世代を越えて集う場所 ―新田南公民分館の活動―
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更新日:2026年2月17日

公民分館は豊中市独自の社会教育組織であり、公民館で行われている生涯学習や文化活動などをより身近な地域で取り組んでもらうことを目的に設立されました。
豊中市では全39小学校区に公民分館があり、地域住民が主体となって運営しています。
今回は、新田南公民分館が開催する市民体育祭に参加し、18年間公民分館長を務めた山内前公民分館長と、今年からその役目を引き継いだ酒井公民分館長に、
今回の体育祭や新田南公民分館についてのお話を伺いましたので、ご紹介します。
目次
大盛り上がりだった市民体育祭!
地域をつなぐ公民分館
地域活動の将来像
大盛り上がりだった市民体育祭!

酒井隆太公民分館長(左)と山内理恵前公民分館長(右)
―本日の体育祭はどうでしたか?
山内さん 参加者全員が全力で競技に参加し熱い応援を繰り広げていたので、一体感を強く
感じることができました!
酒井さん 雨天のため、当日朝6時に急遽体育館開催に変更しました。急な変更でしたが、熟練の分館メンバーを
中心に各団体やボランティアの方々の協力のおかげで設営変更し、時間通りに
開催することができました。
地域住民だけでなくサッカーや野球、ソフトボールなどの青少年団体など、
多くの人が参加してくれてとても盛り上がりました!
―非常に盛り上がっていましたね!この市民体育祭はどのような流れで開催に至っているのですか
酒井さん この市民体育祭では、運営するための全体会議は一度しか実施しませんでした。
そのため、この会議以降は、LINEで連絡を取り合いながら、備品の買い出しや作製、前日準備から
当日まで全員が協力し合って体育祭を運営しています。
山内さん 事前の打ち合わせがなくても、公民分館の各メンバーが、自分で色々と気付いて
動いてくれます。これは新田南公民分館の強みの一つだと思います。
世代交代によってメンバーは変わっていきますが、運営方法が引き継がれているので、
各メンバーが積極的に動いてくれます。
―他にはどのようなイベントを運営されているのですか
酒井さん 体力測定会、ソフトボール大会、文化祭、音楽祭、新成人の集いなど
数多くのイベントを運営しています。
例えば体力測定会では、コロナが流行している中でも実現可能な取組みを模索しました。
その時、他の公民分館では体力測定会を実施しているという話を聞いたこともあり
新田南公民分館でも取り入れることは出来ないかと思い、開催しました。
体育祭の再開後、体力測定会の継続有無を聞いてみたところ、今後も続けてほしいという
意見を頂いたので、今も続けています。
文化祭についても地域の皆さんの要望を大切にしています。
今年の文化祭ではベイブレード体験会を新しく増やしました。また、ネイリストさんを招いた
ネイルブースは毎年整理券を配るほど大人気です。
―非常に盛り上がった体育祭ですが、数多くの地域の皆さんが参加されている理由を教えてください
山内さん 皆さんやっぱり楽しいから来てくれているんだと思います。
酒井さん そうですね。サッカーや野球、ソフトボールの青少年団体があるんですが、彼らがいつもしているスポーツ以外のイベントは
新鮮なようで、積極的に参加してくれますし、すごく楽しんでくれています。
―イベントをPRするにあたり、工夫していることを教えてください
酒井さん まわりの人に「こういうイベントがあるから参加してくださいね」「よかったら来てくださいね」と
声掛けをしていました。また、若い世代や新たにこの地域に来られた人には掲示板やSNS、PTAや
各団体を通じてこどもから大人まで全世帯に届くように周知を行いました。
今後も、特定の掲示板にしか情報が載っていないことがないように、何種類か情報を見られるツールは
持っておきたいなと思っています。
山内さん この地域は転出入が多いので、垣根が低く、新しく来た人もすっと入りやすい印象がありますので
参加しやすいのではないかと思います。すでにできていたコミュニティに入るというよりは、参加者でつくっていくようなイメージです。
酒井さん 「初めて来たよ」って人はどのイベントでもいます。うれしいですね。
―PR活動をしてよかったことはありますか
酒井さん 過去にイベント情報がどこに載っているのかわからないというご意見をいただいたこともありました。今はインスタグラムに情報をこまめに
アップしています。イベント参加者からは「インスタ見てます!」とお声がけをいただくこともあり、地域の皆さんにイベント情報が
周知されつつあるのかなと感じています。
地域をつなぐ公民分館
―公民分館活動で大切にしていることや、楽しんでもらうために意識していることを教えてください
山内さん 自分たちが楽しんでやっていれば、地域の皆さんにも楽しんでもらえるのかな、と思っています。自分たちが楽しくないと感じるものを参加者に
楽しく感じてもらうことは少し違うかな、と思います。
酒井さん 私も同じ気持ちです。新田南公民分館では、新たなイベントの企画があった際は前向きに支援し、行事ごとはまず
自分たち主催側が楽しもうという気持ちで活動しています。そのようなマインドが地域の一体感を高めたのではないかと思います。
山内さん 他の公民分館長も同じだと思いますが、それぞれ地域愛が強いイメージがあります。
時々、東部ブロックは各分館長の仲が良く、たくさんの情報を交換したり共有しています。
―公民分館活動で大切にしていることや、楽しんでもらうために意識していることを教えてください
酒井さん 公民分館は地域が連携するためにあるものだと思っています。
そのために、体育祭や文化祭というツールを使って、「地域の皆さんを繋げる」ということを意識して活動していきたいと思っています。
山内さん 公民分館ができて2,3年目から公民分館長を務めましたが、イベントを行う度に参加してくれる地域の皆さんにはいつも感謝しています。
私たちだけが頑張っているから分館があるのではなく、地域の皆さんがいるからこそ新田南公民分館が成り立っているんだなと強く感じています。

パン食い競争の様子

玉入れの様子
地域活動の将来像
―今後はどんな取組みをしてみたいですか
酒井さん 新田南地区では約9,000人が住んでいますが、今日の体育祭に参加した数は約200人から300人ほどです。
まだ90%以上の住民が参加する余地があるということです。
個人的な夢は、全地域住民参加型のキャンプファイヤーをして地域の皆さんがなにかしらで”繋がり”をもち、これまでに以上に地域が
”繁栄”するように盛り上げていきたいと思っています。
そのためには、まだ地域イベントに参加されたことのない人が参加したくなるような企画を考えていきたいです。
―新しい公民分館長へ引き継いでもらいたいことはありますか?また、引き継いでいきたいことはありますか?
山内さん 私は18年間公民分館長を務めてきました。その間、大変だったことがたくさんありましたが、そんなことを気にせず、
酒井さんには自分のカラーを出して公民分館を運営してほしいです。
企画を考えるばかりでは話が進まないので、やりたいと思うことは一度好きなようにやってみて、失敗したらやめればいいだけだと思います。
酒井公民分館長には突然お願いをしたので、のびのびやってほしいです。
酒井さん 私は今の公民分館の空気や雰囲気が気に入っています。
新田南公民分館は、山内前公民分館長をはじめとした多くの関係者の力によって「やりたい」と思ったことをやらせてもらえる
環境になっていると感じています。
これからもこの空気感を保ちながら続けていきたいと思っています。
編集後記
“公民分館”と聞くと、昔から居住している人が独特の雰囲気を形成していて新しく入りにくいのかなと思っていました。
しかし、住民の転出入が多い地域という特性から、新しく転入して来た人にも参加してほしいという意向を感じました。
インタビューの中で、酒井公民分館長、山内前公民分館長のお二人から「感謝」「皆さんのおかげ」という共通の言葉がありました。市民体育祭を運営するための
全体会議は一度だけで、当日は関係者全員で協力し合って体育祭を運営しているという点も、運営する皆さんの
思いやりの気持ちがあるからできることなのだろうと感じました。
そういった雰囲気が当日の盛り上がりや、競技に参加する人を応援し笑顔で盛り上がっている姿につながっているのだろうと思いました。
そして、新しく就任された酒井公民分館長をはじめ良いものは取り入れていこうという姿勢をひしひしと感じました。
今後、豊中市の職員として働いていくなかで、地域で活動している皆さんが更に豊中市に愛着をもっていただけるような取組みを考えていきたいです。
また、仕事に楽しんで取り組むことが事業の盛り上がりと成功を生むことも感じました。楽しみながら真剣に仕事をする姿勢が大事だと
改めて感じ、その気持ちを忘れないようにしたいです。

山内さん酒井さんと3年目職員
お問合せ
総務部 人事課
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎4階
電話:06-6858-2019
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