24日に二次覆工が稲荷山公園まで到達しました。
引き続き、上流側への施工に向けた準備と既設管取込を順次行っていきます。

令和5年12月8日
今年4月に開始した二次覆工が工事区間で最も急なカーブ地点(工事位置図3.R=11m)を通過し、
工事位置図の2. R=30mに到達しました。
来年の1月末頃に二次覆工の完了を予定しています。

令和5年9月29日
今年4月に開始した二次覆工が大池小学校前を通過し、
工事位置図の6. R=100mに到達しました。

令和5年度4月14日
到達側から二次覆工を開始しました。
二次覆工は令和5年12月まで継続して作業を行う予定です。

令和5年2月1日
令和4年4月18日に発進立坑を出発して以来約10か月、道中で多少のトラブルがあり予定より1か月程度遅れましたが、シールドマシンが無事到達立坑に到着しました。
今後は、シールドマシンを解体・撤去し、二次覆工への段取り替えを行っていきます。

令和4年11月22日
No.3立坑(直径4.5m 深さ6.4m)が完成しました。
施工は、ライナープレート工法で行いました。
あと1か月弱でシールドマシンがここに到達する予定です。

令和4年11月18日
豊中市の小学4年生を対象に応募した、『水に関する図画・習字』の優秀作品を防音ハウス西側に展示しました。

令和4年10月25日
一次覆工が約665m完了しました。(工事位置図の10. R=200m付近です。)
ここから到達手前の急曲線まで約300m直線が続きます。

令和4年9月22日
一次覆工が約450m完了しました。(工事位置図の8. R=15m付近です。)

令和4年7月27日
一次覆工が約235m完了しました。(工事位置図の5. R=30m付近です。)

令和4年7月12日
一次覆工が約170m完了しました。(工事位置図の4. R=50m付近です。)

令和4年6月7日
一次覆工が約75m完了しました。(工事位置図の3. R=11m付近です。)

令和4年5月25日
一次覆工が約50m完了しました。(工事位置図の2. R=30m付近です。)

令和4年4月18日
シールド発進の準備がすべて整いましたので、鏡切り(立坑の壁を切断して穴を開け、マシンが土中に入っていけるようにする作業)を行いました。

令和4年3月18日
発進基地内に防音ハウスが完成しました。
施工は、3ブロックに分けて以下の手順を繰り返しました。
 1.鉄骨で骨組みを作る
 2.壁及び天井に防音パネルを設置

令和4年2月8日
立坑内にシールドマシンの設置が完了しました。
マシンは4分割で吊り下ろし、立坑内で組立てました。
各パーツの重量・主な役割は以下のとおりです。
 前胴        約25t(土を掘るためのカッター設備がついています)
 中胴        約27t(マシンを前に進めたり曲げたりするためのジャッキや、セグメントを組立
              てる設備がついています)
 後胴         約4t(セグメントを組立るための空間です)
 スクリューコンベア 約4t(カッターで掘った土をマシン内に取り込む設備です)

令和4年1月18日
シールドマシンの工場検査を実施しました。

令和4年1月7日
No.1立坑(直径11.0m 深さ15.9m)が完成しました。
施工順序は、以下のとおりです。
 1.地上で鋼製のリングを組立
 2.リング内部を掘削しながら、ジャッキでリングを土中に圧入
 3.1、2を所定の深度まで繰り返す
 4.底にコンクリートを打設

令和3年8月7日
稲荷山公園を整地して、発進基地を築造する準備が整いました。

お問合せ

上下水道局 技術部 下水道建設課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局5階
電話:06-6858-2955
ファクス:06-6846-5830

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