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伊藤若冲筆 山水図

ページ番号:229833314

更新日:2023年5月11日

市指定有形文化財
伊藤若冲筆 山水図
(いとうじゃくちゅうひつ さんすいず)
所在地:豊中市小曽根1-6-38
指定年月日:平成29年(2017年)8月1日
 若冲画の主題が花鳥・草虫でほぼ占められるなか、山水図は本図も含め数点程度と希少な作例です。本図は台地上の描写と、断崖下の砂州に描かれた二艘の舟などから、隠者を訪ねる「訪隠図」とみられますが、背後にある門を山門と見れば、高僧を訪ねる「禅会図」に類するものと考えられるなど、本図は一般的な山水図ではなく、特異な構成によるものであるとわかります。
 樹林の上に「藤女鈎印」(白文方印)、「若冲居士」(朱文円印)の二印とともに「米斗翁七十五歳画」の署名があります。これは西福寺の襖絵「仙人掌群鶏図」(国指定重要文化財)のものと同じ年であり、しかも紙のサイズは襖とほぼ同じであり、紙継ぎがないところからみると、本図はこの襖絵の製作中にその余りの紙に描かれたことが可能性として考えられる点も非常に重要です。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501
豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-6858-2581
ファクス:06-6846-9649

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