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木簡

ページ番号:473097512

更新日:2023年5月11日

市指定文化財
木簡(もっかん)
出土地:小曽根遺跡(豊中市小曽根)
指定年月日:昭和62年(1987年)9月1日
 この木簡には、表面に「蘇民将来(そみんしょうらい)□□□□」の墨書が認められ、呪符として使用されたと思われます。昭和56年(1981年)に行われた小曽根遺跡の調査で平安時代後期の遺構から発見されました。長方形の板材の一端に切り込みが入れられ、現存長17.2cm、幅2.4cm、厚さ0.6cmを測ります。
 蘇民将来の記事は「備後国風土記(びんごのくにふどき)」逸文(いつぶん)にみえ、武塔神(むとうのかみ)が一夜の宿を求めたところ、富裕な弟はこれを拒んだが、貧しい兄(蘇民将来)は歓待したのでその子孫は代々災厄をまぬがれたという説話が記されています。現在も、各地の社寺でこの呪符の流れをひくと考えられる札「蘇民将来子孫也」等)が配布されており、本資料はこの信仰形態の変遷をたどるうえで重要なものといえるでしょう。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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