下水道管路の全国特別重点調査について~中間報告~
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更新日:2025年10月1日
令和7年1月28日に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没事故を受け、国土交通省からの「下水道管路の全国特別重点調査」の実施要請に基づき、本市が管理する下水道管路の調査を実施しております。
全体の調査対象約22kmのうち、優先的に調査する箇所約4kmの調査が完了しましたので、その結果についてお知らせします。実施した目視調査及び打音調査等の結果において、大規模な道路陥没につながる破損は確認されておりません。
調査対象管渠
(1) 管の内径2m以上かつ、1994年度以前に設置された管路:約22km
(2) (1)のうち、優先実施箇所※:約4km
※優先実施箇所は以下のいずれかに該当する箇所です。
1.埼玉県八潮市の道路陥没現場と類似する構造・地盤条件の箇所
2.管路の腐食しやすい箇所
3.陥没履歴があり交通への影響が大きい箇所
4.その他(沈砂池の堆積土砂が特に増加した処理場やポンプ場につながる管路)
本市において、3.4.に該当する管路はありません。
調査方法
(1) 目視やテレビカメラ等により腐食や破損等の有無を確認。
(2) (1)の調査で緊急度1または2と判定された場合は、周辺地盤の空洞調査を実施。
(3) (1)の調査で緊急度1または2と判定されなかった場合は、管路の健全度を評価する打音調査を実施。
管路の換気
目視調査
打音調査
調査期間
・優先実施個所
令和7年4月25日から7月31日まで
・一般実施個所
令和7年9月12日から2月28日まで予定
優先実施個所の調査結果
国が定める緊急度1に該当する管路はありませんでした。緊急度2に該当する管路は、2.73キロメートルでした。管路の不具合として、ひび割れや破損、腐食が見られましたが大規模な道路陥没につながるような不具合はありませんでした。
・判定区分と対応内容について
緊急度1:速やかな対策を実施(原則1年以内)
緊急度2:応急措置を実施した上で、5年以内に対策を実施
今後の予定
(1)優先実施箇所について
緊急度2と判定された管路周辺の地盤について空洞調査を実施します。
腐食の原因となる硫化水素の発生を抑制するため、管内の清掃等の対策を速やかに実施します。また、必要に応じてひび割れや破損を埋める等の補修を実施します。今後、管の改築に向けて、設計や工事を進めていく予定です。
(2) 一般実施箇所の調査
今年度内に調査が完了するよう安全確保に留意しながら取り組むとともに、万が一不具合が発見された場合は、応急措置や修繕等の対策を行います。
参考
国土交通省(下水道管路の全国特別重点調査について優先実施箇所の調査結果を公表します)
お問合せ
上下水道局 技術部 下水道建設課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局5階
電話:06-6858-2955
ファクス:06-6846-5830
