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さまざまな人権問題

ページ番号:120169142

更新日:2020年7月8日

さまざまな人権問題

現在では、深刻な問題であると認識されている子ども虐待やドメスティック・バイオレンス(配偶者等からの暴力)にしても、以前は人権に関わる問題であるとは、みなされていませんでした。時代の変化とともに、人権問題は広がり、多様なものになってきています。ここにはさまざまな人権問題をあげましたが、これまであげた人権問題も含めて、どれが深刻で、どれが重要というわけではありません。それぞれの問題の当事者にとってみれば、自分の問題が一番深刻であり、第三者が深刻さの順序を勝手につけることなどできません。人権問題の多様さに気づいてみてください。

インターネットによる人権侵害

誰もが簡単に情報を発信でき、気軽にネットショッピング等を楽しめるインターネット。便利な反面、匿名で書き込みができることから、個人の名誉を傷つけたり、差別を助長する表現が流されるなど、人権に関わる問題を引き起こしているのも事実です。

ホームレス(野宿生活者)

自立の意思があるのに野宿生活を余儀なくされている人が増えています。そういったホームレスになった人々に対して、嫌がらせをしたり、暴行を加える事件が起こり、不幸にも生命を落とすといった事件も発生しています。これは人間の尊厳に関わる人権問題であり、無関心のままで済ませられることではありません。

セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)

私たちの社会は、性別は男と女の2つしかなく、自然と男は男らしく、女は女らしくなり、それぞれ異性が好きになる、これが普通で、当たり前だと考えています。こうした普通、当たり前から外れているとみなされた人たちがセクシュアル・マイノリティで、同性愛者やトランスジェンダー(心の性と身体の性が一致していない人たち)、インターセックス(男と女という性の二分法では分けられない人たち)など、多様です。セクシュアル・マイノリティは、周囲の無理解と偏見に苦しんでいます。

さまざまな感染症

すべての感染症が差別の対象となるわけではありませんが、HIV感染者・エイズ患者や肝炎患者など、社会の無理解や偏見に苦しんでいる人たちは少なくありません。感染症に対する正しい理解を広めることが新たな感染を防ぎ、差別をなくすことにつながります。

ハンセン病回復者

かつてハンセン病患者は強制的な隔離政策がとられた歴史があります。しかし、実際は感染することは極めて稀で、優れた治療薬も開発されています。しかしながら今も病気への無理解のために、多くのハンセン病回復者の地域社会への復帰や交流を妨げられています。

アイヌの人々

固有の言語や独自の豊かな文化を持つアイヌの人々。しかしながら、かつてのその文化を継承している人の高齢化により、その基盤が失われつつあります。また、アイヌの人々に対する理解が十分でないため、就職や結婚などにおいて偏見や差別も存在しているのです。

刑を終えて出所した人

刑を終えて出所してきても偏見や差別を受け、社会復帰が妨げられるケースが後を絶ちません。せっかく強い更生意欲を持っていても、社会に受け入れられないことがきっかけとなり、再び犯罪に走ってしまうといった残念なケースも生じています。

犯罪被害者等

犯罪の被害を受けた人が、追い討ちをかける中傷やプライバシー侵害などで二次的な被害を受けることがあります。勝手な思い込みや無責任な噂は、被害者やその家族を深く傷つけてしまうということを忘れないでください。私たちにできることは、犯罪被害者とその家族が平安な生活を取り戻すことができるよう、社会全体で支えていくことです。

ここに紹介している人権問題以外にも、婚外子(非嫡出子)、ひとり親家庭、個人情報の漏洩など、人権をめぐる問題が数多く存在しています。さらに、社会の変化に伴って、新たな問題が生じています。


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お問合せ

人権政策課 人権平和センター豊中
〒561-0884 豊中市岡町北3丁目13番7号
電話:06-6841-1313
ファクス:06-6841-1310

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