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ロタウイルス感染症

ページ番号:128295736

更新日:2023年4月1日

ロタウイルス感染症について

  • ロタウイルス感染症の主な症状は、急性胃腸炎(ロタウイルス胃腸炎)であり、ときに脱水・けいれん・肝機能異常・腎不全・脳症等を合併します。
  • ロタウイルス胃腸炎の多くは突然の嘔吐・発熱に続き、水様性下痢を認めます。発熱を伴うことが70~80%程度あり、回復には1週間ほどかかります。
  • ほとんどの場合は1週間程度で回復しますが、下痢・嘔吐による脱水症状が強い場合や、合併症を併発した場合は入院が必要であり、乳幼児の急性胃腸炎の入院の中で最も多い感染症です。
  • ロタウイルスは感染力が非常に強く、衛生状況に関係なく5歳までにほとんどすべての乳幼児が感染します。初めてロタウイルスに感染した際は特に重症化しやすいため、ワクチンの接種は早い時期に完了させましょう。

ワクチンの種類による接種回数・接種期間

ロタウイルスワクチンには2種類のワクチンがあります。接種するワクチンによって接種回数、接種期間終了日が異なります。
途中でワクチンを変更することはできません。どちらか一方のワクチンを続けて接種してください。
どちらのワクチンを接種しても、予防効果・安全性に変わりはありません。

ワクチンの種類 回数 接種間隔 接種期間
ロタリックス(1価) 2回

1回目(出生14週6日までに接種
↓  中27日以上
2回目

出生6週0日~出生24週0日まで
(標準的には生後2か月から開始)

ロタテック(5価) 3回

1回目(出生14週6日までに接種
↓  中27日以上
2回目
↓  中27日以上
3回目

出生6週0日~出生32週0日まで
(標準的には生後2か月から開始)

※出生●週●日とは、誕生日の翌日を出生0週1日として算出します。
※月齢があがるにつれて、「腸重積症」を発症する者が増加することが報告されています。1回目の接種は出生14週6日までに接種しましょう。(2回目以降の接種は出生14週6日の前後いずれでも接種できます)

接種期間早見表

お子さんの生年月日より日付を確認し、定期接種の規定期間を超えないようにご注意ください。

接種方法

  • 接種の際は母子健康手帳を忘れずに持参してください
  • 予防接種予診票は、予防接種手帳に添付されている他、保健所(中桜塚)、千里・庄内保健センター、市内の予防接種取り扱い医療機関にも置いています。
  • 定期の予防接種はすべて個別接種となりますので、下記の取扱医療機関でご予約のうえ、接種してください。

※事前に手続きが必要です。

接種費用

無料
※ただし、規定週数外の接種は任意接種となり、有料となります。
※任意接種の場合、健康被害が生じた場合に予防接種法に基づく補償が受けることができないため、ご注意ください。

ワクチンの種類

生ワクチン(経口接種:口から飲むワクチン)

  • ロタワクチンは、生ワクチンですが、注射ではなく口から飲むワクチンのため、次の異なる種類のワクチン(新型コロナワクチン以外)を接種する場合でも接種間隔に規定はありません。
  • 新型コロナワクチンと他のワクチン(インフルエンザワクチン以外)は互いに、片方のワクチンを接種後、2週間後の同じ曜日の日から接種可能です。また、新型コロナワクチンと他のワクチン(インフルエンザワクチン以外)は同時接種ができません。

留意事項

接種前後に気を付けること

  • 接種当日は、朝からお子さんの状態をよく確認し、普段と変わったところがないことを確認してください。
  • 37.5度以上の明らかな発熱がある場合は接種できません。また、未治療の先天的な消化管障害のある人や、過去に腸重積症をおこした人、重症複合型免疫不全(SCID)のある人も、接種できません。
  • お腹がいっぱいで上手にワクチンが飲めなかったり、吐き出したりする場合がありますので、接種前後30分程は授乳を控えることをお勧めします。
  • ワクチンをうまく飲み込めず、吐き出してしまった場合でも、わずかでも飲み込めていれば、ワクチンの効果には問題がありませんので、再接種する必要はありません。
  • 接種直後は医療機関で30分程様子を見てから帰宅しましょう。
  • ワクチン接種後2週間程は、便の中にワクチンのウイルスが含まれる場合があります。おむつ交換の後など、丁寧に手を洗ってください。
  • 体の変化があった場合や腸重積症を疑う症状があった場合は速やかに医師の診察を受けましょう。

腸重積症について

腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです(下図)。
国内外の調査から、ロタワクチンの接種後(特に1週間)に腸重積症のリスクがわずかに増加する可能性があるとされています。
0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こる病気で、もともと、3~4か月齢頃から月齢が上がるにつれて多くなります(下グラフ)。
早めに接種を開始し、早期に接種を完了させましょう。

腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後早く治療すれば、ほとんどの場合手術をせずに治療できます。

以下のような症状が一つでも現れたら、腸重積症が疑われます。

  • 泣いたり不機嫌になったりを繰り返す
  • 嘔吐を繰り返す
  • ぐったりして顔色が悪くなる
  • 血便がでる

このような症状に気づいたら、速やかに接種した医療機関を受診してください。
接種した医療機関とは別の医療機関を受診する場合は、このワクチンを接種したことを医師に伝えてください。

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お問合せ

豊中市保健所 健康危機対策課 ワクチン係
〒561-0881
豊中市中桜塚4丁目11番1号
豊中市保健所
電話:06-6152-7329
ファクス:06-6152-7328

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