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小形ぼう製鏡(「ぼう」は、にんべんに「方」)

ページ番号:120979234

更新日:2023年5月11日

市指定文化財
小形ぼう製鏡(こがたぼうせいきょう)
出土地:山ノ上遺跡(豊中市宝山町)
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日
 直径6.1cm、厚さ0.4cmのこの小さな鏡は、中国の漢の時代の鏡をまねて日本で作られたものです。この種の鏡は主に九州で発見され、近畿地方での出土はまれで貴重な遺物といえます。
 鏡背面の構成は外側から順に、外縁、左回りの櫛歯文帯(せっしもんたい)、図文帯(ずもんたい)、円鈕座(えんちゅうざ)、円鈕(えんちゅう)と続きます。櫛歯文帯・図文帯間および円鈕座・円鈕間に各々突線を1条めぐらせ、円鈕には孔が1つ穿たれています。図文帯には様々な文様が観察できますが、判然としないものもあります。またこの鏡背面の全面に当初は赤色顔料が塗られていたようです。
 この遺物の年代は、共に出土した土器の時期からみて弥生時代後期と考えられます。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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