同和問題
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更新日:2020年7月8日
先入観を持っていないでしょうか。
被差別部落(以下、部落という)は、全国各地に分布し、大都市の中心部にも、農村、山村、漁村にも、そして、過疎地や離島にも、部落はあります。世帯数の規模では、1,000世帯を超えるような大きな部落がある一方で、5世帯にも満たない小さな部落もあります。部落には皮革業者や食肉業者が多いという見方がありますが、皮革業や食肉業が盛んな部落は非常に少なく、部落における産業や職業は、地域によって、また部落によっても、とても多様なものとなっています。しかし、こうした多様な部落を私たちは、「貧しい」「仕事が特殊」などと、一面的なイメージでみているのではないでしょうか。部落問題をめぐっては、あまりにも誤解が多く、現在の部落の実態を直視することが大事です。
部落については、さまざまな誤解があります。
パネルにあるアンケート調査にもみられるように、部落というと、多くの人たちは「暗い」「貧しい」「閉鎖的」といった一面的なマイナスイメージでとらえがちです。部落は差別されているから、暗くて、閉鎖的なのだろう。部落は貧しいから差別されるのだろう。そして、差別の結果、貧しいのだろう。しかし、実際の部落は、そうした一面的なイメージではとらえきれません。地場産業が盛んな部落、サラリーマン世帯の多い部落、農家が多い部落、公営住宅が立ち並ぶ部落など、さまざまな部落があります。そして、それぞれの部落には、さまざまな人がいるのです。実際の姿を知ることが、部落に対する偏見をなくすことにつながります。
本当の姿を知ることが、部落差別をなくすことにつながります。
同和問題1
同和問題2
