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土馬

ページ番号:497620949

更新日:2023年5月11日

市指定文化財
土馬(どば)
出土地:本町遺跡(豊中市本町)
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日
 この資料は、昭和58年(1983年)の本町遺跡の第1次調査の際、古墳時代後期前半の溝から出土したものです。
 首から頭部にかけて残存し、現存高約9.5cm、頭部長約7.3cm、幅約3.2cmを測ります。目・耳・口は細い棒状の工具で穿孔・切断をすることで表現し、たてがみは粘土を引き出して造形しています。また、粘土帯を貼り付けて面繋(おもがい)・手綱(たづな)が表現されており飾り馬の体裁がとられています。
 土馬は奈良時代の祈雨や水霊信仰などの祭祀に伴う遺物として平城宮跡などから多数発見されていますが、本例は形態的にみてもこれら奈良時代の土馬に先行するもので、その性格や祭祀の内容の系譜を考える上で貴重な資料といえます。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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