着衣着火にご注意してください
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更新日:2022年1月13日
着衣着火とは
ガスコンロ等で調理中、着用している服にコンロの火が燃え上がることを「着衣着火」といいます。衣類の袖口などから着火する場合が多く、腹部などから燃え出すと重度のやけどや死亡に至ることがあり、大変危険です。
毎年、着衣着火によって全国で100名前後の方がお亡くなりになっており、中でも、65歳以上の高齢者の割合が高くなっています。
着衣着火を防ぐポイント
・綿、植物性繊維、パイル地、レーヨンなどの服は簡単に着火します。調理中は燃えにくい防炎製品のエプロン、アームカバーを付けて調理する。
・袖口が広がった服で調理しない。
・コンロの奥に調味料などを置かないようにする。
・花火をする時や、お灯明を灯す時は、花火の火やローソクの火が衣服につかないように注意する。
・ガスコンロの手前の火口に火がついていて、コンロ越しの作業は大変危険です。必ず火を消してから行いましょう。
着衣着火してしまった場合の対処法
衣類に火がついた場合、手で消すことは困難です。
水道の水、流しの洗い桶の水、、飲料水など、近くにある水を火にかけてください。
近くに水がない場合は、「ストップ」「ドロップ」「ロール」止まって、倒れて、転がってという着衣着火時の対策があります。
ストップ(止まって)
服に火がついたまま走ると、かえって火の勢いを大きくするので絶対に走ってはいけません。その場に止まります。
ドロップ(倒れて)
地面に倒れこみ、燃えているところを地面に押し付けるように、体と地面をくっつけます。
ロール(転がって)
ゴロゴロ転がることで、服についた火が地面と当たって広い範囲を窒息消火します。
転がるときは、両手で顔を覆うようにすることで、顔への火傷を防ぐことができます。