新免排水区の浸水対策工事
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更新日:2025年2月14日
新免幹線整備事業
地下15mの下水道工事現場を見学しよう!(YouTube動画)
この事業の紹介動画を作成しました。ぜひご覧ください。
事業概要
豊中市では平成11年度より、10年に一度の大雨が排除できるよう、浸水対策に取り組んでいます。
本工事は、すでに埋設されている下水道管では流下能力が不足している箇所に、新たにもう1本下水道管を埋設し、流下能力が不足している下水道管から下水を新しい管に取り込むことにより、豊中駅前などの浸水を軽減させることを目的とする【新免幹線整備事業】の1期工事(下流部)及び2期工事(上流部)です。
既設管の流下能力が不足し道路冠水が発生
新設管内に貯留することにより道路冠水が軽減
新免幹線整備前の浸水想定区域
整備後は浸水想定区域が軽減
工事概要
(1期工事)・・・令和2年度下水道築造工事(新免幹線・その1)
稲荷山公園のNo.1立坑から千里川手前のNo.3立坑までの約1.0kmの区間に、直径2,000mmの下水道管をシールド工法により埋設します。
また、大池小学校付近では既設管からの取り込みを、玉井町4丁目のNo.3立坑付近では、既設管への接続を行います。
※1期工事は、令和6年11月27日に竣工しました。
工事位置図(1期)
(2期工事)・・・令和5年度下水道築造工事(新免幹線)
稲荷山公園のNo.1立坑から豊中高校までの約1.0kmの区間に、直径3,000mmの下水道管をシールド工法により埋設します。
また、豊中高校付近等で既設管からの取り込みを行います。
工事位置図(2期)
シールド工法について
本工事は地中を急曲線で掘削しなければならない事からシールド工法を採用しています。
シールド工法は一般的に一次覆工と二次覆工の2段階で施工します。
一次覆工は、セグメントと呼ばれる鋼製のリングを組立て、下水道管の外殻を作っていく工程です。
施工は以下の手順を繰り返します。
・地中の先端をシールドマシンで掘削し、後ろに設置するセグメントにジャッキを当て、ジャッキを
伸ばすことによりマシンは前へ進んでいきます。
・シールドマシンが前に掘り進んだ後方の空間に、新たなセグメントを設置して円形の管(まだ内部は
鋼材がむき出しででこぼこですので下水は流せません。)を構築していきます。
・セグメントと掘削したトンネルには隙間がありますので、そこに裏込め材と呼ばれる、地山と同等以
上の強度がある物質で隙間を埋めます。
シールド工法(一次覆工)イメージ図
施工状況(1期工事)
セグメント
セグメント
セグメント組立状況
セグメント組立状況
セグメント組立状況
セグメント組立状況
セグメント組立完了
排土状況
掘削土積込状況
掘削土運搬状況(坑内移動中)
掘削土運搬状況(立坑下到着)
掘削土運搬状況(立坑上へ吊上げ)
掘削土運搬状況(残土ピットに排出)
二次覆工は、一次覆工で構築したセグメントの内部にコンクリートを打設し、下水が流せるように仕上げ
る工程です。
施工は以下の手順を繰り返します。
・セグメント内にセントルと呼ばれる坑内を移動できる円形の型枠を設置。
・セグメントとセントルの隙間にコンクリートを打設。
・コンクリートが固まったらセントルを次の場所に移動。
シールド工法(二次覆工)イメージ図
施工状況(1期工事)
セントル(スチールフォーム)
スクリュークリート
セントル設置状況
セントル設置状況
セントル設置状況
セントル設置完了
コンクリート投入
コンクリート運搬
打設状況
脱型状況
脱型状況
セントル移動
工事進捗状況(1期工事)
令和6年10月2日
大池小学校付近にて既設の下水管を接続する作業を行い、今回布設したシールド管を供用開始しました。
令和6年9月7日
玉井町4丁目のNo.3立坑付近より既設管への接続を行いました。
引き続きマンホールの設置や、大池小学校付近にて既設の下水管を接続する作業を行い、今回布設したシールド管を供用開始します。
令和6年5月27日
大池小学校付近にて既設管と今回布設したシールド管を直径φ1000mmの下水道管で接続しました。
引き続き、玉井町4丁目のNo.3立坑付近より既設管への接続を行います。
φ1000接続(全景)
φ1000接続(近景)
令和6年2月1日
約1年の期間を経て、令和6年1月24日に二次覆工が稲荷山公園まで到達しました。
引き続き、上流側への施工に向けた準備と既設管取込を順次行っていきます。
発進坑口側(一次覆工)
発進坑口側(二次覆工)
令和5年12月8日
今年4月に開始した二次覆工が工事区間で最も急なカーブ地点(工事位置図3.R=11m)を通過し、
工事位置図の2. R=30mに到達しました。
来年の1月末頃に二次覆工の完了を予定しています。
3.R=11m手前付近(1次覆工)
3.R=11m手前付近(2次覆工)
令和5年9月29日
今年4月に開始した二次覆工が大池小学校前を通過し、
工事位置図の6. R=100mに到達しました。
9.R=200m手前付近(地上状況)
9.R=200m手前付近(坑内状況)
令和5年度4月14日
到達側から二次覆工を開始しました。
二次覆工は令和5年12月まで継続して作業を行う予定です。
二次覆工完成(曲線部)
二次覆工完成(曲線部)
二次覆工完成(直線部)
令和5年2月1日
令和4年4月18日に発進立坑を出発して以来約10か月、道中で多少のトラブルがあり予定より1か月程度遅れましたが、シールドマシンが無事到達立坑に到着しました。
今後は、シールドマシンを解体・撤去し、二次覆工への段取り替えを行っていきます。
マシン到達前
マシン到達直前
マシン到達
マシン内から見た到達立坑
マシン内から見た到達立坑
令和4年11月22日
No.3立坑(直径4.5m 深さ6.4m)が完成しました。
施工は、ライナープレート工法で行いました。
あと1か月弱でシールドマシンがここに到達する予定です。
立坑1段目設置状況
覆工板設置準備
覆工板設置完了
立坑5段目掘削状況
立坑7段目掘削状況
立坑完成
令和4年11月18日
豊中市の小学4年生を対象に応募した、『水に関する図画・習字』の優秀作品を防音ハウス西側に展示しました。
全景
図画
習字
令和4年10月25日
一次覆工が約665m完了しました。(工事位置図の10. R=200m付近です。)
ここから到達手前の急曲線まで約300m直線が続きます。
令和4年9月22日
一次覆工が約450m完了しました。(工事位置図の8. R=15m付近です。)
8.R=15m付近(地上状況)
8.R=15m付近(坑内状況)
令和4年7月27日
一次覆工が約235m完了しました。(工事位置図の5. R=30m付近です。)
5.R=30m付近(地上状況)
5.R=30m付近(坑内状況)
令和4年7月12日
一次覆工が約170m完了しました。(工事位置図の4. R=50m付近です。)
4.R=50m付近(地上状況)
4.R=50m付近(坑内状況)
令和4年6月7日
一次覆工が約75m完了しました。(工事位置図の3. R=11m付近です。)
2.R=30m付近
2.R=30m~3.R=11m
3.R=11m手前
3.R=11m
3.R=11m
令和4年5月25日
一次覆工が約50m完了しました。(工事位置図の2. R=30m付近です。)
立坑~1.R=15m
1.R=15m付近
2.R=30m付近
令和4年4月18日
シールド発進の準備がすべて整いましたので、鏡切り(立坑の壁を切断して穴を開け、マシンが土中に入っていけるようにする作業)を行いました。
着手前
鏡切り完了
マシンを土中に挿入
令和4年3月18日
発進基地内に防音ハウスが完成しました。
施工は、3ブロックに分けて以下の手順を繰り返しました。
1.鉄骨で骨組みを作る
2.壁及び天井に防音パネルを設置
鉄骨設置状況
防音パネル(壁)設置状況
防音パネル(天井)設置状況
完成
ハウスの内部
令和4年2月8日
立坑内にシールドマシンの設置が完了しました。
マシンは4分割で吊り下ろし、立坑内で組立てました。
各パーツの重量・主な役割は以下のとおりです。
前胴 約25t(土を掘るためのカッター設備がついています)
中胴 約27t(マシンを前に進めたり曲げたりするためのジャッキや、セグメントを組立
てる設備がついています)
後胴 約4t(セグメントを組立るための空間です)
スクリューコンベア 約4t(カッターで掘った土をマシン内に取り込む設備です)
前胴設置状況
中胴設置状況
スクリューコンベア設置状況
設置完了
設置完了
設置完了
令和4年1月18日
シールドマシンの工場検査を実施しました。
検査状況
検査状況
マシン(全景)
マシン(前から)
マシン(後ろから)
マシン(上から 最大曲げ状況)
令和4年1月7日
No.1立坑(直径11.0m 深さ15.9m)が完成しました。
施工順序は、以下のとおりです。
1.地上で鋼製のリングを組立
2.リング内部を掘削しながら、ジャッキでリングを土中に圧入
3.1、2を所定の深度まで繰り返す
4.底にコンクリートを打設
立坑リングの工場検査状況
立坑リングの工場検査状況
クラムシェル(掘削機械です)
掘削状況
立坑リング組立状況
立坑リング組立状況
コンクリート打設状況
完成
令和3年8月7日
稲荷山公園を整地して、発進基地を築造する準備が整いました。
お問合せ
上下水道局 技術部 下水道建設課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局5階
電話:06-6858-2955
ファクス:06-6846-5830
