春日大社南郷目代今西氏屋敷
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更新日:2023年5月11日
国指定史跡
春日大社南郷目代今西氏屋敷
(かすがたいしゃなんごうもくだいいまにししやしき)
所在地:豊中市浜1-8-23
指定年月日:平成21年(2009年)2月12日
左 南郷春日神社 右 長屋門斜め
寿永2年(1183年)豊中市桜井谷、原田、小曽根、服部、穂積の一帯に広がる摂関家の荘園「垂水西牧(たるみにしまき)」が奈良春日社に寄進されたのを契機に、社家の中から現地管理をおこなう目代(荘官)として、また南郷春日神社の祭祀を司るため下向した今西氏の屋敷です。
現在も今西氏が居住する屋敷地は、かつて外堀をめぐらした方2町(約216m四方)の範囲があったとされ、その中央に南北1町(108m)、東西半町(54m)の居宅を構えるものです。発掘調査でも、その堀跡などの遺構が各所で確認されています。
現在、屋敷地には宝永8年(1711年)建築の主屋、延享3年(1746年)に奈良春日社の若宮社殿を移築した南郷春日神社本殿があり、伝来する膨大な中世文書からも当時の様子が総合的に復元できる貴重な史跡として国の指定を受けています。
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