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桜井谷2-19・2-24窯跡

ページ番号:713491774

更新日:2023年5月11日

写真

市指定文化財
桜井谷2-19・2-24窯跡
(さくらいだに・かまあと)
所在地:豊中市北緑丘2丁目
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日
左2-19窯跡 右2-24窯跡

 桜井谷は、市域北部に位置する幅約500mの大きな谷で、この谷の両岸約3kmにわたって古墳時代における須恵器(すえき)生産の窯跡群が分布しています。この谷の東側に位置する2-19・2-24窯跡は群内でも北部にあたり、標高65m前後の段丘上にあります。両者とも構造は半地下式のもので、地山を堀りこみ天井(てんじょう)部をスサ入り粘土により架設する構築方法をとっています。床面は緩い傾斜をもち、焚口(たきぐち)から燃焼部、焼成部そして煙道(えんどう)部へと上方に伸びつつ幅をせばめます。
 2-19窯跡は、残存する主軸長約9.5m、中央部の床面幅約1.8mを測るもので、焚口・天井部・煙道部分は失われていましたが、ほぼ構築当初の規模を推察できます。
 2-24窯跡は、現状で焚口から後端まで9.5m、最大幅2mを測ります。焚口の前面には幅14mの範囲に灰原(はいばら)が分布しており、この中から出土した遺物をみると、この窯の操業期間が古墳時代の後期から末期にかけてであることが知られます。2-19窯も同時期のものですが、2-24窯が若干これより遡るものと考えられます。いずれも現在緑地帯として保存されています。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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