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越前敦賀の民家(旧山下家住宅)

ページ番号:332708301

更新日:2023年5月11日

写真1

府指定有形文化財
越前敦賀の民家(旧山下家住宅)
(えちぜんつるがのみんか・きゅうやましたけじゅうたく)
所在地:日本民家集落博物館(豊中市服部緑地1-2(旧福井県敦賀市杉箸))
指定年月日:昭和49年(1974年)3月29日
 滋賀県湖北地方には、縦割りの間取りを特徴とする民家が分布しています。この形式の民家のうち妻入りのものを伊香(いか)型、平入りのものを大浦(おおうら)型と呼んでいます。昭和38年(1963年)に移築されたこの民家は大浦型で、福井県西部から湖北地方にかけて分布する民家の典型的なものです。
 外壁は、柱を土壁に塗り込める大壁(おおかべ)づくりで、梁(はり)や柱などは豪雪地帯のため太い構造材を用いています。間取りは前面が土間で、後側は一段高くなって部屋が並び、家を二分しています。いろりのある手前の部屋は床が一段低く張られ、土間との間仕切りがありません。かつてこの部屋が土座(どざ)であったという名残りでしょう。土間も、ワラムシロを敷き、履物を脱いで使用していました。土座の生活から床板を張るにいたるまでの生活の移行過程の姿をよくとどめています。家の中央に出入口があり、右に厩(うまや)、左に炊事場があります。そして奥は、左手が寝室、中央がクチノマ、右側が座敷になっています。
 クチノマの前面左側の柱が大黒柱と呼ばれ、古くはその家の神を祀る場所でした。正月には雑煮や正月の御馳走をヤスツボというワラの容器に入れて大黒柱にそなえます。しかし、こういう柱の信仰も後には床の間や神棚に移りました。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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