このページの先頭です

サイトメニューここまで

下水道施設の更新と長寿命化対策

ページ番号:153835998

更新日:2023年5月25日

豊中市では昭和26年度から公共下水道事業を展開してきましたが、古くに整備された下水道施設は老朽化が進んでいます。近年、この施設の老朽化が原因となる事故が多数発生しています。このため、今後はさらに積極的に施設の更新、もしくは長寿命化対策に取り組んでいく必要があります。

更新と長寿命化対策の違い

  • 更新とは、対象となる施設の全部を再建設あるいは取り替えること。
  • 長寿命化対策とは、施設の使用期間を延ばす目的で、対象となる施設の一部を再建設あるいは取り替えること。

管路施設

  • 管の更新とは、マンホール間の下水道管全てを取り替えること。
  • 管の長寿命化対策とは、マンホール間の下水道管全てを内側から補強して更生すること。

更新と更生

処理場・ポンプ場施設

  • 処理場・ポンプ場の更新とは、設備の全てを取り替えること。
  • 処理場・ポンプ場の長寿命化対策とは、施設の使用期間を延ばす目的で、設備の一部を取り替えること。
  • 身近なものとして自転車で例えると、タイヤの取替えが長寿命化対策、自転車本体の買い換えが更新です。


自転車に例えた場合のイメージ

長寿命化対策イメージ
出典:国土交通省ホームページ・「下水道 計画的な改築の推進」

下水道ストックマネジメント計画

事故の防止とライフサイクルコスト(設置、維持管理、更新、長寿命化対策、処分などにかかる費用の総計)の最小化を考慮した計画的な工事を実施するため、下水道ストックマネジメント計画を策定します。そのために、下水道施設の点検・調査を実施し、劣化状況等から評価を行い、対策を判断します。更新と長寿命化対策のどちらで行うかは、現場条件や経済比較等から総合的に評価をして、対策を決定します。

長寿命化イメージ

ライフサイクルコストの算定例

検討ケース

  1. 長寿命化対策を行わず、更新する場合
  2. 更生工法による長寿命化対策を実施し、使用期間を延ばした後更新する場合

費用比較条件

  • 対象下水道管の延長30メートル
  • 下水道管路の寿命年数

    ケース1:標準耐年数の50年
    ケース2:長寿命化対策を施して100年

  • 1年間あたりの費用


ケース1

評価期間50年の費用=360+45=405万円
年平均費用=405万円÷50年≒/8.1万円/年


ケース2

評価期間100年の費用=300+360+90=750万円
年平均費用=750万円÷100年≒7.5万円/年

算出方法は、更新もしくは、長寿命化対策を行った時点から、下水道管路の寿命と同じ年数を評価期間として、寿命が終わるまでにかかる総額を算出し、その費用が1年間あたりいくらになるか算出します。
算出費用がケース1>ケース2の場合、長寿命化対策を行います。ケース1<ケース2の場合は更新をします。
豊中市上下水道局では、令和4年(2022年)12月に「豊中市下水道ストックマネジメント計画(第2期)」を策定しました。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問合せ

上下水道局 技術部 下水道建設課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局5階
電話:06-6858-2955
ファクス:06-6846-5830

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで