感震(かんしん)ブレーカー設置で電気火災対策を
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更新日:2022年9月14日
地震による総出火件数の約六割は電気による出火です
阪神・淡路大震災、東日本大震災では、電気器具の転倒による火災や停電後の電気復旧時による通電火災が多発しました。震災時に電気が原因となる火災対策に効果的とされるのが、【感震ブレーカー】です。
【感震ブレーカー】は、地震の揺れを感知すると自動的にブレーカーを落として電気を止める機器です。
地震を感知してから数分間猶予を持たせるタイプや、特定のコンセントの電気を遮断させるコンセントタイプなどがあり、各ご家庭の状況で使い分けての設置が望まれます。
感震ブレーカーの種類
分電盤タイプ(内蔵型・後付け)は、揺れを感知してからブレーカーが落ちるまで、時間に猶予があり、照明が点灯している時間等、避難することが可能です。避難後に電気が復旧しても電気は遮断されたままで、電気器具等安全確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。
簡易タイプ(おもり式・バネ式・電池式)は、ブレーカーに直接取り付け、一定の揺れを感知するとブレーカーが遮断されます。おもり式・バネ式の場合は、即電気遮断のため、停電時に夜間の照明確保のための足元灯や懐中電灯・保安灯は常備するようにしてください。また、電池式は警報音とライトが点灯し三分後に遮断するものもあります。
ブレーカーの入り切りがしにくいご家庭は早急に設置検討を
感震ブレーカーは通電火災対策に大変有効です。
地震はいつ発生するかわかりません。住宅が密集している地域やブレーカーの入り切りがしにくいご家庭では、特に早急な設置の検討をお願いします。
地震による火災の原因は、ガス・石油ストーブなど暖房機器によることもあります。普段から、整理整頓し、避難経路を確保し、防災対策を!
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