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奄美大島の高倉

ページ番号:957102082

更新日:2023年5月11日

写真1

府指定有形文化財
奄美大島の高倉(旧重光家高倉)
(あまみおおしまのたかくら・きゅうしげみつけたかくら)
所在地:日本民家集落博物館(豊中市服部緑地1-2(旧奄美大島宇検村部連))
指定年月日:昭和49年(1974年)3月29日
 奄美大島や沖縄には高床式(たかゆかしき)の倉が残っています。このような高床倉(高倉)は台湾やフィリピンなどの南方地域にその起源があると思われます。古代には日本国中に存在していたと考えられますが、現在では南西諸島や八丈島にわずかに残るのみとなりました。本高倉は昭和33年(1958年)に重光家屋敷地内にあったものを移築したものです。
 高倉は穀倉であり、主として穀物を貯蔵していました。他に衣類・長持・魚肉(干物)・豚肉なども貯蔵していたようです。その構造は湿気を防ぐように造られているため、湿度の高いこの地方には非常に適したものです。また、脚の部分は堅い木(イジュ)でつくられており、ネズミが爪をひっかけて登ることができないようになっています。四方の壁は外側に傾斜し、床とほとんど水平になっていて、竹の網代(あじろ)で組みこまれているため通風がよいようになっています。高倉の登り降りは、丸太にキザミを入れた原始的な一本梯子を使用します。
 沖縄本島などでも、集落と離れた位置に倉がまとめて建てられていて、倉原(くらんばーる)と呼ばれていました。集落がもし火災等の災害にみまわれても、食糧や種籾(たねもみ)を助けるためです。奄美大島には大和浜に高倉群があります。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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