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公共用水域の水質改善

ページ番号:497470503

更新日:2017年3月14日

豊中市では、公共用水域の水質改善のため合流式下水道の改善対策や高度処理を導入した汚水処理などを行っています。


公共用水域とは、河川、湖沼、港湾、沿岸海域など公共利用のための水域や水路のことです。

合流式下水道の改善

合流式下水道とは

合流式下水道の問題点と改善

合流式下水道では、多量の雨水が合流管に流れ込むと、下水が管や処理場に入らなくなります。その場合、処理していない下水の一部を河川に流すため、河川の水質が悪化するという問題があります。この問題を解消し、河川の水質や景観を保全するため、平成15年度に下水道法施行令が改正(平成16年(2004年)4月1日施行)され、合流式下水道の改善対策が義務付けられました。

主な改善対策

  • 雨水吐室の改良

雨天時に合流式下水道から流出する処理していない下水やゴミ等を削減するため、雨水吐室において適正な堰高の設定やスクリーン(網)を設置する等の改善対策を進めます。


雨水吐室の改良イメージ

  • 貯留施設の整備

雨天時に河川へ未処理で放流していた下水を一時的に貯めて、降雨後に処理場で処理するための貯留施設の整備を進めます。


雨天時に処理場に入りきれない下水を貯留施設へ流入させ、降雨後に処理場へ流します。

合流式下水道緊急改善事業 事後評価

合流式下水道緊急改善事業は、事業費に国庫補助金を充当しています。計画期間終了後には、事業に対する事後評価を行い、事後評価シートを公表するとともに国土交通省への提出が必要となります。

今回、庄内処理区で改善事業を行いましたので、その結果を公表します(平成24年(2012年)3月)。

高度処理

閉鎖性水域の水質悪化

下水処理水に含まれている窒素・リン等が、大阪湾等の閉鎖性水域に流入して水質が悪化すると、これらを栄養とする植物プランクトンが増殖し、赤潮や青潮等が発生して生物に被害が出ます。


赤潮・青潮発生の仕組み

閉鎖性水域とは、湖沼・内湾・内海などで、水の出入りが少ない水域のこと。水質汚濁が進行しやすいため、赤潮などが発生しやすくなります。

閉鎖性水域の水質改善対策

閉鎖性水域における水質改善を目的として、高度処理(通常の処理では十分に対応しにくい窒素やリンといった赤潮の原因物質を除去する高度な処理方法)を下水処理場に導入しています。

庄内下水処理場における高度処理の仕組み


処理工程

窒素除去の仕組み

リン除去の仕組み

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お問合せ

上下水道局 技術部 下水道建設課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局5階
電話:06-6858-2955
ファクス:06-6846-5830

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