火災発生時に安全に避難するには
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更新日:2021年12月21日
避難
まず身の安全を第一に
火災が発生したら、まわりにいる人に大声で協力を求め、初期消火、119番通報を分担して行いましょう。
しかし、もし一人しかいなくて、初期消火に失敗したら、無理をしないですぐに避難してください。そして安全な場所から、消防署に通報してください。避難のタイミングを逃すと命にかかわることになりかねません。
安全に避難するには
- 就寝する場所は避難しやすい場所で、複数の避難口・避難経路を決めておくこと。
- 一度避難したら、絶対に家の中に戻らない。
- 服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く屋外へ避難する。
- 高齢者や身体の不自由な方は、逃げ遅れる可能性があります。避難の際には優先的に避難させること。
火よりこわい煙
建物火災で死に至った原因を調べると、火傷による死者より一酸化炭素中毒による死者の方が多くなっています。煙の性質を知り、一刻も早く煙から逃れることが大切です。
煙の性質
煙の性質
火災時に廊下に吹き出した煙は、通常毎秒0.3メートルから0.8メートル程度の流動速度で横方向に流れていきます。この程度であれば煙よりも速く移動することが可能です。
しかし、煙は上方向への流動速度は、毎秒3メートルから5メートルといわれています。人の階段での上下歩行速度は通常毎秒0.5メートル程度ですので、煙の方が数倍速く、階段等で上階へ逃げることは非常に困難です。
煙から身を守るには
- 煙の中を避難するときは、濡れたハンカチやタオルを鼻と口に当て、吸い込む空気の温度を下げるとともに、煙に含まれるすすなどの吸い込みを防ぐことにより、呼吸を楽にすることができます。ただし、一酸化炭素の吸い込みを防ぐことはできません。
- 呼吸は、鼻から吸って口から吐くことを繰り返します。
- 一酸化炭素は空気よりも軽く、屋内では煙とともに天井へと上昇するため、避難するときはできるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うようにします。
定期的に消防訓練を実施しましょう
いざというときのために、定期的に消防訓練を実施しましょう。主な消防訓練は、消火・避難・通報の訓練です。消防訓練についてご不明なことがあれば、管轄消防署までご相談ください。
お問合せ先
- 北消防署予防広報係 電話:06-6846-8494
- 北消防署能勢町分署 電話:072-734-0119
- 南消防署予防広報係 電話:06-6334-3454
- 新千里消防署予防広報係 電話:06-4860-6119