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弓筈状鹿角製品

ページ番号:174896653

更新日:2023年5月11日

市指定文化財
弓筈状鹿角製品
(ゆはずじょう・ろっかくせいひん)
出土地:勝部遺跡(豊中市勝部・南空港町)
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日
 弓筈(ゆはず)とは弓の両端部のことで、弦を縛りつける部分を指します。弓筈状鹿角製品は各地で出土例がありますが未だにその用途ははっきりしません。名称のごとく弓筈として弓の先端にとりつけられたと思われるものもあれば、本例のように弦楽器(堅琴)の音締めと推察されるものもあります。
 現在大阪国際空港となっている勝部遺跡から昭和42年(1967年)に発掘されたこの資料は、弥生時代前期のものです。全長7.8cm、底部直径1.45cm、横には貫通する孔が6つ数えられ、うち2孔には栓が残存し、また最下部には貫通しない1孔があります。材質は鹿の角で、表面は全面に流水文が施されています。工芸品としても当時の一級資料といえるでしょう。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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