地域自治組織 交流会
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更新日:2023年3月30日
地域自治組織 交流会
日 時:平成31年(2019年)3月2日(土曜)午前10時から午後零時まで
場 所:生活情報センター くらしかん 3階体験学習室
参加者:14名
アドバイザー:京都市まちづくりアドバイザー
他校区の事例を知り、気軽に意見交換できる場を望む声が上がっている中、それぞれの校区の活動状況などを共有しながら取組みを振り返り、意見交換の中から得られる様々な視点や方法を今後の活動にいかすことを目的に開催しました。
また、京都市まちづくりアドバイザーとしてご活躍されている深川光耀さんに、他の自治体での取組み事例を交えながら活動の振返りや今後に向けた取組みの意見交換を進めていただきました。
京都市まちづくりアドバイザー 深川光耀さん
自己紹介と話し合いたいテーマの募集
自己紹介の様子
参加した今の気持ち(ワクワク、ドキドキなど)と合わ
せて自己紹介しながら、参加者が感じているまちづくりの
課題やこれから取り組みたいことを出し合い、各テーブル
で話し合いたいテーマを考えました。
グループワークと発表
話したいテーマについて、KPT(※)による意見交換、事例紹介
※KPT(ケプト)とは、Keep/Problem/Try の略で、振り返りのためのフレームワーク
テーマ:担い手不足(地縁サポーター)
Keep(よかったこと、続けること)
・「地縁サポーター制度」という新たな仕組み
「やりたいことを、やりたいときに、やりたいようにできますよ」と呼びかけて人を発掘する枠組み
Problem(問題)
・地域活動に関心を持つ人が減っている
Try(試み、次にやること)
・「地縁サポータ制度」で地域に埋もれている人材を発掘する
深川さんからのコメント、アドバイス
・やりたいことを募って人材を発掘し、担い手を育てることにこれから取り組まれようとしていますね
グループワークと発表の様子
テーマ:子どもと高齢者のドッキング
Keep(よかったこと、続けること)
・小学校にある畑を活用し、収穫祭などで子どもと高齢者が交流できる場にする
・子ども食堂を実施している
Problem(問題)
・朝ごはんを食べていない子どもがいる
Try(試み、次にやること)
・おやじの会など男性同士のつながりを活用
深川さんからのコメント、アドバイス
・北丘小学校にある「畑のある交流サロン」の情報はぜひ共有してください
・京都では、おやじの会は幼稚園や小学校などにほぼあり、子ども食堂や登下校時のサポートを実施している地域もあります
・おやじの会には、中小企業の経営者である人やホームページの作成を職業としてる人がいたりしますので、子ども食堂の経営などで力を発揮してもらえる可能性があります
グループワークと発表の様子
テーマ:つながり(全世代交流、情報提供方法、防災訓練ネタ)
Keep(よかったこと、続けること)
・世代間交流としてひな祭りを実施し、町会の女性たちのつながりを持つ
・関西学院大学の学生との連携
Problem(問題)
・地域活動に参加する学生が少なく、直接声をかけないとなかなか参加につながらない
Try(試み、次にやること)
・高校の文化祭に行って、それぞれのクラブと直接話をしてみる
深川さんからのコメント、アドバイス
・いろんな学生がいるので、地域に学生を受け入れる度量が必要となります
・忙しい学生生活の中、学生はタダでは地域活動に参加しにくいので、学ぶべきものを用意してください
例えば、地域の歴史や地域活動に対する想いなどを教えてもらえるといった、そこでしか得られない関係性を築くことは大切となります
グループワークと発表の様子
テーマ:情報発信
Keep(よかったこと、続けること)
・文字を減らして見やすくする
・広報誌の全戸配布
Problem(問題)
・全戸配布の配布方法
・広報誌づくりの好きな人材発掘
Try(試み、次にやること)
・子どもから高齢者まで皆に興味を持ってもらえる紙面づくり
・掲示板を増やすと同時に、ホームページを充実させる
深川さんからのコメント、アドバイス
・どなたに見てもらえることと発信し続けることが大切になります
・長崎県では、65歳以上の方が集まって「ダンガーズ」という情報誌を発行し、団塊の世代の人たちが地域活動へ参加できるようにイベント情報などを紹介していますので、ある特定の方々をターゲットにして地域参加を促す方法もあります
グループワークと発表の様子
人材不足や有償性に関する深川さんからのコメント
・京都では、会計や広報、資料作りなどを有償で実施している地域があります
・久留米市では、協議会の事務局長や事務員を地域住民から有償で雇うことで新たな人材発掘や事業につながった事例もあります
参加者アンケート
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