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金禅寺木造十一面観音立像

ページ番号:461380539

更新日:2023年5月11日

府指定文化財
金禅寺木造十一面観音立像
(こんぜんじもくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)
所在地:豊中市本町5-3-64
指定年月日:昭和45年(1970年)2月20日
 黄檗宗(おうばくしゅう)の大応山金禅寺に、前身(寺院時代の十一面観音立像があり、本堂中央の厨子(ずし)の内部に秘仏として安置されています。
 本像は、左手に宝瓶(ほうびょう)を持ち、右手を下に垂れ、掌を外に向け、与願(よがん)の印相(いんそう)を示しています。像高は、145.8cmで、桧材の寄木造(よせぎづくり)です。口ひげ、顎ひげ、両肩の上に垂れた頭髪を墨で描いた形跡がみられるほかは、彩色はほとんどなく、素地のままです。目には玉眼を、白毫(びゃくごう)には水晶を嵌入(かんにゅう)しています。容貌は生々しく表現され、衣紋も力強く彫り出されています。頭内四面には陀羅尼(だらに)のような梵文があり、胎内四面にも観音経・般若心経などが書かれています。また、胎内の左太股のあたりに、鎌倉時代末の年号である正安2年(1300年)の墨書きがあり、市内における数少ない在銘仏像の中に連ねることができます。

お問合せ

教育委員会事務局 社会教育課 文化財保護係
〒561-8501 豊中市中桜塚3丁目1番1号 豊中市役所第一庁舎6階
電話:06-2858-2581
ファクス:06-6846-9649

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