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上下水道モニター通信

ページ番号:366474082

更新日:2024年6月24日

上下水道モニター通信

モニター活動をおしらせするページです!

モニターさんや、モニター活動に興味をお持ちのお客さまに、活動内容をお知らせするページです。
モニター会議などの活動後に随時更新しますので、時々のぞいて見てくださいね。

令和6年度(2024年度)の活動

これまでの活動

第1回 上下水道モニター会議

令和6年(2024年)5月22日(水曜日)
 令和6年度の第1回モニター会議は、上下水道局の会議室にて開催し、31名の出席者にお集まりいただきました。
 まず、吉田上下水道事業管理者からご挨拶を行い、今年度がモニター制度発足から20年目となることや、1年間の活動を通じて上下水道のことを知って貰い、ご意見やご質問をいただきたいと語りかけ、会議がスタートしました。
 そのあと、パワーポイントの資料をスクリーンに映しながら、上下水道の事業概要を説明しました。料金・使用料は住む所により異なることや本市の料金・使用料が府内でも安いこと、また、税金を投入せず独立採算制で事業運営を行っていることなどをお伝えしました。

 続いて、出席したモニターの皆さんには、参加動機や自己紹介を短くお話いただきました。「時間的余裕ができ、市のことを知ろうと参加した」、「子どもの頃飲んでいた水より美味しくなったのはなぜか知りたい」、「市民の立場で災害にどうかかわるか勉強したい」、「上下水道施設の見学は小学生時代以来なので楽しみにしている」といった声がありました。また、上下水道に関連するお仕事の経験者が本市の施設状況や事業について知ろうと参加くださっていたり、浸水や震災に被災した経験から、災害関連の情報を得る目的で参加されていたり、様々なきっかけでモニターとなってくださった皆さんの思いを共有しました。

 事前にご質問も多数いただいていましたが、限られた会議時間を有効に使うため、こちらは別途回答資料を作成して配布し、皆さんの自己紹介の中で出された質問へお答えする形を取りました。事業概要の説明を受けて、料金・使用料関連の質問や本市が行う広域連携の取組みに関してお答えしたほか、有機フッ素化合物の水道への影響や、上下水道施設の更新に関するご質問など時間が許す限りお答えしました。最後に事務局から、年間活動予定やお願いしたいことをご説明して第1回会議を終えました。
 これから、施設見学やアンケート調査を通じて、皆さんから貴重なご意見をいただきたいと思います。1年間どうぞよろしくお願いします。

令和5年度(2023年度)の活動

これまでの活動

第6回 上下水道モニター会議

令和6年(2024年)3月25日(月曜日)
 令和5年度の最終回となる第6回会議は、22名のモニターにご出席いただき、上下水道局の会議室にて開催しました。
 例年の会議では、1年間の活動を振り返ってから、出席されたモニターの皆さんに参加のご感想などを順にお話しいただく形で会議を進行していましたが、今回は、1月1日に発生した令和6年度能登半島地震の被災地への支援活動の話を聞きたいというご意見を受け、支援活動におもむいた職員からの活動報告をまず最初に行った後、モニター活動を振り返りました。

 被災地への支援活動報告では、大災害が発生した際に相互支援が行われるしくみや、今回の応援体制が決まるまでにどのような動きがあったか、実際にどのような支援活動を行い、現地はどのような状況だったのかを、資料としてお配りした記録写真を見ながらご説明しました。
モニター活動の振り返り後にいただいたご意見やご感想からは、「応急給水訓練(第3回会議)」の内容が印象に残り、勉強になったという声が多く、今後のモニター活動でも訓練を継続して欲しいというご意見もいただきました。
 また、「浄水場の施設見学で行った実験を同伴の子どもが楽しんでいた」、「下水処理に微生物が活躍することに感心した」という感想や、「自分以外のモニターの意見・感想に感動することが多く、上下水道に対する考え方が変わった」、「水というインフラをとおして皆さんに守られている」という声もありました。

 意見交換の中で出た、「水道料金・下水道使用料改定案が3月議会で否決された理由は?」、「南海トラフ地震発生時、豊中市の被害想定や復旧の見通しはどうなるか」、「災害時のトイレについてできることは」、「能登半島地震の被災地で仮設配管による復旧が無かったのはなぜか」といった質問に職員が回答した後、事務局からのお知らせをお伝えして会議を閉会しました。
 今年度も大変多くの貴重なご意見をいただくことができました。これからのモニター活動および上下水道事業の運営の参考にさせていただきたいと思います。
 令和5年度のモニター活動は終了しましたが、これからも引き続き「上下水道のファン」でいてくださいますよう、よろしくお願いします。1年間、どうもありがとうございました。

第5回 上下水道モニター会議

令和6年2月3日(土曜日)、2月5日(月曜日)

 第5回目となる今回の会議は、初めての試みとして、上下水道局が行っている「環境に配慮した事業活動」を紹介しました。モニターの皆さんにはまず、局庁舎(北桜塚)に集まっていただき、経営企画課の職員から「上下水道局における環境活動について」と題して、環境に配慮した事業全般についてお話したあと、浄水課の職員から「環境への取組み」と題して、発電事業(小水力発電、太陽光発電)の概要を説明しました。

 その後、上下水道局からバスに乗車し、まずマイクロ水力発電所のある野畑配水場(西緑丘)へ移動しました。発電ピットの蓋を事前に開けておいていただき、地下に設置されている2台のコンパクトな縦型の発電機を上から見下ろすように見学しました。絶えず大きな稼働音がしていましたが、蓋を閉じることで気にならない程度の小さな音になっていました。また、配水場には給水タンク車用の給水栓があり、配水場が災害時のタンク車への給水拠点となることも補足してお伝えしました。

 続いて、再びバスで柿ノ木配水場(新千里北町)へ向かいました。ここでは配水場の上に設置されているソーラーパネル群を見学いただきました。パネルの汚れや雑草の繁茂が発電効率を下げるため、防草シートを張ってあるものの、突き破って伸びるたくましい雑草もちらほらと見受けられました。
 周りの景色や住宅に溶け込んでひっそりした配水場の中に、エネルギーを創り出す発電機が設置されている様子を間近でご覧いただき、皆さん大変興味が深まったようで、このような小水力や太陽光の発電事業の拡大を望まれるご意見や質問が現地で多く聞かれました。

 参加されたモニターからは「難しい言葉を使わずに説明してもらえてよく分かった」、「環境負荷の数値を示され、環境への影響や配慮を、また未利用エネルギー活用の現場を見学し、環境への取組みを知ることができた」、「カーボンニュートラルに向けた今後の取組みに注目したい」、といった声が聞かれたほか、「現地見学の時間が短いのは少し残念でした」という声も。2両日とも寒い中の見学で、特に2月5日は途中から吹き降りの雨に見舞われ、見学時間をさらに短縮することになってしまい、大変申し訳ありませんでした。今後も季節を問わず、しっかりと見学いただけるように工夫をしたいと思います。

第4回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)10月29日(日曜日)
 今回のモニター会議は、モニターの皆さんが期待されていた猪名川流域下水道原田処理場(原田西町)をご案内しました。原田処理場は、大阪府と兵庫県の8市町の下水処理を行っている施設です。午前と午後の1日2回開催で、33名のモニターと14名の同伴者にご参加いただきました。
 まず最初に、セピア色の映像や音声が時代を感じさせる、処理場完成時の貴重な動画を視聴。処理場が作られた背景を知りました。また、局職員が、下水処理や汚泥処理の仕組み、処理場の維持管理費や下水の有効利用について、パワーポイントを用いて説明しました。

 続いて、実際に施設見学へ。水質試験室や2系処理施設の反応タンクと最終沈殿池を巡りました。
 2系処理施設では、処理途中の水を見たり臭いを嗅いだりしながら、家庭などから排出された汚水が微生物の働きによりきれいになる様子を確認しました。
 水質試験室では、顕微鏡がとらえた微生物の様子をモニターに映し出し、観察しました。

 質疑応答の後は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと同じくらいの広大な敷地内をバスで移動し、3系処理施設の屋上を利用した公園「スカイランドHARADA」を見学しました。
 爽やかな風が吹き抜ける秋晴れの下、飛行機の離着陸シーンを迫力満点に眺めたほか、お子様連れのご家族は芝生広場の複合遊具を楽しんでいました。管理事務所で配布している、大阪府(土・日・祝日限定)と兵庫県(休園日を除く全日)の流域下水道マンホールカードを受け取る方もいらっしゃいました。

 参加者からは、「反応タンクでの微生物の働きを知り、改めて自然の循環力に驚いた」、「微生物を使って出来るだけ薬品に頼らずに処理していること、環境を守る上でとても大切だと思います」、「下水処理過程の大半が、微生物の力を借りているということに驚きました」、「微生物による浄化の研究内容について知りたい」など、微生物に関するご感想をたくさんいただきました。

第3回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)9月23日(土曜日・祝日)、9月25日(月曜日)
 
 今回は、災害に関する講義と、災害で断水が発生した際に行われる「応急給水」の訓練を組み合わせたモニター会議を柴原浄水場で実施し、2日間で27名の参加がありました。
 まずは「災害発生と上下水道~その時どうする?」と題した講義を受講いただき、災害に備えて普段から心掛けていただきたいことや、上下水道局の災害への取り組みについて説明しました。
 続いて、各小学校に配備を進めている、容量1,000リットルの組立式仮設給水タンクの組み立て方を紹介する動画を視聴、この後の応急給水訓練の予習をしていただきました。
 ヘルメットや軍手を付けて場所を移動し、いよいよ応急給水訓練のスタート。2班に分かれて、まずは動画で見た組立式仮設給水タンクを、災害時に給水班として活動する職員のアドバイスを受けながら組み立てました。みんなで協力し合い、30分程度で手際よく仮設給水タンクが組みあがりました。
 給水班の職員が、スタンバイしていた給水タンク車と仮設給水タンクをホースでつなぎ、ポンプで水を仮設給水タンクに給水する様子を見届けた後、非常用給水袋やポリタンク、ペットボトルなどさまざまな容器に水道水を入れて、持ち帰るときを想定した運搬体験をしました。水を運ぶには、手に持つより背負うほうが楽なことを皆さん実感されていました。
 訓練を終えて会議室に戻り、水の備蓄や災害対策への質問や意見をお受けし、第3回会議を終えました。

 参加者アンケートからは、「スタッフのこの事業にかける思いがよく伝わってきた」、「座学だけでなく実地訓練の大切さを学んだ」、「自助→共助→公助の繋がりと役割がよく分かった」といったご感想をいただきました。
 また、仮設給水タンクの組み立てについては、「簡単だった=9人」、「普通=10人」、「難しかった=7人」と結果が分かれましたが、「重たいがよく考えて作られている」、「給水口の取付は初めてだと難しいかも」、「災害時に年配の方が組立てられるかは半信半疑だ」とのご感想をいただきました。
 災害が起こらないに越したことはありませんが、お住まいの地域で組立式仮設給水タンクの組立て機会があれば協力したい、とお答えくださった方も多数おられ、「共助」の種まきができて嬉しく思います。

第2回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)6月10日(土曜日)、6月14日(水曜日)
 今回は、本市が供給する水道水の約1割を作っている柴原浄水場(宮山町)の見学を行いました。ご家族にもご参加いただき、2日間で35名のモニターと同伴者15名の参加がありました。
 まず、浄水場の職員が、本市の水道事業や施設について概要を説明。浄水過程をイメージしていただくために、小学4年生向けに行っている水道出前教室の実験器材を使って、沈殿・ろ過・残留塩素実験をしていただきました。水の汚れが固まりになって沈んでいく様子や、水に塩素が含まれているかどうか調べる薬品を入れて色が変わる様子に、「おー」と驚きの声を上げていました。
 いよいよ、安全ヘルメットを被り施設見学スタート。はじめに、屋内にある理化学試験室(水質試験を行うところ)と中央監視室(場内外の水道施設の運転管理・監視を行うところ)を見学しました。

 続いて、屋外に出て、浄水に使う薬品の貯蔵タンクと着水井(取水した原水が到着するところ)→高速凝集沈でん池→ろ過池→水質計器室と、浄水過程順に見学しました。ろ過池では、「逆洗」という、ろ過池の汚れを洗い出す様子を見ていただき好評でした。
 参加者は、質疑応答の時間を設けるたびに熱心に質問をされており、有意義な時間となりました。

 会議後の参加者アンケートでは、「実験も面白く、学生時代に戻ったようでした」「安全安心な水道を維持管理する大変さが理解できました」「水道水作りの原点心臓部を見学させていただき、只々驚きの連続でした」などのご感想をいただきました。

 柴原浄水場では、1名から施設見学を受け付けています。ご興味のある方はお気軽にお申し込みください。
>「施設見学のご案内」

第1回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)5月24日(水曜)
 今年度の第1回上下水道モニター会議は、33名の方にご出席いただき、局庁舎4階会議室にて開催しました。
 まず、吉田上下水道事業管理者から挨拶を行い、1年間のモニター活動を通じ、上下水道のファンになってもらい、ご家族やお知り合いにも伝えて広げて欲しいと呼びかけました。
 その後、局職員がパワーポイントのスライドを映しながら、上下水道事業の概要説明を行いました。

 続いて、今年度モニターの皆さんにあらかじめご提出いただいた自己紹介文をもとに、モニター参加の動機などをお話いただきました。「子どもが持ち帰ってきた『ミズトキ』で興味を持った」、「上下水道施設を昔から見学してみたかった」、「災害・故障などで断水を経験し、地元のライフラインのことを知っておきたい」など、様々なきっかけから、豊中の上下水道のことを知ろうと、会議に出席してくださった皆さんの思いを参加者で共有できました。

 また、事前にお寄せいただいていたご質問(「水道管は地震が起きても大丈夫か」、「水道水がおいしくなったが、工夫はあるのか」、「家庭から出る生ごみを下水道に流せないのか」、「下水処理場から出る汚泥の再利用は?」、「上下水道の収支は広域化で改善するのか」)などにも時間の許す限りお答えしました。会議進行の都合で、取り上げることができなかったご質問などは、今後の会議で順次回答をしてまいります。
 上下水道モニター制度が始まって以来、初めて50名の皆さんと活動を共にすることになりました。施設見学やアンケート、会議などを通じて、皆さんからの貴重なご意見をお聞かせいただきたいと思います。1年間よろしくお願いします。

令和4年度(2022年度)の活動

これまでの活動

第6回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)3月16日(木曜日)
 令和3年度最後となる第6回会議は、15名のモニターの方にご出席いただき、上下水道局の会議室で開催しました。
 年間活動報告書やパワーポイントのプレゼンテーションを見ながら1年間の活動を振り返った後、活動に参加してのご感想やご意見を順番に伺いました。
 「紙のお知らせ票は止めることは可能か、またアプリ導入予定は?」、「水道の従量料金は使えば使うほど高くなるのは普通と逆ではないか」など色々な質問がだされ、出席していた職員が回答しました。

 また、「水道や局を身近に感じるようになり、広報で水道の記事を読むようになった」、「水は出て・流れて当たり前と思っていたが、災害があったら困るので日頃から意識していけたらと思う」、「将来のメンテや災害対策、事業継続計画のことなどを聞けて安心した」といったご感想のほか、「LINEセグメント配信についても多くの人に登録して知ってほしい」、「水事業とSDGsの関わり、情報発信の充実をお願いしたい」、「スマートメーターの実証実験に参加したが、人件費削減に寄与するので導入に期待する」などの貴重なご意見をいただきました。今後のモニター活動運営や上下水道事業の取り組みの参考にさせていただきます。
 令和4年度のモニター活動はこれで終了となりましたが、これからも上下水道事業へのご協力をよろしくお願いいたします。1年間、どうもありがとうございました。
令和4年度の活動報告書はこちら

第5回上下水道モニター会議

令和5年(2023年)1月25日(水曜日)
 今回の会議は、上下水道局の会議室にて開催し、11名のモニターに参加いただきました。当初もう少し多くの出席予定をお聞きしていましたが、会議当日は10年に1度の強烈な寒波に見舞われてしまいました。来訪困難につき出席を断念された方もおられ、お目に掛かれなくなって残念でした。

 水道通水90周年(平成30年度(2018年度))の記念に制作した動画「とよなか上下水道のあゆみ」をご覧いただいた後、「災害発生と上下水道~その時どうする?」と題した講義を、モニター会議事務局と、総務課の危機管理担当主幹が共同で行いました。
 いつ発生するか分からない災害に備えて、まず事務局からは、防災対策の「自助・共助・公助」といった基本的な考え方や、飲用水の備蓄を含む、普段から心掛けていただきたい事について説明し、危機管理担当主幹にバトンを渡しました。続いて、災害に備えた上下水道局の取組みのほか、災害が実際に起こった時の応急対応についてご紹介しました。

 モニターの皆さんからは、講義内容を踏まえた質問を多数いただき、時間が許す限りお答えしました。また、「地域の自治会長をしており、今日習ったことを情報共有したい」、「ペットボトルをすぐに捨てていたが、備蓄用に今後何本か置いておきたい」、「イザという時は柔軟的に対応できるように考えたい」といったご感想をいただきました。

第4回上下水道モニター会議

令和4年(2022年)11月11日(金曜)、11月12日(土曜)
 今回のモニター会議は施設見学の第3回目として、豊中駅周辺の浸水被害軽減を目的に行われている、新免幹線下水道築造工事の見学をしました。2日間で19名のモニターと同伴者1名の参加がありました。
 まず、上下水道局の会議室に集まり、工事を担当する下水道建設課の職員の説明を聞きました。なぜこの工事を行うのか、どのように工事が進められるのかの仕組みを、イラストや写真を多用したプレゼンテーション資料を使ってご紹介しました。丁寧な説明が、モニターの皆さんに大好評でした。
  続いて一行は、マイクロバスに乗り込み、豊中駅と千里中央・桃山台方面を結ぶバス通りの途中にある、稲荷山公園の工事現場へ移動しました。ヘルメットや軍手を着用し準備が整った所で、工事現場所長から、地下を掘り進めるシールド工法の仕組みや、掘ったトンネルを下水道管にするための工事方法について詳しい説明を受けました。

 いよいよ、防音ハウスの中に入り、立坑(直径11メートル、深さ16メートル)からトンネルのある地下を見下ろして、スケールの大きさを肌で感じてもらいました。時折、警告の音が流れ、クレーンで資材を下ろしたり、掘削して出た土を引き上げたりしている様子も。慎重に地下5階相当の階段を降りて、築造中の下水道管のトンネル入口をまず見学。
 恐る恐るトンネルの中に進入し、200メートル程の区間(地上はバス通りと府道43号が交わる交差点付近)を歩きました。防音ハウス内に積み上げられていた、セグメントと呼ばれる鋼のリングが幾重にもボルト止めされて、はるか先までトンネルが続いていました。トンネルが曲がる所は、セグメントの幅が変えて組み合わせられていました。また、トンネル内にはセグメントなどの資材や土砂を運搬するための電車が走っていて、見学中に通過していく所を見られ、皆がカメラを向けていました。

 屋外は、少し肌寒い位でしたが、下水道管になるトンネル内は湿気が多い環境で暖かく感じました。ご高齢の参加者も無事にトンネルや階段昇降をクリアされ、「普段見られない貴重な体験になった」と喜ばれておられたほか、「大きな災害が起こる前に対策する大切さを学んだ」、「下水道トンネルがこのように作られていることを知り、インフラの大事さを実感した」、「作業されている皆さんに感謝と尊敬の念を抱き、無事故完遂で事業の成功を祈ります」とご感想をいただきました。
 この工事は令和9年3月まで続く予定です。工事の進捗をお知らせするページもぜひご覧ください。

第3回上下水道モニター会議

令和4年(2022年)9月30日(金曜)、10月1日(土曜)
 今回のモニター会議は施設見学の第2回目として、大阪府と兵庫県の下水処理を行っている猪名川流域下水道原田処理場(原田西町)をご案内し、2日間で20名のモニターに参加いただきました。
 まず最初に、処理場完成時の貴重な動画を視聴し、原田処理場が作られたいきさつを知りました。その後は、スライドを用いた職員の説明により、処理場の施設概要と、水処理のしくみや下水道の課題について学びました。
 利倉橋付近の猪名川の水質はかつて全国ワースト1の常連でしたが、過去10年間の水質改善幅が5年連続で全国1位と健闘していることや、日々「溶けない紙(不織布など)」が処理場に流れ着き、機械設備の保守が大変だという説明と共に実演された、溶ける紙(トイレットペーパー)と溶けない紙(ティッシュ)の水溶比較実験は、多くの参加者の心を掴んでいました。
 また、処理場には、ライターやペット用の砂、ガムなどが流れついてくることも聞き、大変驚きました。

一行は秋晴れで爽やかな屋外に出て場内を少し歩き、この12月で運転を終え、雨水帯水池に作り替えられる、1系水処理施設を処理工程順に見学しました。汚水の色や施設内の臭いの変化を見ると、汚水が浄化される様子が良くわかりました。(写真の黄色い囲みにご注目ください)
その後、バスに乗車し、道路を挟んだ向かい側にある処理場施設のうち、猪名川沿いの放流渠、現在は役目を終えた、し尿処理施設、令和3年で運転を終えた1・2系汚泥処理施設の一部(濃縮タンク、機械濃縮機、焼却炉)などを見学しました。

例年の見学では必ず訪れる「スカイランドHARADA」のご案内がなかったため、期待していた方から残念だったとの声も聞かれましたが、今回限りで取り壊しとなる施設を見学できた貴重な機会となりました。
見学後アンケートでは、特に紙の水溶比較実験が好評でした。「実験の実演カメラは素晴らしくインパクトがあった」、「『トイレに流せる紙』と書かれていても実際流せない紙があることがわかり、今後は気を付けたい」といったご感想をいただいたほか、「資料が丁寧に作られており、また説明が具体的で分かりやすかった」、「廃屋の見学は中まで見ることができ勉強になった」と、皆さん満足されていました。

第2回上下水道モニター会議

令和4年(2022年)6月17日(金曜日)、6月18日(土曜日)
 今回のモニター会議は皆さんが期待されていた施設見学の初回として、本市に供給される水道水の1割を作る、柴原浄水場(宮山町)をご案内しました。コロナ禍の影響で休止していた、ご家族など同伴者の参加も可能とし、2日間で20名のモニターと、3名の同伴者にご参加いただきました。
 浄水場の職員から、本市水道事業の概要(水源・配水)と、浄水場の施設(浄水過程・池のしくみ)について説明を聞いた後、1人1台の実験器材を使って、水の汚れを取るための沈でん・ろ過実験や、水に塩素が含まれているかを調べる実験を通じて、水の製造過程を体験しました。

 続いて、施設見学に出発。まず、屋内にある理化学試験室(水質試験を行うところ)や中央監視室(場内外の水道施設の運転管理・監視を行うところ)を見学した後、屋外に出て浄水過程の順に、着水井(取水した原水が到着するところ)と浄水に使う薬品の貯蔵タンク→高速凝集沈殿池→ろ過池→水質計器室をご覧いただきました。普段見ることのない施設を前に、皆さんのワクワクも最高潮。最後は、災害時に活躍する給水タンク車や、応急給水装置も実際にご覧いただきながら、ご家庭での水の備蓄についてもお話しました。

 気軽に質問できる雰囲気を作ってもらえたお陰で、参加者から、積極的に色々な質問が寄せられ、皆さんと知識を共有でき有意義なひとときとなりました。
 見学会後に実施したアンケートの満足度も高く、「実験がわかりやすかった」「浄水場で使われている薬品が微量であることを確認し安全性に納得できた」「取水から家の蛇口までの流れが理解できた」「水道インフラや水の大切さがわかった」とうれしいご感想が集まりました。

第1回上下水道モニター会議

令和4年(2022年)5月23日(月曜日)
 今年度初回の会議は、3年ぶりに局庁舎会議室にて開催しました。27名中23名のモニターにお集まりいただき、顔合わせができました。
 吉田上下水道事業管理者からの挨拶の後、プレゼンテーションソフトを用いて、上下水道事業の概要説明を行いました。
 続いて、自己紹介として参加の動機を順番にお聞きし、「豊中の排水がどのように処理されているかを知りたい」、「和歌山で起きた事故のニュースをきっかけに住民として上下水道の状況を知っておきたい」、「コロナ禍でホームページを見る機会が増えモニター募集を知った。市のことを知るチャンスを見つけ応募した」など、豊中の上下水道を知ろうと集まってくださった皆さんの思いを共有しました。
 その後は、事前にいただいたり、自己紹介中にお聞きしたりしたご質問(「水道管や下水道の掃除はあるのか」、「災害が起こった時水をどこにもらいに行けばいいのか」、「水道料金は今後上がるの?」)やご意見(「トイレに流す水は飲める水でなくても良いのでは?」、「アクッピー(上下水道局キャラクター)が活躍する場面はないのか?」)に職員がお答えし、「上下水道事業に関して豊中のすごいところ」を吉田上下水道事業管理者にご紹介いただいて、会議を終えました。
 この一年間も、感染予防対策を行いつつ、施設見学を含む活動を実施しながら、皆さんから貴重なご意見などをお聞きしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

お問合せ

上下水道局 経営部 経営企画課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局3階
電話:06-6858-2921
ファクス:06-6858-4883

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