上下水道モニター通信
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更新日:2025年4月24日
モニター活動をおしらせするページです!
モニターさんや、モニター活動に興味をお持ちのお客さまに、活動内容をお知らせするページです。
モニター会議などの活動後に随時更新しますので、時々のぞいて見てくださいね。
令和6年度(2024年度)の活動
これまでの活動
第6回 上下水道モニター会議
令和7年(2025年)3月14日(金曜日)
令和6年度の最終回となる第6回会議は、33名のモニターにご出席いただき、上下水道局の会議室にて開催しました。
市民の関心が集まっている、埼玉県八潮市で発生した下水道管に起因すると思われる陥没事故を受け、豊中市の下水道と上水道の陥没対策についての説明をおこないました。また、水道料金・下水道使用料の値上げ改定についての説明をおこなったのち、1年間のモニター活動を振り返りました。
陥没対策については、市内でどれくらい発生しているかや、実際の陥没の写真を載せた資料を見ながら説明し、陥没を防ぐためにどのような調査や点検整備をおこなっているかの説明をしました。
値上げ改定については、時期や改定内容について説明をおこなったのちに、改定にいたった背景や、改定によって得られた収益の使い道について説明しました。
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モニターの皆さんからいただいたご意見やご感想からは、「新免幹線工事の見学(第5回会議)」、「応急給水訓練(第3回会議)」が印象に残ったという声が多く、「大規模な工事現場を見学できたのは貴重な体験だった」、「仮設給水タンクの組み立てを経験したことで、災害が発生したときには自分も手伝えると思った」などのご意見もいただきました。
意見交換では、「下水道部門における陥没対策で、破損が大きい取付管(Aランク)とは、何なのか」、「下水道管が起因である陥没で、雨水管が原因である場合もあるのか」などの質問があがり、ここでも陥没対策についての注目の高まりがうかがえました。他にも「豊中市の上下水道事業は民営化されないのか」、「PFASの検出状況とその対策について知りたい」といった質問に職員が回答した後、事務局からのお知らせをお伝えして会議を閉会しました。
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1年間を通じ、大変多くの貴重なご意見をいただくことができました。これからのモニター活動や上下水道事業の運営の参考にさせていただきたいと思います。
令和6年度のモニター活動は終了しましたが、これからも「上下水道のファン」でいてくださいますよう、よろしくお願いします。1年間、どうもありがとうございました。
上下水道事業管理者からご挨拶
会議に臨むモニターの皆さん
上下水道局職員から説明
第5回 上下水道モニター会議
新免幹線下水道築造工事の説明を受けました
令和6年(2024年)11月30日(土曜日)、12月2日(月曜日)
今回は、豊中駅周辺の浸水を軽減させる目的で行われている、新免幹線下水道築造工事の建設現場で見学会を開催し、36名の参加がありました。
まず、令和6年9月の議会で可決された、水道料金・下水道使用料の改定について説明し、12月初旬より市内各所で順次開催される市民説明会の案内を行いました。
続いて、パワーポイントを用いて、浸水対策を目的として行われている新免幹線下水道築造工事の事業概要や工事の進捗状況を説明しました。
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バックホウの操作実演
マイクロバスで工事現場に移動し、防音ハウス内で皆さんにはヘルメットや軍手を装着いただき、2班に分かれていよいよ見学がスタートしました。
工事の施工事業者より、2期工事の概要・進捗とシールド工法について説明し、工事が完了した後、どのように公園が復旧されるのかも知ることができました。隣接する土砂ピットでバックホウが土をすくい上げる実演も見学しました。
立坑を見下ろします
発進立坑を見下ろした後、仮設の階段を約16メートル降りて立坑の下に降り立ち、1期工事で完成した直径2メートルの下水道管を入口から安全に見学しました。既に供用されていて管を流れる水の音が聞こえ、暖かさを感じることもできました。
また、シールドマシンで土を掘り進む際、土を柔らかくして搬出しやすくするために、土質に合った添加剤を混ぜる(加泥)実演と、下水道管の壁面になるセグメントを組み立てる工程中、掘ったトンネルとセグメントの外側のすき間を埋める「裏込め」に使われる液体が硬化する様子を見学しました。
立坑の下に降りました
下水道管内を安全に見学します
添加剤を混ぜ土を柔らかくします
見学後のアンケートからは、「予想以上の大きさと迫力で驚いた」、「現場に密着した見学会は初めてで感動した」、「普段往来している道路の下でこんな大がかりな工事が行われていたとは!」といった感想の他、工事現場内の環境向上の進化を感じ取られた声もありました。加えて、土壌改良剤を使った実演なども、多くの方が印象に残ったようでした。
そのほかにも「大雨に対応できる素晴らしい対策だと思う」、「下水道のことを考える機会になった」、「工事の必要性を実感できた」との嬉しい声もたくさんいただき、満足度の高い会議となりました。
今後も、工事の進捗状況をお伝えしていきます。
第4回 上下水道モニター会議
コースA:令和6年(2024年)11月6日(水曜日) 猪名川流域下水道 原田処理場 22名参加
コースB:令和6年(2024年)10月29日(火曜日) 安威川流域下水道 中央水みらいセンター 11名参加
施設や下水道について説明を受けます
第4回会議は、下水処理場の見学会。毎年訪れている猪名川流域下水道 原田処理場のみならず、上新田地区の一部の汚水処理を担当する、安威川流域下水道 中央水みらいセンターの2コース体制で初めて開催しました。
どちらのコースも、最初は見学者全員で施設概要や下水処理の仕組みの説明を受けた後、実際の施設を見に出かける流れでしたが、見学先によって視聴した動画や体験が異なるのも面白さの一つです。コースBは以前、原田処理場を見学されたモニター経験者が多く参加されたので、処理場の規模や見学場所の違いを含め、下水道について更に深く学んでいただけたのではないかと思います。
コースAでは、水質試験室と 2系水処理施設を見学しました。水質試験室では、顕微鏡が捉えた微生物の様子をモニターに映し出して観察しました。2系処理施設では、最初沈殿池→反応タンク→最終沈殿池を見学し、処理場に流れてきた汚水が微生物の働きできれいになって行く様子を、直接沈殿池からくんだ水で確認しました。最後はバスに乗って広大な処理場内を移動しながら、敷地内の建物の説明を行い、3系処理施設の屋上に作られた公園「スカイランドHARADA」をご案内しました。
最初沈殿池できれいになる前の水を見ました
反応タンクでは微生物の働きを学びます
最終沈殿池ではここまできれいになりました
コースBでは、まず、中央監視室を見学し、生物反応槽に空気を送る送風機棟を見た後、水処理施設に移動し、処理によりどのように水が浄化されるかの説明を受けてから、最初沈殿池→生物反応槽→最終沈殿池の順に見学しました。 また、汚泥処理の一連として、まず濃縮機棟~脱水機棟では、水を含んだドロドロの汚泥の水分量を減らして薄い粘土のような固まり(脱水ケーキ)になる様子を観察後、溶融炉に移動して脱水ケーキを 850度で焼き、セメントの材料となる固い石状のスラグが出来るまでを見学しました。
水を含んだドロドロになった汚泥
汚泥の水分量を減らし脱水ケーキにします
脱水ケーキを高温で焼くとスラグができます
会議後、コースAの参加者からは「下水がどのような過程で綺麗な水になるかが理解でき勉強になった」、「微生物等が沈んで浄化される工程に感心した」、「職員さんが楽しそうに笑顔で説明してくださるので興味を持って聞けた」という感想のほか、『水に流せるティッシュ』に溶けない物があることをお伝えした実演を見て「流れる紙・流せる紙の実験は驚愕した」、「今後は流さないようにしたい」、「周りの人に伝えたい」という声も。
また、コースBの参加者は「施設概要動画は手作りとしては完成度が高く分かりやすかった」、「クイズなど小さい子どもでも飽きない内容だった」と動画の満足度が高かったほか、水処理~汚泥処理の一連を見て「人間の消化器のようで、自分が小さくなって巡っている感じがした」と感想を寄せてくださいました。
引き続き、充実した見学会を開催してまいります。
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第3回 上下水道モニター会議
令和6年(2024年)9月20日(金曜日)、9月21日(土曜日)
今回の会議は柴原浄水場にて、災害関連の講義と、被災状況に応じて行われる「応急給水」の訓練の二本立ての内容で開催し、34名の参加がありました。
最初の講義では、パワーポイントのプレゼンテーションを上映しながら、災害に備えて普段から心掛けていただきたいことや、上下水道局の災害への取り組みについて説明しました。
続いて、訓練で実際に組み立ての実習を行う、「仮設給水タンク(容量:1000リットル)」の組み立て手順を紹介する動画を視聴いただいた後、休憩をはさみ、ヘルメットや軍手を装着していよいよ訓練開始です!
訓練は2班に分かれ、災害時に給水班として活動する、給排水サービス課・窓口課職員のアドバイスを受けながら、参加者全員で協力しあって仮設給水タンクを組み立てました。水道水を入れる内袋と、水が出入りするボールバルブの接合にちょっとしたコツが必要で、皆さんの表情は真剣そのもの。
訓練前の学びタイム
仮設給水タンクの組み立て開始!
仮設給水タンクの完成も間近です
給水班の職員が、あらかじめ水道水を補給した給水タンク車から仮設給水タンクへホースを接続し、加圧給水する様子を見学した後、非常用給水袋やバケツ、ポリタンク、ペットボトルなどに水道水を入れて、水の重さや運び方の違いによる身体への負担を実感されておられました。
最後は会議室に戻り、講義や訓練に関する質問にお答えして会議を閉じました。
会議後には「タンク組み立てでは共に協力し合う大切さを学んだ」、「家族も一緒に受講できればよかった」、「災害時の地域共助に少しでも役立てれば」、「定期的にタンクの組み立て実習があれば良い」といったご感想が寄せられました。近年の大地震や豪雨災害の被害の大きさや頻度の高まりを背景に、災害への備えや、地域における共助意識の大切さをご理解いただく機会となりました。
タンク車から仮設タンクへ給水します
様々な容器に注水してみました
背負える非常用給水袋(容量6リットル)
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第2回 上下水道モニター会議
令和6年(2024年)6月12日(水曜日)、6月15日(土曜日)
今年度1回めの施設見学は、本市が供給する水道水の約1割を作っている柴原浄水場(宮山町)にて実施。2日間で38名のモニターと6名の同伴者に出席いただきました。
初めに同浄水場の職員から、本市の水道事業や施設について概要を説明。浄水過程をイメージしていただくために、一人1台実験機材を使って、水の中の汚れを固めて沈める「沈殿実験」、砂の層でさらに汚れを除去する「ろ過実験」、水道水に消毒用の塩素が含まれていることを確認する「残留塩素実験」を行いました。小学4年生を対象に学校へ貸し出している「水道出前教室」と同じ機材ということで、子どものころに戻った気分で(?)興味津々、実験に取り組まれていました。
水道事業や施設の説明
水道水ができるまでを実験で体験
理化学試験室でいろんな機材を見学
ヘルメットと軍手を装着して、いざ、見学。まず屋内にて、理化学試験室(水質試験を行うところ)と中央監視室(場内外の水道施設の運転管理・監視を行うところ)を見学しました。その後屋外に出て、浄水に使う薬品の貯蔵タンクと着水井(取水した原水が到着するところ)→高速凝集沈殿池→ろ過池→水質計器室と、浄水過程順に見学しました。ろ過池では、「逆洗」という、ろ過池の汚れを洗い出す様子を見ていただき好評でした。
中央監視室と建物玄関前にいる金魚たちが、いざというときに水の異常を感知してくれる「フィッシュモニター」であると説明し、「小さな門番」の活躍に感心されている姿もありました。(※ちなみにこれまで、金魚たちが異常を示したことはありません)
中央監視室では市内の水道施設を365日24時間見張っています
高速凝集沈殿池を見学
ろ過池で「逆洗」の様子を見学
会議後、モニターの皆さんからは「蛇口をひねれば当たり前に出る水は、『当たり前』じゃなかったと実感しました」「普段水道水を飲んでいることについて『ありえない』と言われることがあるが、改めて自信を持って『水道水を飲んでいる』と言います」「飲み水になるまで、大変な作業と苦労があることが分かりました」などの感想をいただきました。
柴原浄水場では、1名から施設見学を受け付けています。ご興味のある方はお気軽にお申し込みください。
>施設見学のご案内
第1回 上下水道モニター会議
上下水道の事業概要を説明しました
令和6年(2024年)5月22日(水曜日)
令和6年度の第1回モニター会議は、上下水道局の会議室にて開催し、31名の出席者にお集まりいただきました。
まず、吉田上下水道事業管理者からご挨拶を行い、今年度がモニター制度発足から20年目となることや、1年間の活動を通じて上下水道のことを知って貰い、ご意見やご質問をいただきたいと語りかけ、会議がスタートしました。
そのあと、パワーポイントの資料をスクリーンに映しながら、上下水道の事業概要を説明しました。料金・使用料は住む所により異なることや本市の料金・使用料が府内でも安いこと、また、税金を投入せず独立採算制で事業運営を行っていることなどをお伝えしました。
続いて、出席したモニターの皆さんには、参加動機や自己紹介を短くお話いただきました。「時間的余裕ができ、市のことを知ろうと参加した」、「子どもの頃飲んでいた水より美味しくなったのはなぜか知りたい」、「市民の立場で災害にどうかかわるか勉強したい」、「上下水道施設の見学は小学生時代以来なので楽しみにしている」といった声がありました。また、上下水道に関連するお仕事の経験者が本市の施設状況や事業について知ろうと参加くださっていたり、浸水や震災に被災した経験から、災害関連の情報を得る目的で参加されていたり、様々なきっかけでモニターとなってくださった皆さんの思いを共有しました。
皆さんからのご質問にお答えしました
事前にご質問も多数いただいていましたが、限られた会議時間を有効に使うため、こちらは別途回答資料を作成して配布し、皆さんの自己紹介の中で出された質問へお答えする形を取りました。事業概要の説明を受けて、料金・使用料関連の質問や本市が行う広域連携の取組みに関してお答えしたほか、有機フッ素化合物の水道への影響や、上下水道施設の更新に関するご質問など時間が許す限りお答えしました。最後に事務局から、年間活動予定やお願いしたいことをご説明して第1回会議を終えました。
これから、施設見学やアンケート調査を通じて、皆さんから貴重なご意見をいただきたいと思います。1年間どうぞよろしくお願いします。
会議室の全景
事業管理者から皆さまへご挨拶
自己紹介中のようす
令和5年度(2023年度)の活動
これまでの活動
第6回 上下水道モニター会議
上下水道事業管理者からご挨拶
令和6年(2024年)3月25日(月曜日)
令和5年度の最終回となる第6回会議は、22名のモニターにご出席いただき、上下水道局の会議室にて開催しました。
例年の会議では、1年間の活動を振り返ってから、出席されたモニターの皆さんに参加のご感想などを順にお話しいただく形で会議を進行していましたが、今回は、1月1日に発生した令和6年度能登半島地震の被災地への支援活動の話を聞きたいというご意見を受け、支援活動におもむいた職員からの活動報告をまず最初に行った後、モニター活動を振り返りました。
被災地への支援活動報告時のようす
被災地への支援活動報告では、大災害が発生した際に相互支援が行われるしくみや、今回の応援体制が決まるまでにどのような動きがあったか、実際にどのような支援活動を行い、現地はどのような状況だったのかを、資料としてお配りした記録写真を見ながらご説明しました。
モニター活動の振り返り後にいただいたご意見やご感想からは、「応急給水訓練(第3回会議)」の内容が印象に残り、勉強になったという声が多く、今後のモニター活動でも訓練を継続して欲しいというご意見もいただきました。
また、「浄水場の施設見学で行った実験を同伴の子どもが楽しんでいた」、「下水処理に微生物が活躍することに感心した」という感想や、「自分以外のモニターの意見・感想に感動することが多く、上下水道に対する考え方が変わった」、「水というインフラをとおして皆さんに守られている」という声もありました。
活発な意見交換が行われました
意見交換の中で出た、「水道料金・下水道使用料改定案が3月議会で否決された理由は?」、「南海トラフ地震発生時、豊中市の被害想定や復旧の見通しはどうなるか」、「災害時のトイレについてできることは」、「能登半島地震の被災地で仮設配管による復旧が無かったのはなぜか」といった質問に職員が回答した後、事務局からのお知らせをお伝えして会議を閉会しました。
今年度も大変多くの貴重なご意見をいただくことができました。これからのモニター活動および上下水道事業の運営の参考にさせていただきたいと思います。
令和5年度のモニター活動は終了しましたが、これからも引き続き「上下水道のファン」でいてくださいますよう、よろしくお願いします。1年間、どうもありがとうございました。
令和5年度(2023年度)の活動報告書はこちら(PDF文書が開きます)
第5回 上下水道モニター会議
令和6年2月3日(土曜日)、2月5日(月曜日)
第5回目となる今回の会議は、初めての試みとして、上下水道局が行っている「環境に配慮した事業活動」を紹介しました。モニターの皆さんにはまず、局庁舎(北桜塚)に集まっていただき、経営企画課の職員から「上下水道局における環境活動について」と題して、環境に配慮した事業全般についてお話したあと、浄水課の職員から「環境への取組み」と題して、発電事業(小水力発電、太陽光発電)の概要を説明しました。
環境に配慮した上下水道事業の説明をしました
配水場などで行う発電事業を紹介しました
その後、上下水道局からバスに乗車し、まずマイクロ水力発電所のある野畑配水場(西緑丘)へ移動しました。発電ピットの蓋を事前に開けておいていただき、地下に設置されている2台のコンパクトな縦型の発電機を上から見下ろすように見学しました。絶えず大きな稼働音がしていましたが、蓋を閉じることで気にならない程度の小さな音になっていました。また、配水場には給水タンク車用の給水栓があり、配水場が災害時のタンク車への給水拠点となることも補足してお伝えしました。
発電ピットと制御盤を見学
ピット内に2台の発電機が設置されています
雨のためテントを設置して見学(2月5日)
続いて、再びバスで柿ノ木配水場(新千里北町)へ向かいました。ここでは配水場の上に設置されているソーラーパネル群を見学いただきました。パネルの汚れや雑草の繁茂が発電効率を下げるため、防草シートを張ってあるものの、突き破って伸びるたくましい雑草もちらほらと見受けられました。
周りの景色や住宅に溶け込んでひっそりした配水場の中に、エネルギーを創り出す発電機が設置されている様子を間近でご覧いただき、皆さん大変興味が深まったようで、このような小水力や太陽光の発電事業の拡大を望まれるご意見や質問が現地で多く聞かれました。
配水場内の説明を聞いているようす
配水場の上に設置されているソーラーパネル
雨の中傘をさして見学(2月5日)
参加されたモニターからは「難しい言葉を使わずに説明してもらえてよく分かった」、「環境負荷の数値を示され、環境への影響や配慮を、また未利用エネルギー活用の現場を見学し、環境への取組みを知ることができた」、「カーボンニュートラルに向けた今後の取組みに注目したい」、といった声が聞かれたほか、「現地見学の時間が短いのは少し残念でした」という声も。2両日とも寒い中の見学で、特に2月5日は途中から吹き降りの雨に見舞われ、見学時間をさらに短縮することになってしまい、大変申し訳ありませんでした。今後も季節を問わず、しっかりと見学いただけるように工夫をしたいと思います。
第4回上下水道モニター会議
処理場建設当時の貴重な動画を視聴
令和5年(2023年)10月29日(日曜日)
今回のモニター会議は、モニターの皆さんが期待されていた猪名川流域下水道原田処理場(原田西町)をご案内しました。原田処理場は、大阪府と兵庫県の8市町の下水処理を行っている施設です。午前と午後の1日2回開催で、33名のモニターと14名の同伴者にご参加いただきました。
まず最初に、セピア色の映像や音声が時代を感じさせる、処理場完成時の貴重な動画を視聴。処理場が作られた背景を知りました。また、局職員が、下水処理や汚泥処理の仕組み、処理場の維持管理費や下水の有効利用について、パワーポイントを用いて説明しました。
水質試験室で微生物の動く様子を観察
続いて、実際に施設見学へ。水質試験室や2系処理施設の反応タンクと最終沈殿池を巡りました。
2系処理施設では、処理途中の水を見たり臭いを嗅いだりしながら、家庭などから排出された汚水が微生物の働きによりきれいになる様子を確認しました。
水質試験室では、顕微鏡がとらえた微生物の様子をモニターに映し出し、観察しました。
最初沈殿池を過ぎた汚水はリンゴジュースのような色
微生物が汚れを食べて沈みます(反応タンク)
水はほぼ透明に(最終沈殿池)
質疑応答の後は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと同じくらいの広大な敷地内をバスで移動し、3系処理施設の屋上を利用した公園「スカイランドHARADA」を見学しました。
爽やかな風が吹き抜ける秋晴れの下、飛行機の離着陸シーンを迫力満点に眺めたほか、お子様連れのご家族は芝生広場の複合遊具を楽しんでいました。管理事務所で配布している、大阪府(土・日・祝日限定)と兵庫県(休園日を除く全日)の流域下水道マンホールカードを受け取る方もいらっしゃいました。
飛行機の離着陸が間近に
芝生広場の複合遊具
管理事務所でマンホールカードをゲット
参加者からは、「反応タンクでの微生物の働きを知り、改めて自然の循環力に驚いた」、「微生物を使って出来るだけ薬品に頼らずに処理していること、環境を守る上でとても大切だと思います」、「下水処理過程の大半が、微生物の力を借りているということに驚きました」、「微生物による浄化の研究内容について知りたい」など、微生物に関するご感想をたくさんいただきました。
第3回上下水道モニター会議
令和5年(2023年)9月23日(土曜日・祝日)、9月25日(月曜日)
今回は、災害に関する講義と、災害で断水が発生した際に行われる「応急給水」の訓練を組み合わせたモニター会議を柴原浄水場で実施し、2日間で27名の参加がありました。
まずは「災害発生と上下水道~その時どうする?」と題した講義を受講いただき、災害に備えて普段から心掛けていただきたいことや、上下水道局の災害への取り組みについて説明しました。
続いて、各小学校に配備を進めている、容量1,000リットルの組立式仮設給水タンクの組み立て方を紹介する動画を視聴、この後の応急給水訓練の予習をしていただきました。
ヘルメットや軍手を付けて場所を移動し、いよいよ応急給水訓練のスタート。2班に分かれて、まずは動画で見た組立式仮設給水タンクを、災害時に給水班として活動する職員のアドバイスを受けながら組み立てました。みんなで協力し合い、30分程度で手際よく仮設給水タンクが組みあがりました。
給水班の職員が、スタンバイしていた給水タンク車と仮設給水タンクをホースでつなぎ、ポンプで水を仮設給水タンクに給水する様子を見届けた後、非常用給水袋やポリタンク、ペットボトルなどさまざまな容器に水道水を入れて、持ち帰るときを想定した運搬体験をしました。水を運ぶには、手に持つより背負うほうが楽なことを皆さん実感されていました。
訓練を終えて会議室に戻り、水の備蓄や災害対策への質問や意見をお受けし、第3回会議を終えました。
会議室で講義の受講中
仮設給水タンクを組み立てました
訓練用にタンク車もスタンバイ
タンク車から水を給水する様子
非常用給水袋を背負ってみました
色々な容器に水を入れてみました
参加者アンケートからは、「スタッフのこの事業にかける思いがよく伝わってきた」、「座学だけでなく実地訓練の大切さを学んだ」、「自助→共助→公助の繋がりと役割がよく分かった」といったご感想をいただきました。
また、仮設給水タンクの組み立てについては、「簡単だった=9人」、「普通=10人」、「難しかった=7人」と結果が分かれましたが、「重たいがよく考えて作られている」、「給水口の取付は初めてだと難しいかも」、「災害時に年配の方が組立てられるかは半信半疑だ」とのご感想をいただきました。
災害が起こらないに越したことはありませんが、お住まいの地域で組立式仮設給水タンクの組立て機会があれば協力したい、とお答えくださった方も多数おられ、「共助」の種まきができて嬉しく思います。
第2回上下水道モニター会議
令和5年(2023年)6月10日(土曜日)、6月14日(水曜日)
今回は、本市が供給する水道水の約1割を作っている柴原浄水場(宮山町)の見学を行いました。ご家族にもご参加いただき、2日間で35名のモニターと同伴者15名の参加がありました。
まず、浄水場の職員が、本市の水道事業や施設について概要を説明。浄水過程をイメージしていただくために、小学4年生向けに行っている水道出前教室の実験器材を使って、沈殿・ろ過・残留塩素実験をしていただきました。水の汚れが固まりになって沈んでいく様子や、水に塩素が含まれているかどうか調べる薬品を入れて色が変わる様子に、「おー」と驚きの声を上げていました。
いよいよ、安全ヘルメットを被り施設見学スタート。はじめに、屋内にある理化学試験室(水質試験を行うところ)と中央監視室(場内外の水道施設の運転管理・監視を行うところ)を見学しました。
ろ過実験に挑戦
水質試験の様子を見学
中央監視室
続いて、屋外に出て、浄水に使う薬品の貯蔵タンクと着水井(取水した原水が到着するところ)→高速凝集沈でん池→ろ過池→水質計器室と、浄水過程順に見学しました。ろ過池では、「逆洗」という、ろ過池の汚れを洗い出す様子を見ていただき好評でした。
参加者は、質疑応答の時間を設けるたびに熱心に質問をされており、有意義な時間となりました。
薬品の貯蔵タンク
高速凝集沈でん池
ろ過池で「逆洗」の様子を見学
会議後の参加者アンケートでは、「実験も面白く、学生時代に戻ったようでした」「安全安心な水道を維持管理する大変さが理解できました」「水道水作りの原点心臓部を見学させていただき、只々驚きの連続でした」などのご感想をいただきました。
柴原浄水場では、1名から施設見学を受け付けています。ご興味のある方はお気軽にお申し込みください。
第1回上下水道モニター会議
上下水道事業管理者からのご挨拶
令和5年(2023年)5月24日(水曜)
今年度の第1回上下水道モニター会議は、33名の方にご出席いただき、局庁舎4階会議室にて開催しました。
まず、吉田上下水道事業管理者から挨拶を行い、1年間のモニター活動を通じ、上下水道のファンになってもらい、ご家族やお知り合いにも伝えて広げて欲しいと呼びかけました。
その後、局職員がパワーポイントのスライドを映しながら、上下水道事業の概要説明を行いました。
和やかに自己紹介
続いて、今年度モニターの皆さんにあらかじめご提出いただいた自己紹介文をもとに、モニター参加の動機などをお話いただきました。「子どもが持ち帰ってきた『ミズトキ』で興味を持った」、「上下水道施設を昔から見学してみたかった」、「災害・故障などで断水を経験し、地元のライフラインのことを知っておきたい」など、様々なきっかけから、豊中の上下水道のことを知ろうと、会議に出席してくださった皆さんの思いを参加者で共有できました。
職員が質問に回答しました
また、事前にお寄せいただいていたご質問(「水道管は地震が起きても大丈夫か」、「水道水がおいしくなったが、工夫はあるのか」、「家庭から出る生ごみを下水道に流せないのか」、「下水処理場から出る汚泥の再利用は?」、「上下水道の収支は広域化で改善するのか」)などにも時間の許す限りお答えしました。会議進行の都合で、取り上げることができなかったご質問などは、今後の会議で順次回答をしてまいります。
上下水道モニター制度が始まって以来、初めて50名の皆さんと活動を共にすることになりました。施設見学やアンケート、会議などを通じて、皆さんからの貴重なご意見をお聞かせいただきたいと思います。1年間よろしくお願いします。
お問合せ
上下水道局 経営部 経営企画課
〒560-0022 豊中市北桜塚4丁目11番18号 豊中市上下水道局3階
電話:06-6858-2921
ファクス:06-6858-4883
